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魔法少女の仲間入り・・・するかな?


「んっ! 『ピクッ!』 ・・・」


 湯船に運び込まれたキャロル。

 彼女は暖かいお湯に浸かると一瞬だけ体を震わせて反応を示した。



「良く寝る子だこと・・・」


「ぐっすり眠って居ますね・・・」


 ミリカとシャリルだろう。は呆れた顔でキャロルの顔を覗いた。

 二人は、前髪を掻きほぐしたり、後頭部を撫でたりして弄くる。



「・・・ん? ん♥ ひゃんっ♥」


 ミリカとシャリルに弄くられた、キャロルは時折喘ぎ声を上げる。

 だが、眼を覚ます気配は一向に無かった。



「でっ? お姉さま、どうやったらこの子は起きますかね?」


「これだけ弄っても、反応が無いなら何か策を考えないと?」


 ニウとシニッカ達がそう言ってミリカに意見を具申する。

 しかし、彼女も良い案は何も浮かばなかった。


 その間も、彼女達は四人でキャロルの肩や腰を揉む。



「んんっ? ん♥ ひんっ!?」


 散々ミリカ達四人に弄くられたキャロル。

 彼女は、深い眠り就いたまま、苦悶の表情を浮かべて喘ぎ声を上げ続ける。



「はっ! 何ぃ!? いやぁーーーーっ!!」


 キャロルは眼を覚まして突然の状況に混乱した。

 彼女は、驚きの表情を浮かべながら、大声で叫び声を上げる。

 更に、手足をばたつかせて暴れ出した。

 

 

「ちょっ! 落ち着いてってばっ!?」


「あぁっ! こらっ!? やめっ?」

    

 ミリカとシャリル達は顔や体を蹴られたので、慌ててキャロルを押さえ込む。

 だが、彼女もこの場から逃げ出そうと必死で暴れる。 



「こらっ! お姉さまの前で失礼なっ!」


「暴れないで大人しくしなさいっ!!」


 ニウとシャリル達も、キャロルを押さえ込む。


 四人がかりでキャロルを拘束する、ミリカ達に対して、彼女は。



「いやぁーー変態いぃーー!?」


 キャロルはそう叫んで顔をぶんぶんと振るう。

 しかし、体を拘束されては流石に彼女も抵抗も何も出来無い。



「黙りなさいっ! お姉さまに対して失礼でしょうっ!!」


「そうよっ・・・お姉さまに何て態度をするのよっ!」


 ニウとシニッカ達も力を更に強く入れてキャロルを押さえる。

 そうしている内に、シャリルは良い事を思い付いた。



「あっそうだわ!? お姉さま、アレを飲ませましょう」


「あ~~あっ! シャリルちゃん、アレねっ!」


 シャリルはそう言って邪悪な笑みを浮かべる。

 ミリカも、アレが何か直ぐに理解して、口元を歪めて邪悪な笑みを浮かべる。



「お姉さまっ♥ アレをご用意しましたっ」


「お姉さま? アレ・・・いやっ?」


 二人のやり取りを聞いた、ニウが(アレ)を準備良く用意した。

 彼女は怯える、キャロルの口を即座にこじ開ける。

 そして、例のアレが入った水筒を無理矢理飲ませていく。



「キャロルちゃん、ブラッドカクテルは飲みにくいだろうし、代わりにグレープジュースにしといたからかね」


 中身は勿論、ブラッドカクテルが入っている。

 かと思いきや、ニウが持って来たのはグレープジュースに血液を混ぜた物だった。



「ふごっ!? 『ゴクッゴクッゴクッゴクッ』ぷっは? はぁ? はぁ・・・う?」


「アレって? やっぱり、私も飲まされたお酒の事だったのね・・・」


 体を四人の女アンデッドに押さえつけられ、アンデッド化ジュースを飲まされた、キャロル。

 彼女は、ゴクゴクと苦しそうに喉を鳴らし。

 人間の血とアルコールの混ざった液体を飲んでいく。


 それを見て、シニッカは前に自分も飲まされた事のあるお酒だと気づく。

 この子もいずれは私のように脳まで。

 いや、心までもアンデッド化するのであろうとおもった。



「キャロルちゃ~~ん、どう? 美味しかったあ♥」


 ミリカは妖しい笑みを浮かべつつ。

 相変わらず拘束されている、キャロルに優しい言葉を掛ける。



「・・・・・・・・・」


 ミリカから、ブラッドカクテルの味の感想を聞かれたキャロル。

 彼女は口を固く閉じて、黙り込んでしまう。



「ふふっ? キャロルさん♥ お姉さまが、ジュースの味を聞いているんですよ~~? 早く答えて下さいっ♥」


「シャリル、そう焦らないでキャロルちゃんも緊張してるのよ・・・だ~~から私達が相手をして上げてっ♥」


 口を閉じて怯えるキャロル。

 彼女に、シャリルはニウ達は、邪悪な笑みを浮かべた顔を近づけて行く。



「ふふっ? ニウ・・・緊張をほぐして上げましょうって事ね♥」


 シャリルは、そう言いつつキャロルの背中を擦る。

 ニウは肩や腰を揉む。

 シニッカは後ろから抱き着く。

 ミリカは口端を、ニィ~~と大きく吊り上げてキャロルに迫る。

 


「お姉さま、この子はどうやって墜すんです?」


 シニッカが後ろからキャロルを抱き上げ、胸を揉みながらミリカにそう聞く。


 すると、彼女は行動に移る。



「シニッカちゃん、大丈夫よっ! 私があぁ~!? こうするとっ♥」


 ミリカは、黙り込むキャロルに近づき静かに彼女の瞳を見つめる。


 そして、ミリカは優しく語り掛ける。

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