北の海の妖精達1
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ずれてたら笑えるwww
第77回、今回のあらすじ。
新キャラというかなんと言うか、まあ既存のキャラは直接は登場しません。とも言い切れないけど……
とにかく北のの海での話です。時間も遡ります。
今回もけっこう短いです。
今回は3000文字程度です。
8888な第88話 -88888888-
北極海に送られてしまった船達は、部厚い氷を破るための巨大なアタッチメントを船底から装備した状態で落とされ、着地後、アタッチメントが振動して氷を破り、船も氷を裂きながら進んで行く。
北極海には絶大な有視界戦闘能力を誇る、エキオヌオクという艦や全長400mもあるイフカチフ級原子力主力空母、3番艦、ウスチジュフ等の主力が投入され、自力で進軍できるだけの最低限の戦闘能力は備えている。
エキオヌオクの原子炉の出力は同級艦2番艦のアワスビフスと共に、艦隊内最大だ。
その強力な原子炉から産み出される豊富な電力は無数のレーザーターレットやマイクロ波照射機に使用され、海中でも紫外線照射機に使用したり、そのまま流すことでも攻撃が可能で、コレがワイノスに合流してれば心強いのだが、これは遠方に派遣されてしまった艦にとっては守護神であり、最後の砦なのだ、仕方がない。
そして自ずと超密集陣形になってしまう……
「にしてもほんとどこまでも氷しか見えないんだなー。」
と、フリゲート、アタマクでは、クルー達がコートを着込んで除雪を行っていた。本当は表面を暖めればいい話なのだが、クルー達だって最初は好奇心で外に出てみたいものだ。わざわざ除雪用の暖房機能つけたんだけどね……
油が凍ってしまってら大変だし、寒いとバッテリーの消費も多くなる。
※フリゲート艦:艦の定義はけっこう曖昧だが、フリゲートは艦隊外周によくいる小型で足の速い艦なんだとか。ほんとに速いのかね?……とにかく小型艦です。"艦"を抜いて、"フリゲート"、とだけで呼ばれることも多いです。
「けどよぉ、あの空母はあんなに艦載機を飛ばしていいものなのかな?まだ本隊との合流の目処もたってねーんだろ?」
まだ送られてきて3日目だ。全体的に情報不足だ。
空母は何にも多少のバイオ製油施設があるが、それも無限ではないし、生産量も限定的だ。
クリップアイ9『クリップアイ9よりウスチジュフ艦隊へ警告、現住未知の知的生命体が貴艦隊へ接近している。電磁波では捉えられない、注意されたし。』
クリップアイ9番機の愛称はノースアイだ、何故そうなったのかは説明するまでもない。
「今の聞いたか?」
「ああ、艦内に退避だろうな。もう寒いし入るか。」
「そうだな。しばらくはまたいつでも見れるもんな。」
と、クルー達は防爆扉の向こう側へと消えていってしまったが……1人、好奇心のあるクルーが外に残っていた。それに気づいた上官も、あえて彼を呼ばなかった。モニタリング対象にするからだ。
そして艦は対魔術戦闘体制となり、その接近してくる何かに目を光らせる。
クリップアイ9『解析結果が出た。現在接近中の対象には、エリア09に多く見られる反応と大きな共通点が存在する。数は4、小型の妖精で間違いないだろう。恐らく艦載機の飛ぶ方向を追ってきたのだろう。』
アタマク『こちらアタマク、了解だクリップアイ、我が艦のクルーがコンタクトを試みようとしている。』
ウスチジュフ『了解したアタマク、絶対に艦内には入れるな。秘密を守れない場合は攻撃、並びに無力化を許可する。細心の注意を怠るな。』
アタマク『了解した。』
与えることにも責任が伴う。我々の場合、文明への干渉は良い事とは言えない。
アタマク『こちらアタマク、ターゲットを視認した。』
クリップアイ『魔力に変化が見られた、ステルスを解除したものか、自身を具現化させたものかと思われる。』
突如として空中に妖精の姿が現れる。
大きさは20cmにも満たないような妖精達は、皆輝かしい薄い水色の色素を持ち、体も普通の人間ではありえない、アニメや漫画の様なデフォルメされた体をしている。
そして、気温は氷点下15℃を下回るのに、それぞれ違いはあるものの、その小さな妖精達は皆ドレスを着ていて、肌は露出している。
「何だありゃ……」
アタマクのクルーとアイコンタクトを行ったその妖精達は、1度止まり自分達の顔を合わせた後、再び接近する。
アタマク『熱源反応接近、何?生命を維持できない体温だぞ?解析急げ。』
放射される赤外線の波長は長く、体温が低いことが解る。
そしてその未知の恐怖に艦隊に緊張が走る。
『レーダー波は反射しており、可視広域の光を反射していますが、体温は以上に低く、体内マナ、オドのタイプはどのデータベースにも一致せず、スペクトルも観測はできているものの、解析は不能です。恐らく通常の生命とは根本的に異なるものと思われます。魔力生命でしょうか?』
『体内はどうなっている?』
『雪が多すぎて解析が難航していますが、背中に虫の羽のようなものを発見しました。現在も展開されています。これもまた、1種のマジックデバイスと思われます。質量は不明ですが、風の影響は受けていると見て間違いないでしょう。』
アタマク館内では対象の解析に追われている。
『対象の本艦到達まであと10秒です。』
「ああ、こっちにやって来る。」
そのクルーは外へ残ってみたものの、得たいの知れないものへの恐怖で少し後悔していた。
『大丈夫だ、我々は人間ではない。』
「だからこそ何されるかわかったもんじゃない。」
そしてついに彼は妖精と対面してしまった。
彼は口から息を出してみるが、水蒸気が無いので白くはならない。
『ダメです解析できません。』
観測はできるのにそれが何かは理解できない。
「初めまして、妖精さん。」
彼の発言がコンタクトを次のステップへと進めた。
「あなた、人間なの?」
その小さな妖精からは、その大きさに似合わず、確かに高くはあったものの、思ったよりも人間に近い周波数の声が出た。
しかし、人間ではない彼は、その質問に対する返答に頭を悩ましていた。
『恐らくバレている、人間ではないと回答しろ。』
「ああ、人間じゃないよ。君達は何者だい?」
彼の質問に妖精達も返答する。
「私達は女王様に仕えてるの。」
「すまないが、ここに来て間もないんだ、だからその女王様も俺にはわからない。」
ノースアイもそのクルーへの情報提供はあえて行わない。妖精達から聞き出したいこともあるし、混乱の発生も避けるべきだ。
「ねえ、あなた達は人間じゃないなら何者なの?」
「そうだなぁ……強いて言うなら、作り物だな。人間に似せて作られた、人形だ。」
「人形?誰が作ったの?」
「さあな、俺も知りたいよ。」
「じゃあどこから来たの?」
「さあ、それはわからない。だけど、あの海の向こうよりもずっとずっと遠いハズだ。」
「この船で来たの?」
「まあ、そうだな。」
「空を飛んでいるあれは何?」
「俺たちの仲間だ。」
「女王様、怖がってた。」
「大きな音が鳴るからか?」
「そう、とっても大きな音がなるの。」
「なあ、君達はどこから来たんだい?」
「私達は、あっちの方から来たの。」
「じゃあ、帰ったら女王様に伝えておいてくれないかな?お話がしたいって。」
「うん、わかった。」
「じゃあ寄り道をせずに帰ってくれ、それと俺たちの船にはしばらくは近づかないでくれ。色々と大変なんだ。おらの仲間達も皆中に隠れちゃった。皆怖いんだ。だから、約束できるかな?」
「私達が怖いの?」
「君達の女王様が俺達を怖がっている様にね、御互い様だ。俺達もしばらくは近くには行かない。じゃあな。」
「うん、バイバイ。」
何故、何しに来たの?と聞かれなかったのか、神崎さんならわかっただろう。
『良くやったな。』
ウスチジュフ『HQより全艦載機へ通達、これよりエリア09への接近制限を12kmから20kmへ引き上げる。騒音により原住民に被害が発生していることがわかった。尚、現在作戦中の部隊のフライトプランの変更は無い。』
じゃあ通達するなよ、と思うかもしれないが、ここで言っておけば手っ取り早く、二度手間は発生しない。無線は混乱するような状況でもないし、作戦に無関係ではないので全然問題ない。
2日後、エリア09。
午前9時、2機のティルトウィング機が40名の乗員を乗せてエリア09へ向かった。
エリア09は緯度65°程に位置する大きな島の中にある。
人口は5000人程なのだが、いわゆる妖精が1000を越える数観測されており、今のところはよく分からないのだ。
だが何れにせよ、ウスチジュフ艦隊のクルー達の方が多いだろう。
しかし残念ながら今回はここで終わりだ。筆者がギブアップだそうだ。戦闘シーンなら沢山かけるらしいが、こういうのは案外苦手らしい。
アタマク:蒲田製氷冷蔵株式会社(Kamata)
"北の海の妖精2"は戦闘シーンにする予定です。
あと今までの"1"で終わっちゃってるナンバリングがされているサブタイトルナンバリングも回収しますよ。無理にでもね。
単数には"a"か"an"ですよ。これけっこう忘れちゃいますよね。ネイティブは無意識付ける?2世代遡っても日本人なんで……
ってもう4時か……寝ないと死ぬかも……
まあそんなことはどうでもいいですけど、潜水艦、超影薄いですね……どうにかしないと……
潜水艦にはソーセージメーカーの名前をつけてあげるか。




