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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
新天地
87/114

シルバレットの力

実は、"スィーバン"と"シルバレット"は違いがあったり無かったり……

"シルバレット"はそのまんま"シルバーバレット"なんですが、これは健永さんのコードネームですね。

つまり、"スィーバン"は部隊名で、"シルバレット"は健永さんのコードネーム。語源が同じだから…………

けど、これらは、コードネームというよりかは、役職と言うか、称号と言うか、形容詞的な

…………




第67回、今回のあらすじ。


撃ち逃げして終わりです。

今回も読みにくいですねぇ……



今回は5500文字程度です。



~追記201701221515-26~


色々と数字とかがおかしかったので修正。

今回ミス多すぎ……

案外短い感じな78話 -スィーバン出撃じゃー!-




会議は中止、全員中庭に集合!


ということになってしまった。


中庭には全13機のスィーバンAH(アタッカーヘリコプター)が並び、城の壁にプロジェクターで何やら色々映し出している。


神崎「大変なご無礼は重々承知ですが、今は罰なんて受けている暇はありません!」


城の中から我々の戦いを見ていた女王陛下は我々の事を信用しているが、そうでない者達の方が多いみたいだ。さっきよりも数が減っている。

寝不足と冷たい風はお体に障りますな。


神崎「クリップアイ3、録れたデータ レンダリングしてこっちに寄越して。」

フーレスト「受信できてます。」


FCバギーと同じビジュアライズ技術だ。仕組みは違うかもしれないけど……


神崎「では説明を始めます!今こちらに写し出されていますのは、我々が作成したこの世界の地図です!そしてこの中心にあるのが現在地であるこの国、メルコス新王国の王都です。」


と、神崎さんのセリフに合わせてマップがズームアウトする。


神崎「そして現在、遥か北のこの部分と、遥か西のこの部分より、大量のモンスター達が接近してきているのが確認されました!そしてこの群は、現在このメルコス新王国へ直進しており、夜明けまでには到達するものと思われております!さらに!現在こちら側には、前回ほどの戦力も無く、その上敵は前回の数倍です。しかし、幸いなことに、今回は我々が先制を打つことができます。ですのでこれから我々は2手に別れ、これに攻撃を加えます。が、どう考えてもこれを防ぐのは不可能であり、再び敵の侵入を許すこととなるでしょう。

とにかく時間が命です。今すぐにでも我々は飛び立ち攻撃を開始する必要がございます。ですのでこの続きは私の部下に聞いてください。」


なんだそりゃ!?


神崎「スィーバン3、12、13はここに残れ、平仮名とカタカナは、裂ける全ての戦力をもってして北へ向かえ。西側は我々10機で応戦する。」

デ「エエッ!?2手に別れるんですか!?」

神崎「そうだ、一撃離脱の反復攻撃を繰り返す。北では戦闘機部隊が敵を追い込み、平仮名とカタカナが一撃でそれを叩く。武装は惜しみ無く使え、空になり次第こちらに帰投、俺が補給する。あと2次攻撃は状況によって変えるけど、艦隊からのSRBM(短射程弾道ミサイル)を宛にしたいと考えている。」

デ「そんな、なら尚更神崎さんはここに残るべきだ。」

神崎「他に方法があるか?2方向から来てるんだぞ、それも半端ない数が、やるっきゃないだろ。それとフーレスト、お前この作戦に参加しなくていいぞ。」

フーレスト「えっ?」

神崎「最悪全滅だ。命が惜しければ戦わないことだな。」

フーレスト「だけど、僕にはここに座るしか戦う方法がありませんし、何より僕以外にい代わりがいません。」

神崎「いや、オートガナーがある。」

デ「ひでえ……」


確かに無人でもこれは戦えるだろうが……


神崎「いや、これは役立たずと思っているわけではない、俺はお前に生きていてほしいんだ。」

フーレスト「えっ?」

神崎「おまえ、何でそんな名前になったのかは知ってるよな?まわりが皆3DECCを使ってるなか、なんでおまえだけノンパリなのか、知ってるか?お前は自分の存在意義を理解していない。」

フーレスト「……」


ノンパリ?3DECC?……なんですかそれは?……


フレミング「けど、僕は学ばなくてはなりません。そして何より、あなたを理解したい。」

神崎「そうか、なら急ぐぞ。作戦開始だ!」



スィーバンの武装は恐ろしい、ナパーム、VX、サーモバリック、スマートクラスターにスマート地雷(マイン)、うん、恐ろしい。

33でなんてマイクロ波攻撃衛生上げる予定だしね。まあそれは関係無いか。


神崎「デューク、これは命令だ、女王陛下を死守しろ!俺が生きている限りお前はリーモア艦隊隊員なんだからな!」

デ「アーイアイサー!!」


僕は敬礼をし、飛び立つ彼らを見送る。



神崎『スィーバン13、クリップアイ、ライブ中継だ。ギャラリーに生配信を見せてやれ。』

スィーバン3「各機のカメラ映像を受信した。プロジェクターに写し出す。」


今まで白いマップしか写されていなかったところにもう1つ、新にカメラの映像が映し出された。


クリップアイ『リアクションタイムを削る、スィーバン各機はルックダウン回避のため、このコースに従え。』

神崎『スィーバンリーダー了解。』


と、新に敵の予想されうる索敵範囲と、スィーバン達のルートが表示された。

僕らはそれを眺めることしかできない。


神崎『女王陛下、オーダーです。先程も申し上げました通り、我々だけでは敵を抑えることは不可能。城壁の警備も含めて全員を城の周辺に避難させていただきたい。奥の手が使いたい。』


と、スィーバン3のスピーカーから。

奥の手、多分範囲で敵味方皆殺しちゃうんだろうな……


女王「解りました。」

「しかし女王陛下!こやつらを信用してよろしいのですか!?」

女王「彼らに助けられたこの命、どのみち彼らに委ねる他無いのです。」

「しかし!」

「誇りなど捨てなさい!なんとしても生き残るのです!それこそが我々に必要なものなのです!」


よくわからないが、そういうことなのだろう。

僕らが彼らを滅ぼすもっとも簡単な手段は、なにもしない事だ。


「ですが、いったいどうやって……」

神崎『夜明けまでにはこなせなければ、確実に多くの命が失われることとなる。』

女王「兵士を全て導引させなさい。住民達に避難を呼び掛けるのです。」

デ「じゃあ女王陛下がヘリに乗って呼び掛けてればいいんじゃないですか?」

神崎『ダメだ。訓練をしていたかどうかは知らないが、1度に大勢の人間を動かすのはトラブルの元だ。時間はそれなりにある、それがいい。』



と、言うわけで、各地に王命が緊急通達された。


クリップアイ3『12時方向、距離17kmにて、驚異反応の出現を確認した。地中から出てきたのか、スィーバン3、掃除してこい。』


クリップアイは艦隊の中でも最高の索敵能力だ。砂漠の中の砂でさえ識別できるらしい。

しかし、何故そんな名前になったのか、すごく気になる。


『さて、俺達も始めるか、追い込み漁だ。』

カタカナ『なら、俺達は鯨だな。』


北でも17機の戦闘機が超音速巡航(スーパークルーズ)で戦地へ出向く。

そして間もなく戦いの火蓋が再び切られた。


『間もなくASM有効射程圏内。攻撃目標、クリップアイ指示の目標。出し惜しみは無しだ、撃ちまくれ!サルボーゥ!』


マルチロールからの映像では真っ暗で、殆どミサイルくらいしか認識できない。

しかし、それを見ていた原住民達はパニックというかなんと言うか……


『フォックス3!全機フォックス3だ!』


フォックス3、機関砲の発射の符丁だ。

マップを見ると解るのだが、15機は両端が突き出た、半円の様な編隊で、敵を1箇所に集めようとしている。

高高度から降り注ぐ20mm弾は、端から敵を無力化するつもりはなく、足止めさえできれば後は勝手に渋滞して玉突いてくれる。けど普通1発で死ぬんだけどね。


話はズレるが、地域イベントで行われる長距離走とかの大会だと、スタート時にはよく山ができていて、救急車を呼ぶことも珍しくはない。

こういう時、目の見えないランナーとその伴走者は事故を防ぐため最初はかなりゆっくりとスタートするが、大体そういう人たちはかなり速い人が多く、途中で抜かされる人達はかなり多いらしい。


そして敵が詰まった所の上空8000m程では、スペラーズの2機が半径2km程の巨大な円を描き旋回を始める。


平仮名『積み重なった敵を掃討する。30秒閉じ込めてくれ。』


マルチロール達は急激に高度を落としながら再び空対地ミサイルを連射する。カメラの映像ではではわからないが、恐らくこれで全てのミサイルを撃ちきった筈だ。

そしてそのミサイル達も半径2km程のその円の外周に着弾する。


『全機離脱だ。』

カタカナ『ラ、ラ、 ラ、ポ、○、モ、ン、言えるかな?』

平仮名『日本語で、あそぼ。』


……

呪文の詠唱だか決め台詞(ゼリフ)だかわからないけど、パイロット達の機嫌は損なわれることなく、直径4kmにも及ぶ巨大な魔方陣から放たれた白い光はモンスター達を包み込んだ。


平仮名『ヒュー!決まったな!』

カタカナ『これで30%は消せたんじゃねえか?』

平仮名『どうだかな?これ結構弱いだろ?』

平仮名 後部座席『ああ、ダメだったな、やはり敵のプロテクトが上がっていたな、敵は火傷をした程度だ。』

カタカナ後部座席『広くやり過ぎたな。5%の敵の無力化を確認。』

クリップアイ3『了解した、1オクロック迎撃隊は、全ての火器を撃ち尽くし、撤退せよ。そして落とされるな。』

神崎『シーカーオープン、ターゲットロック。サルボー。』


と、西の方でも戦いが始まったようだ。


神崎『全機攻撃開始。』


ここからはメタい解説になるのだが……

今スィーバンの武装は、神崎さんの"武装生成"の"アビリティー"により、全てリアルタイムで補給されている上に、多連装ロケットポッドではなく、多連装ミサイルポッドだ。

しかし、元々神崎さんに25mmガトリング10丁と20個のミサイルポッドをリアルタイムで補給することなどできなかった。

では何故できるようになったのか。これが全てではないのだが、この世界の環境そのものにも原因がある。

結論から言えば、この世界には前の世界の20倍程のマナが存在する。

僕らはこの影響をもろに受けることはなく、効率が落ちるので、精々8倍程度のパワーアップにとどまった。馴れればメリットばかりだったが、神崎さんは違った。彼はもろにこれを受けた。つまり20倍だ。だから色々あって、2ヶ月間のドクターストップがかかっていたのだが、前に(第79部 "The concept"で)使ってしまったので血を吐いてましたね……二次的に一時的な失明も……

そして、さっきも言ったとおり、これ以外の要因もあり、神崎さんの魔術系の能力は20倍よりもっとも高くなっている。

この世界に来る前から突然魔法が使えていたのはまた別の話。多分そこは説明もされない。今強いてここで言うなら、本気だしてなかっただけ。うん。ほんとにこれだけだから、多分これ以降は説明されないんじゃないかと思う。


というわけで、10機のガンシップは弾切れもオーバーヒートも気にせずに攻撃をし続けることができる。マジヤバイよね。


もう音が大きすぎて音声以外はミュートにされてしまっている……


神崎『おい、敵が見えないぞ。』

スィーバン4『問題無い。』

神崎『じゃあ俺もっとも上がってるからな。』


と、爆発とそれに伴う砂煙でもう敵が見えていない。

なのでスィーバンリーダーは1機前進してしまう。


神崎『MAV召喚!なんつってな。』


なんつってな、ではなく、本当に無数のクアッドコプターとミニプレーンがどこからともなく出現したのがギリギリ見えた。

が、後にMAV達は発砲を始め、マズルフラッシュで明るくなる。


またメタい話だけど、これらのMAV達には2種類どちらかの武装がなされている。1つが5.56mm弾160発を使用する、LMG?……か、40mmHE弾10発、ミニプレーンの場合は5発を使用するグレネードランチャーかだ。

これはデコイであるが、絶大な制圧効果もあり、それなりに危害も加えてくれる。

恐らく今MAVは200はあるだろう。

これなら僕でも勝てないかもしれない。

MAVは皆高度30m以上に三次元的に広範囲に散らばっているので、1度に倒すには限界がある。

これスゴいや!雑魚狩りにも高驚異目標にも使えてしかもコスパがいい!


スィーバン7『こちらスィーバン7、エンジン被弾、出力20%低下、尚も低下中。』

神崎『こちらスィーバン了解、破損したエンジンは緊急停止、スィーバン7は緊急離脱せよ。』

スィーバン6『こちらスィーバン6、スィーバン7の仇は打った。』


目にも留まらぬカウンタースナイプでHVT(高価値目標)は次々と消されていく。圧倒的な認識力が効率的に敵の戦力を削って行く。


因にエンジンはロケットブーストが可能なターボシャフト2機だ。

吸気を一時的に中断し、専用のロケット燃料を使用することにより短時間だけだが格段にパワーを上げることができる。勿論機体もその負荷に耐えきれるように作られている。これのもう1つの使い方は、水中潜航だ。ギアを下げ、エンジン出力も下げることで、長時間水中を移動できるが、運動性は悪く、泡も大量に出る。だからまず使わない機能だ。それにこれは機体がノーダメージであることが前提だ。ますます使えない……


対処しきれなかった対空攻撃でエンジンを損傷したスィーバン7はこれ以上の損傷を防ぐべく、エンジンを停止させ、ハードポイントを空にして、こちらに反転する。


クリップアイ3『スィーバン3、仕事は終わったな?そのままスィーバン7を迎えに行ってやれ。』

『こちらテトラポッド、クリップアイ3、弾切れだ、帰投する。』

クリップアイ3『了解テトラポッド。平仮名、カタカナはこれを援護しつつ、帰投せよ。』

平仮名『こちら平仮名了解。』

カタカナ『こちらカタカナ、ラジャー。』

クリップアイ3後部座席『む?ワイノス艦隊から艦載機が1編隊こちらに向かっているぞ?……ああ、こいつらか。』

クリップアイ3『なるほどな。クリップアイ3よりスィーバンリーダー、増援が来た。帰投して部隊を再編成しろ。』

神崎『スィーバンリーダー了解。各機、帰投する。置き土産は忘れるなよ。』


置き土産はスマートマインだろう。



神崎『増援って、もうあっちは余裕なのか?』

クリップアイ3『いや、こいつらは対地対艦が専門で、艦隊を襲っている敵達には相性が悪い。』

神崎『なるほどな。』



やがてスィーバン達から送られてくる映像にこの城が映る。もう空では北から帰ってきた17機が旋回待機している。


神崎『よーし、全機補給のお時間だ。ゆっくり並んで飛んでてくれ。』


皆は横1列に並び、速度を落とす。


その下をスィーバンリーダーが横に動いていく。



『マジか、本当に補給されたぞ。』

『俺もだ、ミサイルまでもか。』

『弾帯が切れてたりはしねえだろうな?』

神崎『ガトリングの補給くらい何度もやってらあ。』

『じゃあミサイルは不良品って訳だ。』

神崎『シルバレットをなめるなよ?』

思ったんですけど、"非" "不" "未" って、ネガティブなイメージですね。一二三。


クリップアイの性能には、秘密がありましてね。もちろん秘密です。名前の由来は、今までしっかり読んでくださってきた読者様なら解るはずですよね?


あと、クリップアイは敵を見つけられなかったのではなく、見つけていたけど、突然動き出してわーびっくり、というわけです。



MAV:MicroAerialVehicle

小型航空機。


テトラポッド:消波ブロック

よく海や大きな川に大量に積まれている、波などを打ち消すためのコンクリートのあれ。

テトラポッドも実はテトラポッド株式会社の登録商標であり、迂闊にこの名前を使っているとチャッカマンみたいなことになってしまう。ご注意あれ。



べ、別に、OVA勢だからといって、3番機を優遇しているわけではございませんよ?……

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