『祈り』
シャガールの作品は左側の※拱廊にあり
「花束」と題されたガラスは、
細かい花々が束ねられ三羽の小鳥が遊ぶという。
(※アーケード)
ドイツとの国境に近いメッス、
町の中心にある
[サン・テティエンヌ大聖堂]に、
シャガールのつくったステンドグラスがあると
ガイドブックで知った。
鎮魂と光のタペストリー
ステンドグラスとは、
文盲の信者に聖書の内容を
伝えるためのガラスの絵本。
[アダムとイヴの創造]
[地上の楽園]
[十字架のキリスト]
[竪琴を弾くダヴィデ]
___と、旧約聖書の物語が
美しく語られていく。
大聖堂は1220年頃建設が始まり、
その後三世紀にかけて完成された
ゴチック様式のもので
各時代の変遷が美しく調和されてるという。
14世紀、15世紀、16世紀の匠たちが
心をこめてつくり上げた
色ガラスが[神のらんぷ]そのままに
内なるきらめきの光で満ちているのだろう。
光は風を透きとおらせ、
風は光をふくんで流れゆく。
風の中から弾けた光は無数に広がり、
数多もの雫となって地に降り注ぐ。
そして 炸裂する太陽が、
光の子を生み出してゆく。
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シャガールのものではありません。
シャガールのステンドグラスは
黄色を主体とした色合いが灼熱の太陽のようだ、