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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
揺れる曇り空
70/114

使命に抗いし使命1

筆者は思いました。ゲーミングPCは、買った方が安いと。



いくら下書きとて、ハイグレイさんの事ではテケトーには書けないので、遅れました。テスト?悪化してましたwww

とか書いておきながら、結局ごちゃごちゃしちゃって、しっかりと書けてないんですけどね……ごめんなさいね、AAハイグレイさん。




第53回、今回のあらすじ。


さて、AAハイグレイさんの本気です。AAハイグレイさんオコです。



今回は8000文字程度です。最長記録かな?

理不尽なだいたい64話 -AAハイグレイの使命-




僕らは無事に部隊に接近することができた。

そしてこれから"インフォ"で見えたことをひたすら読み上げていく。

やはり、アンフィーが居るせいだろう。部隊全体がすごく強化されている。最高戦力と呼ぶのに相応しい程に……

それに、アンフィーは恐らく蘇生が得意な筈だ。今までだってそうだった。だから今ここで手を出しても、勝機はない。


補給が途絶えたとはいえ、備蓄は十分であり、兵士達も皆自信に道溢れた顔をしている。空には色々飛んでいる。


キャンプは巨大で、1度にその全てを見渡すことは難しいだろうが、バギーのセンサー郡は余裕で解析できる。ありがたいものだ。


1度登録した対象はクルー全員の網膜にその情報が写し出されるようになる。

さらに便利なことに、こちらが無意識に間違えても、目の動きからその間違いを見つけ出し、警告してくれる。まあ多少は空振りもあるけど……


まだ肝心の2人は見つかっていないが、恐らく真ん中だろう。バギーのセンサー郡もキャンプ中央からは強力な魔力反応を捉えている。まあキャンプ事態対ワープジャミングですごいノイズだけど。もっとも、バギーのノイズキャンセリング能力がバカみたいに強すぎるから問題ないんだけど。どうせバギーから降りないし。




アナライジングから3時間程たった9時頃だった。


アルケ「なんだこの影は?……東北の低空に何かがあるみたいだ。接近している?……サブソニック?……これは、間違いない。何かが飛んでくる。飛来までまで60秒!」


いくらパッシブとはいえ、影として映るとは何者だ?


"Radio Open"

"ピポーン"


神崎「通信?……」


まさかである。


『こちらは、臨時編成ガンシップ中隊、ストームトリッパー。これよりAAハイグレイ全7機によるキャンプの急襲を行う。手出しは無用だ。データを持ち帰れ。』


そのまかであった……


アルケ「こいつら……まさか、墜ちるつもりなのか?……」

神崎「はっ?」

アルケ「ハイグレイは無敵じゃない。弾切れだって起こすし、大破墜落だってする。それにこの台詞。死亡フラグだろ?……」


確かに死亡フラグである……


アルケ「5時方向上空に無数の動体反応!」

神崎「気持ちわりぃー!」

アルケ「速力マッハ2.5!終末加速を考慮すれば接触までおよそ8分!」

神崎「数は尚も増加。5000、5500、6000、まだだ。8000。巡航ミサイル郡第1波凡そ8000発。」

「いったい何が起きている?」


アルケディアスさんはようやく見えたハイグレイに指を指す。


アルケ「あれだ、あれがキャンプを襲う。さらにそれを襲うもの達が、あっちからやって来る。」

『総員、攻撃開始。絶対にアンフィーの息の根を止めるな。』

神崎「ん?」

アルケ「やつらもバカじゃない。何か意図があるんだ。」

神崎「ハイグレイウエポンベイオープン。ミサイル発射。インターセプティング。」


5機のハイグレイの腹が開いてどデカいミサイルが射出される。

その煙を見て初めて下がハイグレイの存在に気づいたようだ。


神崎「あれは!」


ハイグレイはガトリングの銃口に魔方陣を展開した。エフェクターだ。


神崎「来る。」


空中から21本の光の線が曲がりながら地上に降り注ぐ。

しかし、即座に迎撃が始まった。なに弾たが知らないけど、空中で爆発していた。


「バリアだ。」


するとハイグレイも瞬時にエフェクターを変更した。恐らくAMPエフェクターだろう。初速は落ちたもののバリアを無に等しくしてしまった。


アルケ「しかしキツいな。ハイグレイは通常兵器しか使えないはずなんだが……」


確かにハイグレイがNBC兵器を使っているところは今まで見たことがない。というかそもそもハイグレイ事態全然見てない。


しかし、いつのまにか5機が高度を上げていた。そして間もなく反転した。


今度は上へ攻撃している。天使達の襲来というわけだ。

攻撃を防ごうとしたものは自信と共に体を砕かれ、躱そうとしたものは電子演算の偏差射撃を降りきれず、血肉となり、地へ恵みをもたらした。


地上からも色々飛び始めたが、通常の人間ではトマトジュースになってしまうようなスーパーアクロバットで全て躱されている。ブレードを3次元的に回転させているようだ。それでもガトリングは正確に調理を続けている。

そもそも5.56mmじゃキャノピーにも傷1つ付かないだろうけど。魔法の攻撃も当たる前に消されている。何が起こってるのかさっぱりだが全て防いでいるようだ。


地上では、生き残ったおおくのものが恐怖に怯えて何もできなくなったり、逃げたしたりしていた。

戦意の有る者から狩っていったらこうなるのは必然だが……



アルケ「損害拡大70%。っ!10%まで減少!復活しやがった。」

神崎「見つけた。この反応がアンフィーだろう。いったい何をしやがった?」

アルケ「神々のお出ました。」


高エネルギー反応がミサイルとは違うところから現れた。


神崎「AAM発射。いけるのか?」


発射されたそばからAAMに向かって視界外から図太いビームが照射された。しかし3病後、無傷で飛び続けていたAAMが発見された……


しかし、ハイグレイ達が言った通り、アンフィーへの攻撃はすごく控えめで、制圧しかしていないように見える。



気がつけばキャンプは荒野と化し、空にはハイグレイ以外何も飛んでいない。鳴り響くのは、音速を越えたブレードの空気を叩く音だけ。


アルケ「ハイグレイの巡航ミサイルとアンノウンが接触……半減したな。4000代まで減少。到達まで3分程。」

神崎「敵の損害40%。もう全滅か?」


値は下がっては上がって、下がっては上がってを繰り返しているが、それでも確実に減少しているようだ。


デ「弾切れしませんね……」

アルケ「ああ、補給しているからな。だが、機体にダメージが入ると一気に能力が低下する。無傷の内にどこまでやれるかが勝負だろう……ただ、何故HVTを叩かないのかは知らないがな。」


しかし、何度も何度も死んでいる天使達は、その一部がAMP弾の対処法を見つけたようだ。とはいっても瞬殺が秒殺になった程度だが……



アルケ「巡航ミサイル郡壊滅……残党が加速した。予想より早いな。」

神崎「巡航ミサイル郡、尚も加速中。数、約300。」

デ「いったい何が?」

アルケ「わからん。」

神崎「これは……クラッキングだ。ハイグレイが編隊飛行データリンクに偽装データを流し込んで色々やったみたいだ。反射波をひろった。ダメージ率762‰。」

デ「ダメージ率?」

神崎「ああ、残りの23.8%は修復か無視だろう。」


コンピューターには詳しくないので固まってしまった。


アルケ「巡航ミサイル郡加速を終了、マッハ6で突っ込んでくる。」


『こちらⅣ(フォー)、これより迎撃に入る。』

『こちらⅤ(ファイブ)了解、バックアップに入る。』


アルケ「ハイグレイ2機空域離脱。巡航ミサイル郡の迎撃に向かった。」

神崎「残り全機戦闘を継続。現状全機被弾数0。」

「何故アンフィーを狙わない?」


神崎「トラックナンバーと逆だったみたいだ。リナンバリングされた。」

アルケ「ハイグレイ4番機機銃掃射を開始。スゴいなこれは……」


相対速度がマッハ-10をひろった越えるのに、ミサイルはそれを躱す。しかし、なんと銃弾もミサイルを追尾していた……


神崎「ハイグレイ掃射を終了。」

アルケ「全弾迎撃完了。」

神崎「巡航ミサイル郡、第2波を確認。」

アルケ「さっきよりもすごそうだ……」


神崎「ドゥアットハイグ軍壊滅。損害70%。アームメーカー尾崎進吾の死亡を確認。」

アルケ「さて、どうする?」

神崎「やはり来たか。センサー郡がステルス機を捉えた。数12、高速で本空域に接近中。到達まで凡そ90秒。ソニックブームもお構い無しか。」

アルケ「ミサイルの時点でお構い無いだろ。」

神崎「あっ!えっ!?」

アルケ「ハイグレイミサイル発射、ステルス機ブレイク。」

神崎「あああ……アンフィーさん祈り始めちゃったぜ……哀れだな……」


"ビーッ!"


突然バギーから今までのSE(サウンドエフェクト)とは違う警告オンが大きく発された。


"ERCM acted for EMP"


アルケ「クソッ、マズイ。一瞬ステルスが剥がされたぞ。幸い見られていなかったようだが……」

神崎「最初から保険として茂みの中には入っていたけど、肝心な部分は生きてたし、問題ない筈……」

「何だ?何が起きた!?」

アルケ「発見したステルス機から発された全方位攻撃の巻き添えを食らったみたいだ。反応型のカウンターメジャーが起動したが、そのとき一瞬いくつかのアクティブステルスが剥がされたみたいだ。」

神崎「再構築まで0.000042秒。ちと長いかな?」

アルケ「長くはないと思うが……そもそも1秒でも短いんじゃないのか?」

「油断するな。」

神崎「最初からしてないですよ。」


説得力の無い発言だが、今までずっと一緒にいた僕は解る。神崎さんは油断しない。少なくとも戦闘時は。


アルケ「スゴい煙だな。巡航ミサイル郡第2波、凡そ14000発。」

神崎「バカなんじゃないの?」

アルケ「デコイも有るだろ。」


14000発の巡航ミサイル……山脈が削れるレベルだ。


「その巡航ミサイル郡というのは何なのだ?」

デ「14000発もあったら山脈がクレーターですよ……」

「ではあれはいったい何だ?」

神崎「あれ?ヘリコプター。見ての通りというのもおかしいけど、まあゆっくりと空を飛ぶための乗り物。あれは発展しすぎだけどさ……」

アルケ「あれもまた、何らかの原因で別世界からやって来たのか、それとも……」

「それとも何だ?」

アルケ「この世界で生まれたのか。それはわからない。情報が少なすぎる。そもそもあれを攻撃するこれらの招待が不明だ。シルベリオンなんて聞いたこと無いぞ。

前回、凡そ1ヶ月前、そのとき巡航ミサイル郡は、南からやって来た。だが、今回は西だ。場所の違いと合わない。かといって仲間が居たとしても、地上にいたとも思えない。」

デ「使い捨てVLS(ミサイル垂直発射装置)?」

アルケ「22000発だぞ?」

神崎「移動式?」

アルケ「だから22000発だぞ?」

神崎「増殖?」

アルケ「ああ、それはあるかもな。だが、俺は、やはり空母だと睨んでいる。」

神崎「まさか……」

アルケ「ああ、海に有るとも思えん。」

デ「空中空母。」

神崎「アイガイオ○……」

アルケ「アイガイ○ン?」

神崎「いえ、関係無いです。忘れてください。」

アルケ「お前、そういうの多いよな。」

神崎「今回のは、反射的に……ハイグレイ、再びウエポンベイオープン。同型のミサイル再出現。」

アルケ「やはりか、リロードしたな。」

神崎「ハイグレイAAM、ステルス機隊に到達。1機被弾。あっ、(外れた)もう1発が……同機に再び着弾。ステルス機1機撃墜。残る11機、ミサイル回避に成功。進行を再開。」


『こちらⅣ、これよりFオーバーロードを開始し、全リミッターを解除。滞空ミサイルの迎撃に向かう。続けⅤ。』

『これよりⅤ了解。らしくないが、死して輝こう。この世界に光あらんことを。』

アルケ「ハイグレイ2機、エネルギー反応急速に増大……全てを出しきるつもりだ。」

『こちらⅣ、』

『Ⅴ。』

『これより邀撃戦(ようげきせん)に向かう。グッドラック。』


神崎「Ⅳ、Ⅴ、巡航ミサイル郡までワープ。応戦開始。!マッハ7!?!?」

アルケ「ハイグレイは魔法を使う。それも全力だ。当たり前だろう。」


『さあ、俺達も始めるぞ。サーカスだ。』

『AAハイグレイよりFCビーグル。指定エリアまで至急退避せよ。サーカスが始めるぞ。』


アルケ「いつのまに暗号プロトコルを?……」

神崎「FCビーグル。指向性波にて返信だ。輝かんストームトリッパーに、武運と栄光があらんことを。」

『ここにはこれから嵐が吹く、嵐のなかで光るのは閃光のみだ。』

『だからお前らは、その閃光を焼き付け、生き延びろ。』

『お前らの中に、我らは残る。』

『どんなに小さかろうと、』

『我らの証しはそこにある。』

アルケ「ああ、決してその証し、消しはしない。撤退を、開始する。」


神崎「この(AAハイグレイ)2機、レーザー兵器か。」

「魔法を使うからと言ったが、それはどういう意味だ?」

アルケ「ああ、あいつらも普段は計器以外には魔力を使わない筈だ。」

神崎「ステルス機隊、来ます!」

アルケ「肉眼で見えるだと?」


"ドドドーーン!!!"


僕らの斜め上を11級のジェット機が超音速で飛び抜け、サーカスの始まりを告げるクラッカーが鳴り響く。


神崎「ハイグレイ全機散開。ステルス機、同時攻撃です。」


ステルス機は2機2機2機2機3機の5つに別れ全方位から同時に侵入する。

ハイグレイもそれを迎撃すべく弾幕を展開するが、ステルス機はサイドスラスターまで使った無理な機動でそれを躱し、再度アプローチを行う。


アルケ「バイザーの下には人間の目……」


ステルス機は翼端のARミサイルを発射するが、精密で濃厚な弾幕に迎撃されてしまう。

そしてハイグレイもウエポンベイひ開けミサイルを連射した。

35発のミサイルが7機を追いかけ回す。しかし、連携のとれたミサイルはステルスの無理な機動(マニューバー)を凌駕する。


神崎「ステルス機7機撃墜!残り4機!」

アルケ「ステルス機全機フォックス4。」

神崎「神風アタック!?」


ステルス機は残る4機全機が並び、全面にシールドを展開しながらABMAX(つまりフルスロットル)でストームトリッパーⅠに突っ込む。

しかし急上昇したⅡ番機の弾幕の餌食となった。


神崎「サーカスにならなかった……」

アルケ「……あいつら人間か?……そもそも何故ステルスを解いた?……」

神崎「あの無理な機動、人間なら即死なんじゃないか?……」

デ「Ⅳ、Ⅴ、巡航ミサイル郡迎撃中。残り凡そ9000発。到達まで凡そ300秒。あっ!……Ⅳロスト!Ⅳを中心に大規模な爆発が発生。ミサイル残り凡そ4000!?」

神崎「これは……ミサイルに何か紛れてるのか?」


『こちらⅠ、今しかない。神を叩くぞ。アンカーを使え。』

『全機了解。全機散開。最寄りの浮遊島を襲撃する。』


アルケ「ハイグレイワープ……捉えた。いったいどこに攻撃を?……」

神崎「ハイグレイ攻撃開始。」

アルケ「半重複空間露出……神々の巣窟か……」

デ「ハイグレイ各機、大型ミサイル発射……」

神崎「スゴいノイズだ。核でも使ったのか?」

アルケ「かもな。だが後で解るさ。」

神崎「……浮遊島崩壊……生体反応多数残存。ハイグレイミサイル発射?」

アルケ「アンカーだろう。」

神崎「アンカー着弾……生体反応消失……アンカーって何ですか?」

アルケ「ああ、ただの碇じゃないぞ?死者を殺すための、慢性的兵器だ。核の如くだ。まあ封印的な要素も多いがな。」

神崎「ハイグレイ再ワープ……戻ってきました。何がしたいんだ?……」

アルケ「基本的にハイグレイってのは200年間は飛び続けられるように作られているんだ。勿論補給も行っているが、全てを出しきるとなると、これくらいは造作もないことだろう。」

神崎「最高のやけくそだな。」

デ「ストームトリッパーⅤロスト……巡航ミサイル郡残り、凡そ1500発。」


『我々が、彼らに殺されること。そしてそれをお前達とアンフィーが見届けること。それにこそ意味がある。故に我らはこの命の限り、ここで戦い続ける。』

『より多くの者に、』

『正しき記憶に。』

『我らはAAハイグレイ。』

『どうやらこの世界でも運命(さだめ)は大して変わらないらしい。』


神崎「自殺する運命?……」


この場にはせいぜい2000人程度しか生き残っていない。しかし、アンフィー達を襲うことにも意味があったのだろう。



アルケ「ミサイル加速。ハイグレイ全機降下。」

神崎「町に向かったのか!?」


『全機Fオーバーロード、全機付いて来い。』


神崎「ハイグレイ急加速。舞台を広げる気か?」

デ「ウエポンベイオープン。大型ミサイル発射開始。」

神崎「汚い花火大会だ……」


デ「巡航ミサイル郡に到達。」

神崎「巡航ミサイル郡壊滅…………」

アルケ「見つけた。やはりか、近接航空支援機だ。有視界戦闘特化戦闘機。言うなれば空飛ぶSIGSだ。」

神崎「前進翼機。格闘特化……」

アルケ「追加燃料槽(ドロップタンク)投下、爆破した。」

神崎「ハイグレイ射撃開始、スゴい勢いでミサイルが撃ち落とされていきます。」

アルケ「ミサイルが編隊を変形させたか。」

神崎「ダメだ、ミサイルがハイグレイのマニューバに着いて行けてない。」

デ「スゴい爆発だ、地上に被害が。」

神崎「これ流れ弾だけで町滅ぶんじゃないの?」

デ「ハイグレイⅥ、Ⅶ、コースアウト、こっちに来ません。」

神崎「強烈なECMだ、何も見えない……」

デ「………………映像回復。全ミサイルがⅥとⅦを追って敵国(ドゥアットハイグ)の都市上空に。」

神崎「まあいい迷惑だな。」

アルケ「前進翼機、ⅥⅦの追跡を止めこちらに向かってくる。」

神崎「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ番機、到達まで20秒。総員衝撃備え!」

アルケ「目を閉じて耳を塞ぎ、息を止めるんだ。衝撃波が来るぞ!」

神崎「いや!それじゃ死んじまう!この際音響は抜きだ!相殺しろFCモービル!」

アルケ「そうだな、死んじまったら元も子も無いな……」

デ「そう考えると、ミサイルの爆破地点は、大地震ですね。」

神崎「皆目から血吹いてるんじゃない?」

アルケ「それは大袈裟だが、激しい揺れには襲われるだろうな。」

神崎「天のお怒りだー。」


残った3機のハイグレイは30機の無人格闘機を引き連れ、目で追うのも疲れるようなアクロバットで戦っていた。

格闘機も格闘で主翼をバッタバタさせながら弾幕やミサイルを躱し、時にグルングルン主翼を回転させながら回転する。カナード翼に可動式のエアブレーキまで備えている。ステルス性なんてあったもんじゃないそのボディーは、ステルス機が為す術も無かった超高機動ミサイルを回避する。しかし、格闘機にはミサイルは見えない。


そしてついに大きな爆発が起きた。


アルケ「ストームトリッパーⅠ被弾。格闘機が神風しやがった。」


有人機すら神風を行うのだ。無人機が行うのは当然に思える。

しかし、被弾は間違いではなかったが、シールドが展開されており、機体はノーダメージだった。


神崎「アフターバーナーなんて初めて見たぜ。しっかりリングが見えるんだな……」


格闘機の全開にされたノズルからはアフターバーナーのリングが多重に見える。


「やはり敵も魔法を」

アルケ「使ってねーよ。」

「ではあれは何だ?」

アルケ「だから言ってるだろ、アフターバーナーだって。」

「ではそれはなんだ?」

アルケ「ジェットエンジンの排気の気流をいじってそこに燃料吹き掛ければああなるの。」

「燃料?」

アルケ「そ、灯油。まあ主には化石燃料だな。分かりやすく言えば油だよ。専用のな。」

「何?あれは油で飛んでいるのか?」

アルケ「その通り。ほとんど油しか消費しないよ。」

神崎「飛ぶだけなら、ですけどね。」

アルケ「まあな。」


そうこう会話をしている内に、ハイグレイはもう3機を落としていた。

ミサイルでは追い払うことしかできない。なので弾幕と連携で確実に1機ずつ1機ずつ落とす他は、自爆になるだろう。


格闘機全26級が全方位、そして様々な角度で1機のハイグレイに同時に突進した。

その間ハイグレイは7機を撃墜し、ワープで逃げたが、強烈なジャミングの中かなり無理をしたのだろう。相当被弾した上、負荷で装甲が剥がれてしまい、煙を出している。


神崎「Ⅱ番機中破、戦闘継続不能。」

アルケ「無理にワープしたからその隙にとんでもない数撃ち込まれたな。それにノイズキャンセリングも不十分だったな。」

「あの状況の中ワープできるとは……」

神崎「Ⅱ番機上昇。」

『さよならなんて、らしくないな。』


煙と共に、空高く飛び上がる。

そして盛大に自爆し、光球と共に消えてしまった。


デ「格闘機残り19機、ミサイル第3波、現状確認できず。」


つまりこれは、残る19機でハイグレイを全滅させられる自信があることを意味しているのだろう。弾切れとも思えない。


ついに2機になってしまったハイグレイは、遂にレーザー兵器を使い始めた。

しかし、照射と同時に反転され、ジャマーを撒かれていまい、当てられない。


デ「スモーク……」

アルケ「だがお互いいつまでも続かない。スモークだって蒸発する。」

神崎「格闘機、空域離脱……これは……フォルムチェンジ……後退翼になった、」

アルケ「終わったな。」

神崎「格闘機全機再び高速接近!」


『そうだな。我々もここらで消えるとするか。』

『幸運を。カットオフだ。』

因に、ハイグレイは元々エフェクターを使っていました。ハイグレイの方が先です。


進吾さん。ここで死ぬ予定ではなかったのですが……死なないのもおかしいので死んでもらいました。



ドロップタンク:増槽

本文中では"追加燃料槽"と書きましたが、正しくは"増槽(ぞうそう)"ですね。水槽の槽と同じ漢字ですね。

ドロップタンクの装着は、運動能力やステルス性等を低下させます。ですから要らなくなったらポイ捨てするんですね。

ドロップ缶ではないので飴は入っていない。自分で書いておいて変ですが、サンタクロースかっての。



"なに弾たが知らないけど"と、ありますが、空中炸裂弾だとはあまり思っていなかったでしょう。たぶん、タングステンやら、劣化ウランやら、APDSかな?と、思っていたのでしょう。


因にAAハイグレイは結構後に出ていて、500年は飛べるよう作られています。


ハイグレイさん、あの場ではあれが本気でしたが、不思議な機関を備えており、場合によっては1機あたりの戦闘力が数十倍にまで跳ね上がります。特にAAハイグレイは割りと新しく、それもまた大幅に強化されています。



離れてくれキャスリン、俺は自爆しなければならない!



ABMAX:AfterBurnerMAX

出力限界フルスロットル。



っていうか、素で離脱した2機の事忘れてましたわ……

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