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囲まれた幽霊少女


「ちっ! ちょ・・・ちょっと皆私に!?」


「だーーめっ! キャロルちゃんは動けないよぉーー♥」


 近付いて来る女アンデッド達から逃げ出そうと。

 ジタバタと暴れてもがくキャロルは、両腕をガッシリとミリカに捕まれて動けず。



「フフ♥ キャロルちゃんっ! 今から私達が沢山可愛がって上げますからねぇ~~」


「そうそうっ! キャロルちゃんは私達の可愛い~~可愛い~~妹なんだからねっ! だから、とっても気持ち良くして上げるわよっ♥」


「フフフ? キャロルちゃんは幸せ者ねぇだって・・・こんなに優しくて綺麗な、お姉さん達に凄っく、撫で撫でして貰えるんだからさぁ~~♥」


 シャリル、ニウ、シニッカ達、女アンデッド達はミリカに押さえ込まれ。

 床に仰向けにされている、キャロルの周囲を囲むと、一気に擽りを始める。



「嫌ーーーーあっ!? あははっ!! あんっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ はうっ?! ん!っ んんっ!! あはっ! あはははっ♥ ああーーーーーーーー!?」


「こぉーーらっ♥ ジタバタしないのっ?」


「そうですよぉ~~キャロルちゃん? 足掻いても無駄なんですからぁ~~?」


 嫌がりながらも、顔に笑みを浮かべて、余りの気持ち良さに涙を流して喜ぶキャロル。

 彼女の体は、ミリカは両腕を掴んで放さず。

 シャリルが、左から。

 ニウが右からと、脇下から脇腹に掛けて擽り。

 シニッカは、両足の裏をこちょこちょと擽る。



「はははっ! あははっ・・・あ♥ はぁっ! はぁ? ふぅーーふぅーーー? ふっ・・・」


 ようやく、ミリカ達の擽りが一旦止まり。

 ほっとしたと思った、キャロルは荒い息を吐く。



「キャロルちゃん? こ・れ・でっ! 終わりじゃあ無いわよっと♥」


「キャロルちゃ~~んっ♥ ここからが本番ですよっ!」


 直も、ミリカとシャリル達は、しつこくキャロルを可愛がり。

 何度も、何度も、こちょばしを続ける。



「あはあぁぁァーーーーー!!??♥」


「キャロルちゃん、そんなに気持ち良かったぁ?」


「ほんとっ! キャロルちゃんは可愛い反応をするのねっ♥」


 ビクッと仰向けにした体を仰け反らせるキャロルを押さえ付け。

 擽り執拗を続ける、ニウとシニッカ。



「いやっ! いやあっ! 嫌々、嫌々、嫌々、嫌々、嫌々、イヤーーーーーーーーーーーー♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」


 この後も暫くの間キャロルは、ミリカ達の玩具にされて可愛がられながら苛められた。



「あはーー? あっあははっ?♥♥」


 ボーーと虚空を見つめる、キャロル。

 そんな彼女の、真上から笑みを浮かべるミリカ。


 そして、キャロルの体を起こすと、背中をほぐし始めた。



「ふむ? んンッ! ・・・んっ!? 」


「あははっ! どう、くすぐったい?」


 キャロルは、ミリカから肩を揉まれる。

 その横から、ニウとシニッカ達が再び迫る。



「うふふっ? 柔そうな脇腹ね~~? クスッ♥」


「さぁ、もう一頑張りしてねぇ? いくわよ、クスッ♥」


 キャロルに対して、交互に、ニウとシニッカ達が再び擽り始める。


 それに加えて、ニウはキャロルのお腹を撫でて、シニッカは足裏をなぞる。



 数時間もの間・・・五人の美しい女アンデッド達は遊び続けた後に疲れきった。


 彼女達は、再び体を洗い、汗と垢を落として湯船に浸かり。

 温泉で体を暖め終えると、湯船から上がり、体を拭いて服に着替え始める。



「ふぅ~~良いお湯だったわぁ~~」


「これで疲れきった体を癒やせましたね」


 温泉から出たミリカとシャリル達は、そう言いながら洞窟内をスタスタと歩く。



「それにしても? ちょっと可愛がり過ぎたかしら・・・」


「彼女・・・疲れきったのか、ぐっすりと寝ていますね?」


「良いんじゃないんですか、キャロルちゃんは幸せそうに寝ている事ですし?」


 ミリカは、ニウに、おんぶされているキャロルを心配そうに視線を向けて言う。


 ニウとシニッカ達は、本人が幸せそうで満足な顔をしているから良いのではと。

 二人も、眠っているキャロルに笑みを向ける。



 こうして・・・女アンデッド達は寝床と決めた遺跡を目指して歩いて行った。

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