優しく・・・そっと抱かれて悪墜ち
「お姉さんねっ? ミリカって言うのよ・・・キャロルちゃんとお友達に成りたくて、こうして一緒に温泉に入ってるの」
「黙れっ!? アンデッドが何をほざいているっ!!」
ミリカの言葉に、キャロルはそう叫んで怒りだす。
そして、彼女は更に目の前の女吸血鬼に楯突く。
「お友達に成りたい? なら何で私を拘束しているのっ! それに誰があんた達アンデッドの仲間に成るもんですかっ!?」
キャロルは威勢良く叫んでミリカに怒りの表情を向ける。
だが、女吸血鬼はそれを全く気にする事無く彼女をからかう。
「あははっ! 最初は皆そう言って私に楯突くのよ♥」
「くぅっーーこの・・・」
ミリカはキャロルをからかい続ける。
それに対して、彼女は歯を噛み締めて、怒りの表情を向け続ける。
しかし、その顔は温泉の温度の暑さとブラッドカクテルの酔いが回って来たのか。
先程よりも頬を、ほんのりと桃色に染めていた。
(・・・この子・・・もう直ぐで悪墜ちするわね♥ フフフ・・・)
ほんのりと頬を赤く染めるキャロルを見たミリカ。
彼女は、後少しの時間で堕ちるだろう。
そう思った。
「あらあら♥ 頬を赤く染めちゃって、こう成ったらもうお終いね・・・皆ぁ~~? キャロルちゃんも後一息で墜ちるから手伝って頂~~戴っ♥」
そう言うと、ミリカはニヤリと笑う。
彼女はキャロルの頭を抱える様に両手を当てる。
そうやって、目の前の少女が逃れられないようにガッチリと頭を固定した。
それから女吸血鬼は、少女の頬を両手で撫で続ける。
「はいっ! お姉さま喜んでっ♥」
「アタシも喜んでっ! 手伝います♥」
「私だって、お姉さまの為なら♥」
シャリル、ニウ、シニッカ達も笑みを浮かべ。
キャロルの体を弄くったり、まさぐったりして遊ぶ。
「くすぐったいでしょ~~」
「ふっ! んんーー!? ・・・ん・・・?」
ミリカから擽られた、キャロルは嫌がり逃れ様とする。
だが、彼女は、女吸血鬼に頭を両手で押さえ込まれてどうする事も出来ない。
(・・・ひぃ~~? くすぐったいよーー! ・・・)
キャロルは、女性アンデッド達のくすぐりに、暫くの間、その身を委ねる事しか出来なかった。
その後・・・。
ミリカ達アンデッドの四人は、数時間もの間。
湯船の中で、キャロルの体をくすぐり続けて遊び続ける。
(・・・そろそろ調度良い頃合いかしら? ・・・)
キャロルの身体をくすぐっていた、ミリカ。
彼女は頃合いと思い、両手をゆっくりと放す。
そして、自分の瞳を正面の少女の瞳とを合わせる。
ミリカが両手を放すと、キャロルは名残惜しそうに彼女の顔を見つめる。
その反応を見た、彼女は優しく語り掛ける。
「キャロルちゃん、もしかして私に抱っこして欲しいの?」
「・・・コクン・・・?」
ミリカが優しくキャロルに問い質すと、彼女はコクンと静かに頷いて答えた。
何時間もの間・・・。
ミリカ達アンデッド四人に体をくすぐられ遊ばれた、キャロル。
その精神は既に疲弊仕切っていた。
またジュースを飲まされた時、口の中を通って体内に入ったミリカの唾液。
それに含まれる、吸血鬼の因子。
固有スキル、血族化の効果が効いて来たのだろう。
彼女は、素直にミリカの言葉に従う様に成り果てていた。
「んん~~♥ 大分素直に成ってくれたのねぇーー? お姉さん嬉しくてキャロルちゃんの頭を撫で撫でして上げるぅ~~♥」
「嬉し・・・い・・・♥」
ミリカの優しい言葉を聞き、頭を撫でて貰ったキャロル。
彼女は、恥ずかしがりながら小さな声で嬉しいと答えた。
「じゃあ、キャロルちゃんは悪墜ちしてくれたのかなぁー?」
「はい・・・」
ミリカは、キャロルを可愛がり、その瞳を見つめながら言った。
女吸血鬼の言葉に視線を反らし、顔を背けながら嬉し恥ずかしそうに少女は答える。
「可愛~~いぃ~~」
ミリカはそう言うと、素早くキャロルに抱き着く。
その様子を見ていた他の女性アンデッド達は。
「ふふっ・・・お姉さま、キャロルも大分素直に成りましたねっ♥」
「キャロルちゃん、これからはアタシ達とも仲良く遊びましょうねっ♥」
横から見ていた、シャリルとニウ達も喜ぶ。
二人も、キャロルに抱き着く。
シャリルはキャロルを可愛がり頭を撫でる。
ニウは、キャロルを愛しそうな目で見つめながら頭を撫でる。
「キャロルちゃんは幸せ者ねっ♥ 綺麗で優しい~~お姉さんが四人も増えたんですもの♥」
シニッカはそう言って目を瞑って、後ろからキャロルに抱き付く。
それから、そっと優しく背中を撫でて包容する。
「・・・フフ♥」
キャロルは、四人のアンデッドのお姉さんに優しく抱かれて可愛がられる。
その頬を、更に赤らめて恥ずかしそうに笑顔を浮かべて無言で喜んだ。
こうして、キャロルは悪墜ちして、ミリカの性奴隷の一人に加えられた。
しかし、当人は沢山の姉に囲まれて優しさに包まれて幸せそうだった。