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湯船に浸かる女アンデッド達・・・


「それじゃあーー? 誰か、キャロルちゃんを連れてきてぇ~~」


 ミリカがそう言うと。

 リュージンが両腕に、キャロルを抱き抱えて彼女の元までやって来た。



「ミリカ殿、キャロルを連れて参りましたぞ」


 リュージンに抱き抱えられたキャロルはまだ眠りから覚めていない。

 彼女はスヤスヤと気持ち良さそうに、深い夢の世界に浸って眠っていた。



「リュージンさん、有り難うっ! それじゃあ、キャロルちゃんは私達が体を隅々まで洗ってあげるわっ♥」


 ミリカは、リュージンからそっとキャロルを受け取る。

 そして、両腕で彼女を抱き抱えながら坂を登る。



「ジョージッ! 男連中は覗いたら・・・フレイム・・・」


「うっ! 分かってるよ・・・魔法で黒焦げにするってんだろう?」


 坂を登り終わったミリカが坂の上から、右手を天に向け、ジョージを脅す。 

 すると、彼は炎を恐がり分かったと素直に答えた。



「あら? 随分聞き分けが良いのね、それじゃあ~~ご褒美に後で、チュッして、上・げ・る♥」


「へいへい、分かってますぜっ! アホ女っ!!」


 ミリカがそう言ってジョージに両手を出してキスのポーズを取る。

 しかし、彼は余計な一言を言ってしまう。



「今何か、悪口を言ったわね・・・」


「いえっ! 女王陛下、何も異常は御座いませんっ!!」


 感の鋭く耳の良いミリカ。

 そう言われたジョージは、適当に彼女をおだてて、悪口を言ったのを誤魔化した。



「うむ、そうか・・・ゾンビ騎士ナイトよ、妾はこれから沐浴もくよくする故、邪魔するでないぞ?」


「はっ! 畏まりました女王陛下」


 ミリカとジョージ達は、二人で安い三文芝居を始める。

 彼女は楽しそうに、彼は女王陛下を怒らせ無いように芝居を続ける。



「ゾンビ騎士ナイトよ? 貴様らは妾が湯から上がるのを坂の下で待つが良い」


「はっ! 私共、アンデッド騎士達は有り難く待機させて頂きますっ!」


 調子に乗り、三文芝居を続けるアホレズ女とバカゾンビの二人。


 その後、ジョージ達男連中のアンデッドは、温泉のお湯が溢れ。

 下流へと流れて来る坂の下で食事を始める。


 そして、ミリカ達女性アンデッド達は、遂に暖かい温泉の湯船に浸かる。

 そこで戦闘の繰り返しで疲れた体を癒す。



「じゃ~~あっ! お風呂に皆で入って体を洗い流そーーーー♥」


 ミリカは、そう言って服を脱いで湯船に浸かる。



『ちゃぽんっ』


 音を立てて湯船に入ったミリカは、両手を広げてくつろぎ始める。



「お姉さま、私もご一緒させて頂きます♥」


「アタシも、お姉さまとお風呂に浸からせて頂きますっ♥」


 シャリルとニウ達は湯船に浸かると。

 ミリカを左右から挟んで、肩や腕を揉んでマッサージする。


 シャリルは右側から、ミリカの腕を擦りながら強く揉む。

 ニウは、左側から両肩を撫でてから、力強く揉む。

 


「ひゃんっ♥」


 ミリカは堪らずに変な声を上げる。

 そして、更に彼女には後ろから迫る不気味な影があった。 



「お姉さま・・・♥」


 不気味な影はそう一言発すると、ミリカに後ろから襲い掛かった。

 その不気味な影の正体はと言うと。



「お姉さまぁっ♥ そちらの二人だけじゃなく私の事もお相手して下さあ~~い♥」


 ミリカと仲良く成りたい新入りアンデッドのシニッカであった。

 彼女は襲い掛かると、後ろから抱き着く。



「ひゃあっ! あっ♥ そこは駄目よっ!? うっ?」


 ミリカは、お腹を抱っこされた。

 それで、顔を湯船の温度と湯けむりの暑さと恥ずかしさで赤く染めて叫ぶ。

 しかし、彼女の表情は同時に嬉しそうでも有った。



「あーーんっ! もう皆可愛いんだからあぁ~~~~♥」


 ミリカは赤く染めた顔を幸せそうに歪めて喜ぶ。

 その後も、暫くは女の子四人で湯船の中でキャッキャ、ウフフと仲良く楽しんだ。



 その後・・・。



「さ~~あ~本日のメインディッシュにぃ~~魔法少女のキャロルちゃんを悪落ちを行いまーすっ♥」


 ミリカは湯船の外に寝かせていたキャロルの体から衣服を剥ぎ取る。

 次に、湯船の中へと彼女の体を抱えて運び入れる。



「うふふ・・・寝顔も可~~愛いっ♥」


「ふふっ! 本当に可愛いですね♥」


「この子も、アタシ達の仲間に♥」


「私と同じ、お姉さまの性奴隷に♥」


 ミリカ、シャリル、ニウ、シニッカ達。

 四人の女アンデッド達は、そう言って邪悪な笑みを浮かべるのであった。

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