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やっと格闘家娘の悪堕ち完全に完了・・・


 目の前に差し出された、ブラッドカクテルを欲しがり。

 カクテルを飲もうと顔を近づけるニウ。



(・・・ああ・・・やったぁ・・・これであの美味しい味が楽しめる・・・)


「じゃあ~~これおぉ~~こうしてっ♥」


 だが、ミリカは・・・。

 ニウの目と鼻の先まで近づけた、ブラッドカクテルを自らが飲み始めた。



「ゴクゴク・・・ぷっ?」


「なっなんでっ! 飲ませるって言っ!?」


『ブチュッ』


 ニウは、いきなりブラッドカクテルを飲み始めたミリカに抗議するが。



「んんっ~~~ん~~んっんっ~~ぷっはぁ~~!?」


「んんっ! 冗談よ? ほら美味しいでしょう?」


 いきなり、ミリカから強引に瓶を口に突っ込まれ。

 喉奥へと、ブラッドカクテルを流し込まれてしまい、驚くニウ。


 ミリカが、自分一人だけ飲み始めたのは冗談だった。

 驚く、ニウに対して不意を突いて、ブラッドカクテルを飲ませようとしていたのだった。



「どう・・・美味しい?」


「は・・・い、とっても美味しいですっ♥」


 ミリカに聞かれたニウは恥ずかしそうに顔を赤らめて答える。



「ウフフ♥ これでもう貴女も仲間ね」


 ニウが完全に精神までアンデッド化が完了した。

 それを、見ていたミリカはまた新たな不死奴隷なかまが増えたと喜んだ。



「じゃあねぇ~~私はミリカ、お姉さまって呼んでねっ! で、あっちにいるデスシスターがシャリルちゃんよ」


「シャリルと申します、以後宜しくお願いします」


 ミリカとシャリル達は、ニウへ自己紹介をした。



「はいっ! ミリカお姉さま、シャリルさま、アタシは格闘家のニウですっ! どうかこれからは仲間として宜しくお願いします」


 ニウも自己紹介をした。



「ニウちゃん、何か勘違いしていない?」


「はい?」


 ミリカはそう言うと、ニウはなんの事か分からずに首を傾げる。



「そうですね、私に対しては様は要りません、私達の主であるミリカお姉さまだけが様付けで呼ばれるのです・・・」


 シャリルがそう言うと。



「シャリルちゃん、大体は合ってるけど・・・ちょうっと違うわね? 良いっ! シャリルちゃんと、ニウちゃんも二人とも大切な仲間でもあるけどその前にさっ!」


 ミリカは語り出す。



「二人は主であるこの私の大切な大~切な妹分なんだよっ! だからぁ~~私に逆らったらダメよぉ~~」

 

 ジョージが聞いていたら、バカ女また暴走してやがるっと言っていた事であろう。



「それじゃあ~~ニウちゃん、一緒にこれを飲みましょっ」


「はいっ! お姉さまっ! 是非アタシと一緒にっ!」


 そして、ミリカとニウ達はそう言うと、乾杯してブラッドカクテルを飲み込む。




「んっ・・・んんっ・・・んむ」


「やんっ・・・ん・・・はむっ・・・ああっお姉さまあぁ~~~~」


 その光景を見ていた、シャリルは。



「ニウさん、いつまで、お姉さまとイチャついているんですか?」


「ぷは・・・シャリルさん、だって、お姉さまが続けるものですからぁ~~」


 シャリルに嫉妬された、ニウはそう答える。



「シャリルちゃん、嫉妬してるの?」


「いえ! お姉さまっ! そんなつもりは・・・」


 ミリカの問いに、シャリルはそんなつもりは無いと目をそらし答えるが。



「嘘ね? シャリルちゃん本当は私とイチャイチャしたいんでしょっ♥」


「いえ、ですから私は・・・」


 嘘を見破るミリカと、それを直も否定するシャリル。



 そんな、シャリルに対して、ミリカは。



「じゃあっ! シャリルちゃんにもっ・・・」



 優しくシャリルに、ミリカは抱きついた。



「ああんっ♥ お姉さま~~」


 シャリルは待望のキスをされ喜ぶ。



「うふふっ! そしてえぇ~~ニウちゃんっ! シャリルちゃんを受け止めてぇっ!!」


「えっ! えっ!? お姉さまっ?」


 ミリカは、シャリルの体を掴み、ニウの方へ突き飛ばす。



「きゃあっ!」


「はああっ?」


『ドンッ』


 ミリカに体を掴まれ。

 突き飛ばされてしまったシャリルは、勢いよくニウの体にぶつかってしまう。



「つっ痛っ!」


「あ痛たたた」


 シャリルとニウ達は、互いにぶつかり痛がる。

 正確には、アンデッド故、痛みは感じないが。

 二人の体に衝撃は伝わったのた。



「二人共仲良くしなきゃダメよ~~? うふ♥ さてとニウちゃんっ! 私がシャリルちゃんを押さえてるから、貴女もシャリルちゃんに抱きついて」


「お姉さまっ! 何を!?」


「えっ!? ミリカお姉さま? シャリルさんをっ!」


 ミリカは、シャリルの体を後ろから押さえ込み。

 ニウに対して、シャリルにキスをしてと指示を出す。



「さあ早くぅ? これは命令よっ♥」


「はい・・・分かりました」


 戸惑いながらもニウは、ミリカの命令を聞いてシャリルに抱きつく。



「シャリルさん・・・命令・・・何で」


「ニウ・・・お姉さまの命令なら・・・」


 ニウは、シャリルの名を呼ぶ。


 シャリルは、主であるミリカの命令ならと二人は見つめ合う・・・。




「あはっ! じゃあ私もっ♥」


 ミリカも後ろから、シャリルとニウ達の肩を揉んだりして、三人は暫くの間仲良く遊んだ。

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