表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/21

退院~昴side~

朝の検温をしに、正くんの病室に行くと、正くんはいつもと違って、おとなしかった。

「体温計ろっか」って言うと、正くんは

「はーい昴先生」って素直に従ってくれた。なぜかは予想つくけど…

体温は36,2度で、平熱の低い正くんにとっては高いけど、まー許容範囲内かな?

食欲までいつもどうりとはいかなかったけど、けっこう食べてくれた。

「頑張って食べたな」って言って病室を後にしようとすると、正くんは、

「昴先生。退院したい‥です」って言ってきた。まー予想どうりだけど。

「うーん。考えとく」

「はーい」


本当は正を退院させたくない。この前の検査の結果も悪かった。

それに、発作がおきたとき、病院の方が対応しやすいし…


僕は「はぁ」と大きくため息をついた。


<正side>

夕ご飯の時間になって、兄貴が僕の病室にきた。

「正くん。ご飯食べれる?」

「うん!」僕は食べながら、兄貴にお願いをした。


「昴先生~退院させて…ください」兄貴は困っていたが、

「お兄ちゃんの言うことちゃんと聞くならいいよ」って言ってくれた。

僕は、あまり家からでないこと、家を出るときは車イスを使うことなどを約束して、退院する事が出来た。

兄の仕事が終わるのを待って、家に帰った。

「「ただいま」」

「おかえりお兄ちゃんたち」僕の可愛い弟が、僕らを出迎えてくれた。



それから特に何もなく、半年が過ぎた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ