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物品購入


「どうも、私達は食料と対魔物用に爆弾が欲しくて、このテントまで物資を購入しに来たのですが・・・」


「それなら私が御用意致しましょう、正し食料ならばですが・・・生憎爆弾は切らしており、私達が大型の魔物から身を守る分しか無いのです」


 訪問して来たシャリルの質問。

 それに、身なりの良いスーツ姿の商人は、商品の品揃えを説明する。



「爆弾の代わりに火焔瓶や煙玉を購入されてはいかがですかな?」


「では、ワシらはそれを購入しましょう、煙玉を四つと火焔瓶を八つ」


「それと食料品は?」


 爆弾の代わりの武器を進める身なりの良いスーツ姿の商人に対し。

 リュージンは、進められた商品を購入を決意する。

 シャリルは、食料の品揃えを確認する。



「では、こちらへ」


 身なりの良いスーツ姿の商人は、シャリルとリュージン達を馬車の側まで連れて行く。



「私の扱っている在庫はこれだけですが」


 身なりの良いスーツ姿の商人。

 彼は、馬車の側の大小様々な木箱と樽を積み木の様に積み重ね。

 その上に、板を一枚乗せて作られた店のカウンターらしき場所。

 そこにまで、シャリルとリュージン達を案内して連れてきた。



「では取り引きを行いましょうか」


 身なりの良いスーツ姿の商人は、そう言うと。

 複数の食料品のリストが書かれた一枚の紙切れ見せる。



「注文表を御覧になって下さい」


「さて・・・ワシらは何を買うか・・・」


 身なりの良いスーツ姿の商人。

 彼の前で、リュージンは顎に手を当て。

 注文表に視線を向けて、何を注文するか考える。



「取り敢えず保存食の漬物とピクルス、サワークラフトにチーズはフレッシュタイプのシェーブル・フレ、リコッタ、イエトスト、マスカルポーネ、モッツァレラ」


 シャリルは、食料品の注文表の紙に記載されている沢山の種類のチーズを見る。

 そして、それを大量に購入しようとする。


 他にも彼女はフレッシュタイプのチーズだけでなく。

 ハード、セミハード、青カビ、白カビ、シェーブルタイプのチーズを沢山注文する。



「シャリ・・・レーヌ殿、懐は大丈夫なのですかな・・・?」


「大丈夫です、アレリオから借りて来た分も有りますし、まだまだ沢山購入出来ますよ」


 持ち合わせを心配するリュージンに対し。

 シャリルはそう言うと、まだまだ沢山の食料を購入しようとする。



「他にはーー・・・」


 その後・・・彼女は大量の食料を買い込んだ。

 一方、ジョージとミリカ達、率いる待機組の仲間達は。



「あいつら遅いな~~・・・」


「二人が来るの遅いねーー・・・」


 ジョージとミリカ達は、帰りの遅い二人を待ちきれないと愚痴る。

 だが、それでも二人は早くは帰って来ない。



「シャルは、きっと沢山食料を買い込んでいるんだろうな・・・」


「リュージンさんも酒を買い込んでいそうね・・・?」


「そんな事、どっちでも良いよ僕はお腹がペコペコだよ」


 アレリオとニウは、買い物に出た二人が何を買うのか予想し。

 それを聞いた、ビョルンはお腹が空いたと文句を垂れた。



「あーー早く、二人は帰って来ないかなぁ? 僕はご飯が食べたいのに・・・」


「五月蝿い奴だなっ! 俺だって故郷の料理のケロケッタ(コロッケ)やトルティージャ・エスパニョーラ(オリーブオイルと玉ねぎとジャガイモと卵で作るオムレツ)を食いながら、ガスパッチョ(冷やしトマトソース)を飲みたいのを我慢してんだぞっ」


「そうよビョルン我慢してよ、もうすぐシャリルとリュージンさんは帰って来るから・・・て言うかアレリオが故郷の料理とか言うから私も懐かしく成って来たわ・・・」


 アレリオは、ビョルンにそう怒鳴って故郷の料理を思い出し。

 その隣に居た、ニウも故郷シャムタヤの料理を思い出した。



生春巻ポピアソットにヤムウンセン(春雨サラダ)にガパオ(肉炒め)・・・パッタイ(ナンプラーやオイスターソースで味付けされた焼きそば)に、暖かいトムヤムクン(辛く酸っぱいキノコとエビの具を使った汁)を飲みたいわぁ~~」


「僕だって食べられるなら、甘いコケモモジャムの付いたミートボールとポテトとか、アンチョビと玉ねぎを使った料理ヤンソンの誘惑(ポテトグラタン)や・・・」


 ニウは涎を垂らしながら言い続け。

 その話を聞いていた、ビョルンもお腹を擦りながら言い続ける。



「ポテトマッシュがたんまりついたトナカイやサーモンのステーキや、クリーミーな味わいのニシンの酢漬けを今すぐにでも食べて見たいもんだよ・・・」


 と、アンデッド達は、全員が腹を空かせ。

 シャリルとリュージン達が食料を持ってきてくれるのを待った。

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