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待つのは約束のある時だけでいい

作者: 風のミルダ

いつの日も遠く

触れられない

空いた手のひらだけが

弱さに震えていた


そうしてただ

長く長く眠って

覚めないように

目をつむり続けた


涙を流さないように

自分を取り上げられないように


鼓動と秒針がずれながら

それでも

胸にある憧れだけは

生きていた


夢へ

いつか

そう心は偏り

流れ落ちていく雫


その雫の先で

虹がかかるのを待ち続ける

立ち止まった自分がいる


でもこうして

情けで叶えられた夢に

輝きはあるのだろうか


いいやきっと

虚しいだけだ


少しは歩いてみようか

待つのは約束のある時だけでいい

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