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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
新天地
89/114

ラッキー

ノー勉でも行けるものですな。(←赤点1つ確定してるやつの台詞。)




第69回、今回のあらすじ。


戦いが終わったところからスタートします。

デジャヴな感じですが、仲間増えます。



今回は4000文字程度です。

デジャヴな80話 -ラッキーである運命(さだめ)-




爆音は鳴り止み、朝日が顔を出そうとしている。

何が起こっているのか理解できていなかった原住民達の間にも、形は様々に変わってしまったが、危機が過ぎ去った事は伝わっていった。


そして南の空からターボプロップの音が聞こえてくる。通信機材を積んだティルト達が到着したようだ。遅れたのは仕方がない。


神崎さんは相当疲れたらしく、城の庭の芝生の上で眠ってしまっている……


クリップアイ3はタンカーから燃料をもらい、いまだにこの空を飛んでいる。



そんなときだった。

僕らは真上に何が表れたのを瞬時に察知する。

見上げればまた悪魔さんだ。

僕は女王陛下を抱き、ダイブしたあとローリングでそれの回避を試みたが、翼が生えているだけあって調整が効くみたいだ。

女王陛下は勢いで転がしておいて、僕は飛び起きて顔面に蹴りを入れるが、逆に掴まれて投げ飛ばされてしまう、前にシールドを展開して体を固定し、その掴まれたで悪魔を地面に叩き付ける。

そこへスィーバン達がミサイルを叩き込む。

しかしそれがわかっていたのだろう。彼もまたシールドを展開してそれを防いでしまう。が、後続のスマートミサイルは瞬時にそれを理解し、迂回する。けどやっぱり全方位対応型でした。が、IRレーザーは防げない。

体制が体制だったのでヘッドショットは免れたが、右足が消滅した。

この間凡そ6±2秒程。


「女王様っ!!」


と、誰かの叫び声が聞こえてくる。

あーあ……やっちゃった……無駄にローリングなんてするんじゃなかった……


神崎「穏やかじゃないね……」


と、立ち上がる神崎さん。さすがに起きてしまう。


デ「神崎さん。空から悪魔が降ってきたんで右足を消して生け捕りにしました。」

神崎「また面倒なことを……どうして生かしちゃうかなー……」

スィーバン2「無力化はできている、心配はない。」

神崎「その考え、甘いと思うよ。」

スィーバン2「もし目的が女王の暗殺にあるのならば、今の攻撃で我々がターゲットの認識を超えて行動が可能なことは証明される。」

神崎「だとしても、これが最初から自爆する生体爆弾だったら?」

スィーバン2「少なくとも生身の人間はお前と女王を含め、数人は死んでいただろう。」

神崎「だから甘いってんだよ……」

スィーバン2「理解した、謝罪する。」

神崎「今回の場合は大丈夫そうだけど、拘束具用意してなかったと思うんだよね……いいかスィーバン2パイロット?スペックがどうこうは飽く迄過程だ。あらゆる驚異を無力化するんだ。釣り合いのとれる範囲でな。」

スィーバン2「その釣り合いを取るのがお前というわけか。」

神崎「どーだかね……まあ隊長ってのは責任者だからね。」


この人達の会話怖いね。ていうか神崎さん"お前"呼ばわりされてるんだ……



『こちらゴゴティー、スィーバン小隊、ランディングゾーンを確保してくれ、着陸できない。』


"ゴゴティー"って……


真上でホバリングをする白い機体のティルトローターに原住民達は大喜びだ……何をどう勘違いしてあるのやら……白ければいいのか、それとも……ていうか今さっきミサイルの爆音聞こえてたと思うんだけど……




そして次の日。


神崎「この国にも紅茶の文化なんて有ったんだなー。」


と、言いながらゴゴティーが運んできたエナジードリンクを飲む神崎さん。

昨日はあのあと午後に女王陛下とアルケディアスさん(艦隊司令)がビデオ会談を行って、国民達もお祭りやら葬式やらいろいろやっていた。今日もそんな感じだろう。


神崎「この後あれだぜ、表彰とかきっとされるぜ。」


と、いい迷惑だぜ、と言う感じに遠くを見つめながら言う。


デ「僕女王陛下投げちゃいました、ギロチンですね。」

神崎「その首ギロチンで切れんの?」

デ「さあ……やってみないことには……」


僕らは2人、下らない会話で時間を潰す。


神崎「ねえ、俺達ってここの国民からはどう呼ばれるんだろな?」

デ「まあ、歓迎もされ恐れられもするでしょうね。」

神崎「ふっ、そう思うか……きっともっと面白いことになるぜ、これは。」

デ「?」

神崎「不正確な情報伝達だ。カマチョや愚か者達は話を盛るんだ。嘘でもいいから盛り上げたいだろ?」

デ「へー……カマチョって何ですか?」

神崎「かまってちょーだいっ!ってやつ。」

デ「はー……なるほど…………ところで神崎さん。何で一昨日まではあんなに病んでたのに、今ではこんなに明るいんですか?」

神崎「開き直った。」


と、即答される。


神崎「諦めちゃえばこっちのペースよ。」

デ「???」


理解してはいけないとうるさく言われているので理解しようとは思わない。

しかし結局この人はこうなのか……今回は特別時間がかかっただけで、結局最後は何でも開き直ってしまうのか。だから管理人さん(シルベリオン艦長)はこの人を選んだのか。スゴいな神崎さんて。

てか強くなりすぎじゃないこの人!?


メタくない僕は神崎さんの秘密は知らない。


神崎「さてとと。後片付けしてきますか。」


後片付け。昨日の出来事の後始末か……



僕らは2人、城の地下牢にやって来た。色々とあって見張りははらえた。


鉄格子の向こうには片足が消えてもなお生きている若い悪魔が両手に重そうな鉄の手錠をかけられている。


皆忘れてると思うけど、目で見れば普通は名前などの情報は読み取れるんですからね?あんな人(シルベリオン艦長)やあんな人(艦隊司令)やアンドロイド達でなければの話だけど……


神崎「さて、どうしたもんかねー。」


と、言いながら牢の鍵を開ける神崎さん……何がしたいかよく分からないんですけど……


神崎「おい、生きてんのかこのやろー?」


と、鍵で顔をつつく。近すぎでしょ……

すると彼は目を開けるが、相当衰弱しているらしく、動こうとしない。


神崎「ま、いいや、死にな。」


と、腰に巻いていたホルスターから50口径(0.50インチ=12.7mm)ハンドガンを取りだし、レーザーサイトを点けて頭に照準する。


"バァン!"


"チリーンチャリン……"


12.7mm弾はつむじに当たったが、貫通はせず弾かれてしまった……固……


神崎「へー、スゴいじゃん。デューク君。彼の傷治して、君は俺の声が聞こえないところまで離れてて。」

デ「はいっ?」

神崎「10分で戻らなかったら死んでると思って。」

デ「いやちょっと待ってください。だ」

神崎「だってじゃない。これは特務大佐命令だデューク特務少佐。」

デ「はっ?えっ、えええええええ……」

神崎「仮にも上官の命令だ。黙って従いたまえ、特務少佐。」

デ「なにこの人ほんと怖いわ……」

神崎「これ以上の無駄口は反逆罪に問うぞ。」

デ「御武運を……」


と、その悪魔の傷を足ごと治して僕は地下牢から出ていった。



神崎「さてと。これで2人だけだ。言い訳を聞こうか、悪魔さん。」

「言い訳?」

神崎「そう。このまま君は処刑されることだろう。無念があるなら聞いてやるよ。」

「これが俺の運命だったんだろう。言い訳なんて何もないさ。」

神崎「そう。じゃあそうだとしてもさ、知りたいんだよね俺。あのとき寝てたから詳しい状況知らないし。ねえ、上官だけ皆知ってることを知らないとか酷くない?だからさ、教えてよ。君何しでかしたの?」

「何って、簡単さ。あれだけのモンスターを無駄にして何の成果もあげずに帰ってきたら、俺は上に殺されるんだよ。だから女王の首を狙った。単純だろ?」

神崎「へー。で、何したの?何がどうなって君は右足を消されたの?」

「そんなん知らねーよ。ただ気がついたら消えてたんだよ。そりゃどうせあの黒い飛行物がやったんだろ?それに聞けよ。」

神崎「ああ、あれ全部俺の部下だからな。まあいいや。もう十分。お礼に楽に死なせてあげるよ。」

「好きにしな。」


と、立ち上がり再び銃口を顔に向ける。


"バァン!"


「……?」

神崎「お前、嘘ついてたろ。」


打ち出された減装弾は、神崎さん自信によって作られたシールドによって防がれた。


神崎「本当に生きたいという意思があるのなら、ダメ元でも俺を殺し、脱走を図るべきだ。なのに肩をびくつかせ、死を受け入れる?あり得ないな。本当にお前がただのバカでなければ、お前は嘘をついていた。違うか?」


図星だった様だ。


神崎「まあ本当は俺も嘘ついてて、お前が空に表れたときの事、くわしく知ってるんだよ。だからお前ならさっきの俺の、この穴から出てきた弾の攻撃も躱せたはずだ。なんたって本来のたったの3分の1程度の速さだったんだからな。頭に当てたやつも含めて。

強がりだろ?本当は女王を殺す気なんて無かったんだろう?ああ、勿論あんた達悪魔が本能的に人間に敵対するような思考になっているのは知っている。だが、逃げ場が無かったんだろ?ものすごい速さで空を飛ぶ俺達の攻撃で逃げることを諦めたんだろ?違うか?」


これも図星だ。


神崎「だから最高権限者である女王に命乞いをしたかったんだろう?だけど庭にワープしてみたら本人がいた、だから突っ込んじまったんだろ?……まさかとは思っていたが、本当にそうだったとはな……お前は運が良いな。お前には、3つの選択肢がある。1つはこのまま死ぬこと。もう1つは俺達の研究材料になって生地獄を味わうこと。そして最後は、俺の部下になること、だ。」

「なっ!?何故!?」

神崎「単純だ。本当に単純な理由だ。お前はとても運がいい。あの冷酷な俺の部下達に殺されなかった。本当に運がいい。コレが1番の理由だ。他人には理解できなくても、俺にとってはお前の持っているその運はとても重要なものなんだ。理解できないのはお前だけじゃない、俺の仲間だって理解できないだろう。敵を、本能的に敵対する驚異を中に入れるだなんて許さないだろう。だが、俺にはこれをごり押しできる権利がある。俺達の中でのお前の安全を保証できる。なあ、俺の部下になってくれよ。」


まあ頭はパンクしてしまうだろう……

というか生き延びたいのなら矛盾が……


神崎「今ここで決めなければこのまま公開処刑だ。まあそれでいいのいうのなら俺の買いかぶりになるんだが……」

「わかった……俺を、あんたの部下にしてくれ……」


デジャヴwww前(第50部 "FCβ2_古き世界から")にもこんなことあったよーwww


神崎「じゃあまずはあの少佐を何とかしないとな。10分経って俺が出てこなければ面倒な事になるからな。」




デ「はあああああああああ!?!?」

神崎「まあそういうことだ。」

デ「いやいやいやいやいやいやいやいや……あんた正気ですか?」

神崎「まあ、誰にも理解されたくないが、シルバレットには特殊な思考があるんだ。(第72部 "真実の空"にて)艦長言ってたろ?誰か1人はこの事実を知っている必要があるって。その事実を知ってるとこんな考えに当たるの。」

デ「ねえ、それって本当なんですか?都合がいいように使ってるだけなんじゃないですか?」

神崎「そう思う気持ちもわかるが、そんなことはしないさ、俺はいたって真剣さ。」

デ「もーやだー……」

神崎「まあ、そういうことだ。まずはゴゴティー達んとこ行って服貰ってくるから、ここよろしくね。」

デ「面倒なことに巻き込まれちゃったなぁ……」

神崎「積極的に手を汚す、それがスィーバンだ。」


うんざり……

健永さん、決してふざけているわけではなくて、あれが彼の決めた道なのです。まあ後々理解できますよ。シルバレットとは何か。

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