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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
新天地
95/114

強き弱き戦士達

なんか前回の話、"SCP-444-JP"みたいですよね。けどパクったわけじゃないですよ?まあ中身を知ればわかりますよ。

ああ、生体コンピューターとかウィルスとか、ミーム汚染とかは関係しませんのでもしそう考えていたならそれは間違いですね。

ていうかもう答えにほぼ近いもの書いてますしね、お気づきの方もおられるのではないかな、と思います。


なんかもう、"戦士達"ってサブタイトルに付いてる回、必ず飛行機墜ちてますよね。もうそういうことにしちゃおう。




そんな感じで第75回、今回のあらすじ。


敵襲だ!被害甚大!応援を寄越してくれ!!



今回は文字3000程度です。

皆艦隊というと、空から撮影された写真に沢山の船が同じ方向を向いて進んでいるイメージを持っている人が多い意と思うが、それは間違いである。

あの配置はフォトフォーメーションと的な名前だったフォーメーションで、超密集配置であり、まず実戦では考えにくい配置なのだ。

用途により組み方は変わってくるが、基本的に船同士は数十キロメートルは離れており、水平線の向こう側だ。

この誤解は解いておかなければ少々おかしな事になってしまうので注意して読んでいただきたいです。

因にあのフォーメーションは、写真撮影だけでなく、訓練の一貫として行われることもあるんだとか。

とにかく、現代の艦隊の艦同士は普通、少なくとも数キロメートルは離れて戦います。





33南方赤道付近


クリップアイ4『方位172よりレーダーに複数の飛来物。高速で方位355に進行中。サファイア隊はこれを迎撃せよ。』

サファイア1『こちらシーサファイアリーダー了解。データを受け取った、これよりターゲットの迎撃に向かう。』


飛来物の形は悪魔の飛行体制と一致、後方に複数のドラゴンも確認。数は5と12、速力凡そ500ノット(≒マッハ0.75)、驚異判定はエネミーだ。

それを迎え撃つは空母艦載戦闘機7機。

7機はそれぞれ2本の長距離空対空ミサイルを超音速巡航(スーパークルーズ)の状態で発射する。ターゲットは直進しているので偏差射撃はよういで、着弾点を最大射程に近い200km付近に設定する。

飛翔速度はマッハ5.5、到達までは100秒ちょっと。

ミサイルは雲に隠れて移動するためターゲットのリアクションタイムはごく僅かだ。

※スーパークルーズ:アフターバーナーを使用しない超音速の巡航。厳密にはちょっと違う。



サファイア1『む?ミサイルはどうなったクリップアイ?』

クリップアイ4『1発のみ命中、ドラゴンを1匹落とした。』

サファイア1『残りの13発はどうなったんだ?』

クリップアイ4『迎撃された、シールドにレーザーに反重力だ。』

サファイア1『了解、間も無く中射程AAM(対空ミサイル)射程内。全機、全弾発射。』


再び7機の戦闘機から14本のミサイルが投下される。

長距離AAMよりも運動性の高い中射程AAMは上下左右からタイミングをずらして攻撃を行う。



クリップアイ4『ダメだ、飽和できない。2発命中したがまたドラゴン1匹だ。』

サファイア1『サファイアリーダー了解。3分後に交差する。ドッグファイトに持ち込む。』

クリップアイ4『ネガティブ、方位280に舵を切り指定のポイントで友軍機と合流しろ。』

クリップアイ4後部座席『モーグ、エイビス、クッキー各隊は、こちらの指示の通りにミサイルを発射せよ、飽和攻撃を狙う。非戦闘員は直ちに退避、本空域を離脱し帰投せよ。』

モーグ1『モーグ1ラジャー。』

エイビス1『エイビス了解。』

クッキー1『こちらも了解した、クリップアイ。』

クリップアイ4『恐らくこれでも倒せないだろうな。』



4分後


クリップアイ4『やはりダメか、悪魔4人とドラゴン6匹が接近してくるぞ。狙いはホームだろう。絶対にここを通すな、諸君の武運を祈る。』


26機の大編隊が10の目標と交戦すれば普通はこちらが勝つだろうが、近接戦闘は敵の十八番、勝てる確信は無い。



戦闘機達がミサイルを発射した直後に魔力弾が飛来し、先頭の機体が大爆発を起こす。

残った機体の半数は機銃射撃を行いながら敵と交差する。

悪魔1人当りに秒間250発以上注がれたマッハ3超の20mm弾はシールドの防御を飽和するが、致命傷を与える前に3人がワープを行い裏を取る。

シールドで起こった強烈なフラッシュで正確なワープは阻害され、攻撃を外した悪魔達に残りの半数の戦闘機達が束になって襲い掛かる。

しかし次の瞬間空中で大爆発がおき、その半数が空中分解を起こし、生き残った7機もエイミングがズレ更に反撃を食らう。反重力の影響を受けた機体は急激な方向転換を起こすが衝突は免れ、ABMAXで離脱する。

その他はミサイルを発射するもレーザーの凪ぎ払いで3機が爆発。

※エイミング:説明しにくいけど、ターゲットに照準するって感じ。

ABMAX:アフターバーナー全開、つまりフルスロットル。


対悪魔様に新たに開発された短射程AAMは、炸薬を0にし、自身を直接敵に突き刺すことで攻撃を行う。軽くなったミサイルは個体燃料を大幅に増量し、長時間高い運動性を保ち続ける。

戦闘機達が死に際に放ったミサイルは悪魔だけを正確にロックオンし、ワープされてもリンクされたデータを元に即座に方向転換、再び同じ目標を追尾する。大きく傾く推力偏向パドルは2秒以内に180度の反転を可能にする。


そんなミサイルに追われている悪魔に更に先程の戦闘機達が同じミサイルを新たに撃ち込む。

しかし、悪魔達はドラゴン達を盾にしてこれらを無力化してしまう。威力の低いこのミサイルではドラゴンの装甲は貫けない。




ワイノスCIC(戦闘指揮所)


アルケ「何?全滅しただと!?」


静かだったCICに艦隊指令が呼ばれてやって来た。


「はい、悪魔3人とドラゴン2匹がこちらに向かってきます。進路的にはズレがありますが、我々が狙われているのは間違いないでしょう。」

アルケ「悪魔達の情報伝達手段では我々の位置はわからないハズだ。」

「ええ、恐らく飛来してくる飛行物の帰る先が目的地でしょう。現在はクリップアイ4番機が応戦していますが、こちらに来るのは時間の問題です。」

アルケ「何?クリップアイが?」

「我々もクリップの戦闘能力は知りませんが、現在単独で交戦を開始してから2分が経ちます。」

アルケ「直ちに帰投させろ。」

「了解しました。」

「現在、33飛行場から、開発中の対悪魔ガンシップと、その護衛達が飛び立ちました。」


ジャガーノートプロジェクト。

有視界戦闘において圧倒的な戦闘能力を有するこの世界の悪魔達を効率的に撃破する為の、有視界戦闘に特化した航空機を作るプロジェクトだ。

現在試作されているのはディカプルウィングの機体をベースにした、近接戦闘に特化した大型機だ。


アルケ「ああ、あれか……」


と、不思議な雰囲気だったCICに再び大きな声が響く。


「クリップアイ4ロスト!」

アルケ「何だと?」

「データ送信が途絶えました!ビーコン反応捉えられません!!」

アルケ「やられたのか!」


クリップアイは、全部で10機、その情報収集能力はAWACS(エーワックス)をも上回る、スペシャルモデルだが、これの詳細を知る者は、本人達を除き、この艦隊には誰1人として存在しない。故に、変わりは作れない。

AWACS:強力なレーダーを搭載した空飛ぶ戦闘指揮所。


アルケ「ハァ……まずいぞ……」


その空域から送られてくるデータはもう存在せず、作戦立案も困難となってしまった。


CICが静まり返ってから十数秒後。


クリップアイ4『悪いな、少し無線封鎖を行っていた。敵は全て片付けた、本機は再び成層圏に退避、監視活動を再開する。』

アルケ「な、何だと……」


クリップアイは燃料積載量すら不明である。空中給油は行ったことがなく、補給作業も自分達で行っており、正確な量は隠蔽されている。

しかしクリップアイ達も神崎さんと同じく、管理人さん(シルベリオン艦長)によって秘密の保護と行動の自由が許されている。

そして我々もクリップアイにサボタージュをされると致命傷となるため、秘密は探れない……

クリップアイとはいったい何なのだろうか?

そういえば、第52部"ダイナミックピンポンダッシュ"の後書きに、

"そういえば後付け設定になるんですけど、前回出てきたジェット機、最後にSSS、もしくはCCSと呼ばれるものを使いました。"

と、書かれているけど……

いるけど何なんでしょうね?


クリップアイって何気に強いからなぁ……あんなのスィーバンじゃなきゃ勝てんよ。

無線封鎖は行いたかったわけだけど、わざとはやってないんですよね。ここ重要です。

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