表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
ピースブレイカー
61/114

それぞれの使命

ハイグレイが灰色のなのは後から決まったことなのです。機体が灰色な理由は元々は名前じゃないんです。因に今回出てくる3機は何れもデューク君より年上です。



わかりやすい第45回、今回のあらすじ。


今回は前半デューク君の長ったらしいお話を読んで、ロクスィーさんがスピーチして、お空へ逃げて、迷惑な使命に巻き込まれて、終わりです。



今回は4000文字強です。



投稿直前に決めました。これにて第5章 "ピースブレイカー"終了です。

多分次回からは、 "コミュニティリペアー"とかでしょうかね?……

なんか前半結構変な56話 -忙しいハイグレイ-




結局は皆命が大切なのだ。




話は変わるが、あなたはどこに居ますか?と聞かれたら、ここにいる、そう答えればまず間違い無いことだろう。

しかしそれは何故か?普通の人は不思議に思わない。だけど、あの、どうしても顔を思い出せない彼はこう言った。思考回路の位置がそれの位置だと言えると。

その人の声が聞こえればそこには必ずやその人物が居るかと聞かれるのそれはNOだ。カセットテープでも声は流せる。

電話からその人の声が聞こえればその人物がその場にいるかと聞かれたら、普通会えないから電話を使っているのだろうと思うはずだ。

ではその人の腕がそこにあったら、その人物はそこにいるのか?恐らくどこかで死んでいるか病院に居るだろう。そこに居るとは限らない。

では、上半身しか無かったら、そこには誰もいないのか?恐らくそれも違うだろう。実際に上半身だけの人も存在する。マジックやサーカスで働いてるんだとか。人として。

これかの事から、その人物の頭のある場所が、その人物の居場所だと言える筈だ、と。


では、AIの場合はどうだろうか?並列化等されるともうどこに居ると言えばいいのかわからなくなる。恐らくそのシステムのどこかが壊れても、そういう大規模なものには大抵予備がある。だから尚更めんどくさい。

しかし僕らのFCバギーの場合は違う。一切のデータリンクが無いので、完全なスタンドアローンだと言える。つまりFCバギーはそこに居るのだ。


そしてこれはハイグレイにも言えることだ。

ハイグレイの起源や生産地等は知らないけど、ハイグレイはそのほぼ全てが超高度なAIを搭載しており、思考の共有は直接は行わない。ハードウェアーの構造上できないのが正しい。だから、リンクは基本人間の様に何かの言語で情報や意思を伝える。乗っ取ることはまず不可能とされる。つまりハイグレイはそこに居るのだ。同名の機体はたくさんあるけど……



さて、ところであなたは何故生きているのだろうか?貴方が生物なのならば、必ず代謝している筈だ。

では何故代謝しているのだろうか?それは本能的なものだろう。潜在意識や自律神経やその他の偶然の産物が絶えず動いているからだろう。

しかし、そこに非潜在意識はある程度なら介入できる。つまり自殺は可能だ。代謝のサイクルを止める方法は幾らでもある。

では何故そうしないか?そうしなかったから生きている、で間違いないだろう。死人に口無しだ。

死んでしまったら脳も壊れる。

つまりそれは消えてしまう。Aさんが死んだらAさんは過去の人になるだろう。


しかしここもかなりめんどくさいところがある。

例えば死んでから30秒位で蘇生してもらえたとしよう。しかしそれでも脳は多少壊れている。しかしそれでもその人はそこに居ると言えるはずだ。なら、そう言えなかったらどうなってしまうのだろうか?

脳は絶え間無く変化し続けている、ニューロンネットワークは変化し続けている。学習し、成長し、シナプスは変化し続ける。

なら1秒後にはその人は別人だろう。実際にこんなの私の知ってるあなたじゃない、こういう台詞がある。この場合ただ単に演技をして居ただけの場合もあるが、人は色々あって色々変化する。


しかし、これでもその瞬間だけを言うならば、3D的に捉えるのならば、それはそこにあると言え、そこに居るその人はそこに居ると言えることには変わり無いはずだ。


因に4DはX(横)Y(縦)Z(奥行)t(時間)なんだとか。さっき言った3Dとは、ここからt抜いたと言う意味だ。




まあつまり、あらゆる知能は消える理由がないか、消える理由はあるが、消えてはならない理由があるので消えないのである。

消えてはならない理由。それは思考回路関係に直接介入されない限は、結局最後は全部自分自身で作っているのだ。これは非潜在意識も潜在意識も同じだろう。


つまり皆死にたくないから生きているのだ。少なくとも、今この瞬間は。





神崎「ロクスィーさん。多分選ばれた訳じゃないでしょうが、少なくともハイグレイは貴方を殺さなかった。貴方はさっき死んだ彼らと違うという事は証明されました。」


ここから前話の続きだ。始めに言っておくと、このとき僕は気絶している。さっき気絶したばかりだ。


ロクスィーさんは戸惑っている。そりゃそうだ。


アルケ「あんたも目立つか?神崎。」

神崎「届かないよー。」

アルケ「今しか無いぜ。」

神崎「どうしよう、アルさん。それにデューク君寝てるよ。めった刺しにして重症だからぐったりしているという事にするか。」

アル「行ってこい。」

神崎「アルさんは?」

アル「何だ私もか?」

神崎「…別に………そうですね。」


神崎さんは頑丈な僕を頑張ってめった刺しにした後、担いで降車する。ヒドイ。

そしてバギーは僕ら2人ののステルスを解く。


神崎さんが手を伸ばすとロクスィーさんとアルケディアスさんが降りてきて、アルケディアスさんが僕を脇に抱え、ロクスィーさんは神崎さんを抱いて、再び屋根へ飛び上がる。


神崎「わー、黒毛の3人組だー。ところでハイグレイって何ですか?」

アルケ「IFFフレンドリーだ。」

神崎「教えてくださいよ。」

アルケ「今はダメだ。」

神崎「あい。」


2人が棒読みの会話をしている内にも下の人だかりは大きくなって行く。


アル「うわっ!」


バギーは人を避け、オートでベイルアウトする。


神崎「あー、バギーが行っちゃった……」

アルケ「消えれなくなっちまったな。」


とりあえず僕を治してほしい。


神崎「スピーチが無いなら派手なアピールだけして逃げちゃいます?」

アルケ「ロケット花火で遊ぶつもりか?」

神崎「デューク君が起きてればサーモバリックが使えたんですけどね。」

アルケ「マグネシウムに水かけるか?」

神崎「それ練習しないと意味無いですよ。」

アルケ「まあロケットはやめておけ。223mmを遠くから撃ったとき犯人がバレちまう。」

神崎「あー、なら、ピースメーカーと誤認されないためにも今の内になんかしとかないとですね。」

アルケ「そうだな。奴等も銃を、使うからな。」

ロ「私は何をすれば?」

神崎「さぁぁ……」

アルケ「あれだ。天を過信してるとハイグレイに殺されるって言っとけ。」

ロ「なるほど。」

神崎「あっ!ああぁ……じゃあまずは、皆の前で、このかわいそうなデューク君を治したげてください。」


ひどいやひどいや。


そんなこんなでロクスィーさんは僕をお姫様だっこして大勢の前に姿を表す。


ロ「聞け!人間達よ!」


ロクスィーさんの声を拾ったバギーが空中音源を作り広範囲に拡散する。種も仕掛けもハイテクなマジックだ。


ロ「あの忌々しき天使達は、ハイグレイ達によって浄化された!」


浄化?……寧ろ飛び散って汚染したような……


ロ「今この世界は、神々の勝手な都合により、人々が戦争を強いられている!神々は人間から平和を奪い続けている!」


このタイミングでロクスィーさんは僕を治療する。しかし、頭が痛いので目は覚めないのである。


ロ「この腐った世界に再び平和を戻すため、我々は戦っている!諸君らの多くは、傭兵ギルドに所属する金の亡者だろう。しかし、それもこれも、皆神々の策略だ!」


どこまで本当なのかは知らないが、ぶっちゃけロクスィーさんは嘘をついている。だって証拠がないことを堂々と口にしているのだから……


ロ「我々は戦う!諸君らが敵にならないことを期待しよう!」


ロクスィーさんは振り向き走り出す。


神崎「あーあ……これでギルドからは一生お金もらえないや……」

アルケ「逃げる前に手出しな。魔方陣取ってやるよ。」

神崎「マジすかアザっす。」


これ意外にも取れるらしい。

アルケディアスさんは、2秒程僕らの手の甲を触った。


アルケ「爆弾解体は完了した。仕方無い。ドラゴンになってやんよ。乗りなっ!」


"ドォォンッ!"


前回とは違い、アルケディアスさんは人の姿からドラゴンへ一瞬で変形した。パーティクルもバッチリだ。


神崎「えー?どうやってのんの?どこのんの?」

アルケ「首を掴め。」


アルケディアスさんはある程度丁寧に2人を掴み背中に乗せた。


アルケ「行くぞ。」


"ビュゥウウン!"


神崎「ギャァァァァアアアア!!!」


アルケディアスさんは急加速急上昇した。

その直後だった。


"……ゴーーーーーーーー!!"

"バラバラバラバラバラバラバラバラ!!!"


なんと真横にさっきのハイグレイが現れたのである。しかし今度は2機だ。


神崎「マジかぁ……!」

ハイグレイ「誘導する。付いてこい。」


僕らはあっという間に雲の上へ出た。


ハイグレイ「アルケディアス、半重複空間の位置は解るな?」

アルケ「ああ、問題無い。」

ハイグレイ「AAM郡接近、回避する。」

アルケ「しっかり捕まってろ!!」


しかしもう神崎さんは気絶していた。気圧差は大きい。

ロクスィーさんは僕らを抑えながら高速起動に耐えなければならないので大変だ。

しかしそれでも容赦なくハイグレイとアルケディアスさんは回避行動を取り亜音速で旋回する。

といっても回避行動は時間稼ぎだ。何たって500ものAAMを迎撃しなくてはならないのだ。

大艦隊でもあるまいし……


"バーーーーー!!"


ハイグレイの3門のガトリングが全て作動し、クラスターミサイルを発射する。

そこへさっきのもう1機が戦闘機を連れて帰って来た。


ハイグレイ「手出しは無用だ。我々だけで撃ち落とす。」


ハイグレイはヘリなのに超音速で飛行し、ヘリなのにガトリングを3門も備えていて、ヘリなのにバカみたいなミサイルを装備し、ヘリなのにアホみたいなジャマーを搭載している。

アホみたいな起動でチャフやらなんやらを撒きまくり、バカみたいな弾幕でバカみたいな数のAAMを迎撃する。


アルケ「ロックされた。」


アルケディアスさんは急旋回しジャマーを間に入れる。


アルケ「くそきりがないな。」


無数のミサイルがレーダーを照射し続ける。


"バーーーーー!!"

"ギーーン!!"


アルケ「イッテーー!!」


ミサイルより前に到達した戦闘機の機銃がアルケディアスさんの装甲を砕いたが、すぐに元通りだ。


ハイグレイ「後ろに隠れろ!」


アルケディアスさんは再び急旋回しミサイルとの間にハイグレイを入れる。


ハイグレイはシールドを展開してミサイルを迎撃した。

しかし数発がそれを(かわ)し回り込んできた。

その瞬間アルケディアスさんはローリングをして僕らを庇い腹部に被弾した。

が、今度はアルケディアスもシールドを張っていたので軽傷だった。


ハイグレイ「第2波接近!2000発超。」


たがらどこの大艦隊を沈める気なのか……


ハイグレイ「巻き込んでしまってすまない、もういいだろう、先に降りたまえ。そうすればもう君たちは襲われん。」

アルケ「多分年上なんだけどな……」


ミサイルを避けていた戦闘機が反転しもう一度襲いかかったが、ハイグレイは反撃せず僕らを庇った。


アルケ「グッドラック。」

因に、ロクスィーさんのスピーチ。結果的に全て正しいです。間違ったことは言ってません。結果的に……結果論ですが、結果オーライです……



ニューロンネットワーク:頭

実は"ニューロンネットワーク"なんて言葉は無く、あるのは"ニューラルネットワーク"なのです。

しかし調べたところ"ニューロンネットワーク株式会社"なる会社が存在するようなので、あるっちゃありますね。


ジャマー:邪魔ー

ソフトキル!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ