表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

266/645

捕虜からの搾血?


 改めて、ヌルの容姿を見つめる、ミリカ。


 その見た目は美しく豊満な肉体をしていた。


 背中まで伸びる長い黒髪は、かき上げヘアにされ、前髪は左側に垂らされている。

 顔立ちは、大人の女性と若い娘の中間と言った感じだ。


 円らな茶黒い瞳と、大きなアヒル口。

 薄い色合いのプリッとした、ピンク色の唇。

 全体的に、可愛らしい容姿をしていた。


 体つきは豊満な肉体であり、丸くて大きい胸。


 ムッチリとした丸いヒップと言う、女性アンデッドメンバー達全員よりも、恵まれた体つきをしていた。



「じゃあーーキャロルちゃん、スイッチを押して頂戴!」


「はぁいっ♥ お姉ちゃんっ!」


 ミリカの命令を聞いた、キャロルは石板型のタブレットを操作する。

 ミミズ達を動かして、ヌルの衣服を剥ぎ取っていく。


 ミミズ達は、ヌルの緑色の服に胸元や袖から、スルリスルリと浸入しては上手に衣服を脱がす。



「きゃっ! なっ! なっ! 何をするのっ!?」


 突然ミミズ達に衣服を剥がされた、ヌル。


 彼女は、絡み付くミミズ達の赤黒い体のヌメっとした感触に驚く。

 更に、下着姿にされたのが恥ずかしくて赤面する。



「あら可愛いわ? ヌルさんの下着は♥」


「ふふっ・・・貴女の血のはどんな味かなぁ~~? 取ぉっても楽しみだわぁ」


 五人の女アンデッド達は、これからどんな風に捕虜にした、ヌルを玩具として扱おうかと思案する。


 そのアンデッド達の内、ヌルの白い下着を見た、シャリルは可愛いと言って笑い。

 ミリカは、彼女の血の味がどの様な味なのかと待ちきれない様子であった。

 


「それでは、皆様? ヌルさんの美味そうな血を頂くとしましょう」


「そうだわよね~~? アタシ達もお腹が空いて、喉もカラカラだしぃ? 今すぐ血液を飲みたい気分だしねぇ~~」


 怯えるヌルに、ゆっくりと近付きながら邪悪な笑みを浮かべる、シニッカ。

 彼女は、腰の鞘から小型プッコナイフを取り出しながら提案した。


 賛同して、お腹が空いたと言って腹を擦り、喉も渇いたと舌をつき出す、ニウも捕虜に近づいて行く。



「さぁ~~? 貴女の美味しぃい血をミリカ様に捧げましょう」


「クスッ・・・お姉さま、どうぞ彼女を召し上がってくださいな」


「ちょっ! 貴女達はっ? ひっ!」


 ヌルの右腕に、スゥ~~とプッコの鋭利な切っ先を突き立てて薄皮を浅く切りつける、シニッカ。

 その腕から流れ出た血液を主である、ミリカに召し上がる様に進める、ニウ。


 ヌルは、プッコの刃を見ると喉に突き刺されて殺害されるのだと思い、刃を恐がり顔を剃らせる。


 二人は、ミミズ型触手生体兵器と共に彼女の腕や足、股下、臍回りを撫でる。


 優しくゆっくりと撫でたり、舐めて愛しい目付きで彼女を見つめる。

 それから二人は、ミリカが血液を舐めに来るのを待つ。



「ふむ? では頂きま~~すっ! っと! その前に・・・皆さぁ? 分かっているとは思うんだけど、ヌルちゃんに切り傷を付けた部分からは直接血を啜るのは厳禁よっ?」


 ヌルの身体に絡み付き、ミリカが血を啜るのを見ながら撫で回し続ける、二人。


 しかし、ミリカは立ち止まり、険しい顔付きになる。

 すると、四人に血を啜る時に直接啜るのは厳禁だと告げる。


 それは直接血を啜ると、ヌルはアンデッド化して人間の血を吸えなくなるからだと理由を説明した。



「くっ! ふぅっ? うぅ~~? いあっ!」


 ミミズ型触手生体兵器と共に、ヌルの身体を撫で回す、シニッカとニウ達。

 彼女達は白みがかった、ベージュ色の柔肌を執拗に舐める。


 彼女等のねちっこい責めに喘ぎ声を上げてしまう、ヌル。

 彼女は何とか耐え抜こうと手足を捩らせてもがく。

 だが、体を這い回るミミズ達も、シニッカとニウ達も、彼女を決して放そうとはしなかった。



「無様ねえ? まあ今の内にお姉さま、や私達を恨みなさい、どうせ貴女の運命は私達と共に堕落するだけ何だから・・・」


「そしたら、むしろ、涙を流して私達に感謝する様に成るんだよーー?」


 ヌルの責められている様子と、それを少し離れた所から眺める、シャリル。

 彼女は、小馬鹿にしたような邪悪な笑みを浮かべて、クスクスと笑う。


 子供特有の元気な声と、天使のような笑顔を向ける、キャロル。

 バンザイと、両手を上げて悪堕ち後の事を彼女は、ヌルに語る。



「くっ? うふぅ・・・そんな事は? 絶対に嫌よ!!」


「貴女が口でそうは言っても、どの道そんな事になるから人生諦めてねっ! ペロッ♥」


 自らが悪堕ちする事を強く否定する、ヌル。

 彼女に、人間としての人生を諦めなさいと言いながら傷口から垂れる血液を舐めり取る、ミリカ。



「うーーーーん!? おいしぃーーい♥」


 腕から流れ出る、ヌルの血液の味を誉める、ミリカ。

 その様は学校から帰ってきたばかりの子供のような笑顔を浮かべている。


 子供が冷蔵庫を開き、中に入っていたジュースを美味そうにがぶ飲みした時のように彼女は嬉しそうだ。



「みんなも久し振りの新鮮な血液を味わいましょうよっ!」


「では? 私も、お姉さまと御一緒に・・・」


「私も、ミリカお姉ちゃんと一緒に飲むぅ~~?」


「お姉さまぁ? アタシも頂っきまっすっ!」


「私は、皆の為に体を少し切らなきゃね?」


 笑顔で、みんな一緒に血を味わいましょうと、ミリカが言った。

 その言葉を聞いた、女アンデッド達も嬉しそうな笑顔を浮かべる。


 シャリル、キャロル、ニウ、シニッカ達はニヤニヤしながら歩き出す。

 それから、彼女達は一斉に、ヌルの豊満な肉体に狼の如く襲いかかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ