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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
揺れる曇り空
68/114

お薬は薬剤師にご相談ください

前回の、"今回のあらすじ"に、"吹雪の中山を爆破しようと頑張ります"と、書いてますけど、これじゃ吹雪の"中山"を爆破しようとしてることにもなっちゃいますよね……


22日なんかすごいPVアクセスなんですよ。何?150代はカス?

いや、ブックマーク数とかそこなへんから考えてみてくださいよ。(まあ付けてそれっきりの人も多いとは思いますが……)

それにいつも更新ありでも60以下が普通ですもの。




しかしやはりいつも通り第51回、今回のあらすじ。


薬を売ってるんですけどね、ひどいもんですね。

あとか軽く現状報告して終わりです。



今回は3000文字弱程度ですね。

地味にえげつない感じなだいたい62話 -汚い金儲け-




あれからしばらく暇になった。

朝起きると、軽く運動して、食堂でしっかりとした朝食を食べ、それからは暇だ。

近頃は、髪を染めて、カラコン着けて町でのんびりしていることが多い。この街は戦場とは程遠い。


そんなある日、神崎さんとロクスィーさんと3人で木の幹にもたれかかり、昼寝をしていたときの事だった。



アルケ「おい、神崎。」


アルケディアスさんがやって来た。


アルケ「おまえ、やってるだろ。」


僕にはそれがどういう意味なのかよくわからなかった。


神崎「いいえ、売ってるだけですよ。」

アルケ「マジかよ……」

神崎「アルケディアスさんも買いますか?」

アルケ「買うわけねえだろバカかおまえは。」


何だかもめている……


アルケ「LSDか?」

神崎「LSD?……ああ、違いますよ。快楽、グヘヘ、アヒヘヘヘヘヘヘ的なヤツですよ。」

アルケ「何が目的だ。」

神崎「私利私欲に大金をはたくと、あっという間に死んで行くのです。」

アルケ「そういうことかよ……お前もなかなかやるなぁ……」

神崎「そう言われたってあんま嬉しくないですよ……」


アヒヘヘヘヘヘヘ?……


デ「つまり、どういう事ですか?」

神崎「うんつまりね、間接的に強盗してるの。」


???


神崎「バカで自己中な御貴族様達にね、薬売ってるの。高い依存性のあるケミカルドラッグ。で、半自動で大金が手に入り、その内その貴族様は死ぬか殺されちゃうの。」


?????


神崎「まあ試してみればわかるよ。」

アルケ「やめておけ。」


アルケディアスさんの声には強い威圧が感じられる。相当危ないものなのだろう。


神崎「そう、これはね、冗談でも絶対にやっちゃ行けないことなの。」

アルケ「わかってて言ってたのかよ……」


アルケディアスさんは相当呆れたらしく、(ひたい)に手を当て首を降る。


神崎「ドラッグはね、脳を壊すの。俺の知ってる限り治療は絶望的。脳が壊れるから思考回路はね……お察しね?……だから、何て言うんだろうね……アウト、だね……」

アルケ「特に(やく)の入手手段を知っている場合はな。」


ふーん……そんな危ないものを売り付けてるのか……


デ「けどいつの間に?」

神崎「おいおい、ここをどこだと思ってる?俺達の所属は?」


所属は一応フキスィユーグス。国内最大級の犯罪組織……ブラックマーケットは御得意様か。


アルケ「で、見返りは?」

神崎「別に?」

アルケ「あっそ。」


ここまで呆れたアルケディアスさんを見るのは初めてである。

しかし神崎さんはボーッと何かを考えていた。


神崎「…………ニューラルネットワークって途中で破壊したらどうなるんだろう?……」

アルケ「そんなの知る分けねーだろ。」


もう話についていけない……


神崎「そうそう、そういえばATMがペイント対応しましたよ。」

アルケ「ビームライティングか。」

神崎「射程は不明。ペインターはランチャーでしょうが詳細は不明。」

アルケ「いつか試しとかなきゃだな。」


よくわからないが、ATM(対戦車ミサイル)が発展したらしい。


アルケ「車両の方は?」

神崎「たぶんIFVのプロトタイプ完成まで3~4週間かと。」

アルケ「IFVか。まあ25mmを連射できるからな。」

神崎「お弁当箱も付けられそうですよね。」

アルケ「お弁当箱?ああ、ERAか。」

神崎「そう、エラです。」


エラ?……魚のレーションかな……IFV(歩兵戦闘車両)にねぇ……もっと解るように話してほしい。だってどうせもっと分かりやすい単語があるのだろうから……


アルケ「ああそうか、じゃあ俺は先帰ってるわ。訓練怠るなよ。」


と、言い残し城へ帰っていってしまった。


神崎「個人的には金網の方が好きなんだけどね。」


焼き魚かな?……




昼寝を終えた僕らは再び町をフラフラする。

バックアップもバックアップだし、神崎さんも神崎さんなのでお金には困らない。勿論貴金属等買わないが。


神崎「ねー、ロクスィーさん。ロクスィーさんはこの街を見てどう思いますか?」

ロ「どうって……」

神崎「私は良いとは思えませんね。」

ロ「例えば?」

神崎「勉強は嫌いです。ですが、勉強ができないのはもっと嫌です。知らぬが仏とも言いますが、知っている側から見れば、彼らは哀れに思える。」

デ「ストリートチルドレン……」

神崎「それだけじゃない。例えばあのレストラン。ウェイターはまだ子供。恐らく簡単な足し算が限界でしょう。」

デ「アルケディアスさん。スゴかったですね。」(前話参照)

神崎「ああ、憧れるよな。」

ロ「成る程……」

神崎「しかーし。この前我々がしていたこと、覚えてますか?」

デ「爆撃です。 」

神崎「そー。皮肉なもんだよね。優しくなりたければ、強くなれ、ね……何もかも捩じ伏せられるような力があれば……思い通りなのに……」

デ「しかしそんなことは許されない。」

神崎「それを望むものに欲がある限り。」


欲の無い動物など居ない。


ロ「もっと前向きに捉えましょう。」

神崎「ですかね?」


何をどこまで前向きに捉えるかにもよるけどね……


僕達はこの街での生活は自由だが、生活を越えた活動は制限されている。この街はどこへ行ってもフキスィユーグスのものがいる。監視は厳重だ。そうか、だから焼き魚になってしまったのか……神崎さんも裏切るつもりなのかな?……

伝える機会は幾度となくあったが、今はあえて伝えないでいる。変に共感されてバレてしまってはお話にならない……

いや、前から神崎さんはこういう話は隠語を多用していたな。なにも変わってないか……考え過ぎか……そもそもあれは隠語ではなく愛称なのかもしれない……



神崎「天使ってなんか、(いき)なこととかたまにはしないんですか?」

ロ「そうですね。まず人前に姿を表すこと事態希ですからね。」

神崎「姿を隠したままでもできることっていっぱいあると思うんですけどね。」

ロ「何と言っても腐ってますから……汚職や胡麻擂りばかりですよ。」

神崎「苦労してたんですね。」

ロ「まぁ……」

デ「クーデターとか起きないんですか?」

ロ「何人でクーデターを起こしても、結果は変わらないですよ。」

神崎「クリップ君が自殺するレベルだからなぁ……」

ロ「クリップ?」

神崎「あぁ、まだロクスィーさんには話してませんでしたね。」


辛いから思い出したくない、悲しく懐かしい記憶である。


神崎「我々がまだ、アルケディアスさんに出会う前のこと、かくかくしかじか。で、家族の様に暮らしてたんですよ。だけど、かくかくしかじか。それで、それっきりです。」


今の僕の心境を表すなら、かくかくしかじかだ。


神崎「だけど。今も俺達は強くなっている。ハイグレイとか、空母シルベリオンとか、わからないことも多いけど、いつかきっと神々にも勝てる。そんな気がするんだ。」

ロ「私も、あなた方に出会えてよかった。おかげで私は私でいられる。」

神崎「あなたはそこにいる。」

デ「空には、表現の自由すら無いんですね。」

神崎「無いんじゃなくて奪われてるんでしょ。強大な、何か、によってね。近づいてきた敵を退けるのが今の精一杯ですけどね。」

デ「いやぁ、あれは、退けるてるとは言えませんよ……ミンチじゃないですか……」

神崎「ロクスィーさんには悪いけど、したっぱだからね。」

ロ「ごもっとも。」

お弁当箱:前にも書きました

つまり爆発反応装甲です。

車体に合わせたスマートなものもありますが、大半はお弁当箱ですね。


爆発反応装甲:蓋飛ばすよ

着弾時砲弾ごと蓋を吹き飛ばすことにより1度だけ敵の攻撃を弱められる追加装甲。

確か運動エネルギー弾に対して特に有効で、最適な角度で発動すれば、そのまま吹き飛ばせた筈。逆に、角度が悪いとたいした効果は期待できない。

因に蓋砕け散ったら意味無いですからね?蓋は蓋のまま飛ぶから砲弾を弾けるんですよ?

爆発反応装甲は比較的安価な追加装甲で、内戦地域等で活躍したが、やはり攻撃も進化し、タンデム弾頭が飛んでくるようになった。しかし今度は2段弁当が現れたwww

ライフル弾なんかじゃ誤爆はさせられませんよ?


ERA:Explosive Reactive Armour

Explosive - 爆発性の、一触即発の、危険な(形容詞)

Reactive - 反応性の、受身的な、反応しやすい、(形容詞)

Armour = Armor - 装甲(名詞)

つまり爆発反応装甲。

頭文字をそのまま読んでエラとも呼ばれるが、筆者は上記の"お弁当箱"派。



ビームライティング:レーザーペイントと言えばこれ

ミサイルのシーカーはレーザーの先端を目指し誘導する。


LSD:強力な幻覚剤

検索してみるとヤバイですね……

今時は小学校でも、一応習いますよね。


レーション:携行ミリ飯

J隊のレーションはおいしい。

戦闘用非常食だったりもするけど、おいしい。缶詰だったりもするけど、化学反応を利用して水を入れるだけで発熱して用意に調理ができるものもある。勿論乾パンだってレーションと言えばレーション。

中にはわざと不味くしていっぺんに食べさせないようにしているものまである。しかしこれは、雑草を茹でた方が美味しいとかいう筆者には理解できない域らしいです……


金網:ケージ装甲のこと

本当に金網なんですねこれ。

とても頑丈な金網を車体から30cm程度離して設置することによりいろいろ便利な働きをしてくれる。

詳しくはWebで。

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