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先ずはレベルとか見せてくれよな?


(・・・ステータス・・・)


 ジョージは、ファレドを見つめた。

 頭の中で仲間達のLVや種族が分かるステータスを念じる。



『名前、ファレド、LV、1、種族、ズアーブ・ソルジャーゾンビ、職業、駱駝騎兵』


「ズアーブ・ソルジャーゾンビ?に・・・駱駝騎兵って・・・」


 ステータスの内容を見たジョージは、謎の種族名と職業名に頭を悩ませる。

 ファレドは、そんなジョージの呟きを聞いて、駱駝騎兵について教える。



「駱駝騎兵とは、名前の通り駱駝に乗った騎兵の事に御座います・・・えっと? 何とお呼びすれば宜しいでしょうか我が主?」


「あーー? 俺の名前はジョージ何だが、皆にはリーダーって呼ばれているんだ、だからファレドお前もリーダーって呼んでくれな?」


 ファレドは説明で駱駝騎兵の事をジョージに教えた。


 肝心の名前がまだ分からなくて困ってしまい。

 それを、ジョージは自らの名前を教え、本名よりもリーダーと呼んで欲しいと頼む。



「分かりました、リーダー」


「後は・・・隣に居るのがリュージン、その横のスケルトンはアレリオ、あっちの楽器を構えてるのがビョルンで、ラッパ銃を構えてるのがカブラルだ」


 ファレドが答えると、今度は仲間達の名前を一人ずつ教えて行くジョージ。


 そして、人通りの紹介が終わる。

 それから、昼ご飯の準備。

 連行してきたヌルの装備を確かめるために、各自に割り当てられた仕事に戻る。



「僕達は見張りに・・・」


「リーダー? 俺とリュージンはロースト肉を」


 ビョルンとカブラル達は、螺旋状の岩柱に見張り行く。


 アレリオとリュージン達は、ニードルランサーウルフの肉を解体へと向かう。

 それから、ロースト肉を調理しようと作業を続ける。



「俺は・・・あのヌルとか言う女性の装備を確認したいから見せてくれ」


「はい、良いですよリーダー様」


 ヌルの装備が見たいと言い出した、ジョージ。

 彼に、ファレドは素直に良いですよと答え、テーブルの上に置かれた袋とブローパイプを指差す。



「ファレド、俺に様は要らないからな?」


「はい、分かりましたリーダー・・・」


 ジョージは様付けで呼ばれるのは嫌だと伝えて、ファレドも了承した。


 そして、ヌルの装備を教えようとする。



「これは見ての通り、吹き矢ブローパイプ・・・そして袋の中からは短剣と毒針が見付かりました」


「他には食料のパンとビスケット、毒要り瓶と水筒変わりの瓢箪、薬草や毒性植物と茸か・・・」


 ファレドは、二メートル程の茶色い楔型の刃が先端に付いた、ブローパイプを見つけた。

 予備の毒針と短剣を見つけ、他にも色々とヌルの持ち物を調べる。


 それを隣で見ていた、ジョージは短剣と毒要り瓶以外は無いなと思う。


 彼は短剣と毒要り瓶を調べる。

 鞘から抜き取った短剣の形状は揺らめく炎を思わせる波打つ刀身だ。

 彼はそれを珍しい武器だと思う。


 一方、毒要り瓶は透明な瓶の中に紫色の怪しい液体が入っていた。

 瓶には、白い線で縁取られたドクロマークが描かれていた。



「どうやら、持ち物はこれだけの様ですね?」


「だな? それよりも持ち物の検証は終わったから他の仲間達の手伝いをしないとな・・・」


 ヌルの装備と仕事道具を、全て確認し終えた、ファレドとジョージ達。

 彼等は、ロースト肉の調理を行う、アレリオとリュージン達を手伝いに行く。



「これは邪魔ですね、脱ぎますか」


 ファレドは、着ていた蒼いロングコートの様な全身を覆うマントと顔を覆う布を脱ぐ。


 すると、彼の下に着ていた服装が見えた。



 彼の顔は一見すると、浅黒い肌はそのままに無数の小さな切り傷が付き。

 顔を左眉から鼻と唇を通り、右顎まで伸びた大きな切り傷が付き。

 戦士の様な顔付きだが、月に照らされた様な青い瞳は精気が無く、不気味な目付きとなっていた。



 頭には、紐の先っぽに馬の尻尾の様な紐飾りの付いた、真っ赤なトルコフェズを被る。

 ポケット等の各部が赤く縁取られた、ウィンターブルーの軍服を着て、腹には青いサッシュを巻いていた。


 ベルトの前方の腹部分には、黒い弾帯が一つ装備され。

 その右脇には茶色い皮袋が通されいた。

 下には、紅いタボダボのズアーブズボンを履き足には黒いブーツを履き。

 足首からはカーキー色のゲートルを巻いていた。

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