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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
レッドカーペットの戦士達
109/114

ハリケーンソルジャーズ

いやあ、主人公役立たずだわ……なんか、ブッコワレが別に現れた所為で蚊帳の外ですね。まあもう死にますが……

お疲れ様です。




第86回、今回のあらすじ。


危ないやつらを逃がしてしまいましたとさ。



今回は5500文字程度です

台風の目的なサブタイトルな97話 -記憶の欠片-




『ダメです!SAM(サム)抜かれました!』

『40mm砲郡射撃開始。』

※SAM:Surface to Air Missile. 地対空ミサイルです。


5つ並んだ40m砲は銃口(マズル)を空高く上げ、白煙を漏らしながらAPDS弾を連射し、接近してきた目標を次々と叩き落として行く。水冷式だからオーバーヒートはおきにくい。

※APDS弾:そういう種類の弾。対空機関砲でよく使われる。


ここは人類生存圏(エリア)28南方のF(エフ)O(オー)B(ビー)。騙された輸送機達によって運ばれた対空兵器が増設され、今それらがフル稼働しているところだ。敵の発生源であるH(エイチ)V(ブイ)T(ティー)が海上にいるおかげで地上特化型の敵はおらず対空兵器でも十分に効果を発揮できる。両用3インチ速射砲センパイも奮闘している。

※FOB:Forward Operation Base. 前戦基地。

※HVT:High Value Target. そのまま読んで、高価値目標。


「これでもまだフライング勢か……」


これはまだほんの始まりにしかすぎないが、まだミサイルもフル稼働はしできておらず、20mm対空砲がたっくさんスタンバってるので4倍位の量が来てもまだ耐えられるはずだ。


「本当に科学弾頭を使用するんですね?」

「ああ、背に腹は代えられない。何をしてでも該当エリアを死守しろとの命令だ。」


今ここで死んでしまえばその後の心配は無意味。まずはなんとしても生き残らなければならない。手段なんて選んでいる暇は無い。使えるものを使うだけ。


3インチ砲にはVXエアバースト弾が、20mm弾には表面と内部に合成毒液を使用した弾丸が給弾される。

※エアバースト弾:空中炸裂弾。





クリップアイ『ターゲットインサイド。』

マスタールーン『MSJF散布開始。』


遂にHVTを目視した僕らはMSJFを撒き始める。MSJFにもいくつか種類があるが、どれもやることは似たようなもの。しかし様々な色があり、その上それを散布するスペラーズは僕らには真似できない回避運動を行い続ける。あちこちに撒かれた光球に照らされた空はまるでカーニバルだ。


デ「わわわわわわ!シルバーバレット使用不能、オワタ。」


しかしMSJFの効果範囲に関係せず、あらゆる敵が崩壊し始め、やがて僕らを襲うのは何もいなくなった。

そしてあらゆる魔法を封じられたHVTはアンカーを体に射したまま呆気なく海へと落ちた。

ウォーターハザードです。

そこへ追い討ちをかけるべく爆撃機が対潜ミサイルを発射する。


『これで消えろ。』


撃たれたミサイルは全6本。相手が相手じゃなかったら余裕でオーバーキルです。



やがて水中で大爆発がおきものすごい水柱ができた。


マスタールーン『やったか?』

デ「あっ!」


フラグが……


クリップアイ『ロストコンタクト。』

マスタールーン『ヨッシャァアアアアアアアアア!!』


マスタールーンの叫び声を聞いて僕は昔管理人さん(総司令官)から聞いたフラグなる嫌なものを思い出し恐怖したのだった……


クリップアイ『マスタールーン、アンカーが見当たらない。アンカーが見当たらないんだ。』

クリップアイ後部座席『エマージェンシー!全機ブレイクブレイク!上空へ待避しろ!』

マスタールーン『どういうことなんだ!?』

クリップアイ『あのハイグレイの使ったアンカーってのは対艦攻撃なんかじゃ傷すらつかない頑丈な代物だ。破片すら見付けられないのは不自然だ。』

クリップアイ後部座席『爆発による影響もまたシュミレーションとは異なる。つまり敵はアンカーごと姿を消したことになる。』

※ブレイク:散開、急旋回を意味する。(空中戦位でしか使われないハズ。)


てかそんなシュミレーションまでいちいちやってたんですねあなた達は……


マスタールーン『あれだけのモンスター達を作り出したやつに刺さってたあげく核攻撃も食らっている。壊れたっていいだろう?』

クリップアイ『だとしても複雑な形をしている上に場所によってパーツの大きさが違う。対艦攻撃程度でそれら全てが同時に消えるなんて考えらんないんだ。』

アルケ『南極に不審な反応を観測。タイミングが一致した。ビンゴだ、敵は南極へ逃げた。』


司令官、責任を持てない発言は慎んでください。


クリップアイ『了解、当機はこれよりターゲット捜索のため南極へ向かう。』

アルケ『こちら司令官了解。迎撃部隊へ、司令官命令だ。クリップアイ1番機以外は全機帰投せよ。』

デ「いいんですか?」

クリップアイ『まあその心遣いだけはありがたく受け取っておくよ。じゃあな。』

アル『了解。RTB。』

デ「けどここらの地域の」

クリップアイ2『調査が終わってないと言いたいんだろう?クリップアイをなめるなよ?もう終わったに決まってるだろ。』

デ「え?あ、はい……」

※RTB:帰りますけどいいっすよね?という意味。


(スカイピンインはワイノスへダイバート。的な?

※ダイバート:divert. 単語そのものは"逸らす"、"転換する"、という意味だそうで、航空機用語だと目的地ではないとこに降り立つことです。)



こうして僕らは多大な損失を出しながらも、ひとまずは敵の撃退に成功したのだった……





フーレスト「隊長……隊長ぉ……そろそろ起きてくださいよぉ……」


フーレスト君は今にも泣きそうな顔で神崎さんの手を握っていた。そう、ここは医務室。


神崎「シルバレットの力って言うのは、感情が源なんだ……君が俺の復活をこれだけ強く望めば、脳震盪くらい……治せるの、さっ。ふぅ……何日寝てた?」

フーレスト「たいちょぉぉぉぉぉ……!」

神崎「アンドロイドも泣き崩れるんだ……君ってシンセモデルだよね?どこでそんな動作覚えたの?……まさか…………そういうことだったのか……」


全くわからん。何をいっているのか私にはさっぱりわからない。というのは嘘。"シンセモデル"なんて言葉は確かに初めて使われたけど、ほら、僕メタいから。知ってても全然OKなの。


レ「他人の心配をするなんて、俺も変わったな。まる2日寝てたよ、隊長。」

神崎「ふーん……いまどこ?」

レ「今はワイノスの医務室。艦隊はさっき赤道ってのを通過したんだってさ。キノサナプ達も俺達も南極へ向かってるんだって。」

神崎「南極へ?…………あっそうだ。行かないと。」

レ「?」

神崎「出撃するよ。」

レ「???」

フーレスト「?????」

神崎「スィーバン部隊は……」

フーレスト「俺たち以外は全滅したよ。」

神崎「ワープ距離100万倍。それがトリック。」


つまりこういうことだ。前々回彼らだけが助かったのは、ちゃっかり神崎さんがレイズ君のワープの距離を100万倍にするバフをかけていたからなのだ。


神崎「スィーバンの隊員って入れ替え要員が居たハズなんだけどね……まあ人がいても機体が無きゃ意味がないね。さあ、出撃出撃。」


と、神崎さんは医務室を出て格納庫へ向かっていった。





レ「もう3人しかいないってのに俺達だけでどこへ何しに行くって言うんだよ?」

神崎「お友だち作りにいくよ。2日前の戦闘で被害が出たのは人間だけではないハズ。まあ、生きてればの話だけどね。」

レ「うん?……ああ、そういうことかよ、あんたクレイジーだよ。」

神崎「物資も無けりゃ時間も無いんでしょ?使えるものは使わないと。」

レ「なんか性格変わったな。」

神崎「だーかーら、もう俺死ぬんだって。」

レ「なーに言ってるかわかんねーよ。」

神崎「ですよねー、やっぱりそうですよねー、修理終わってないですよねー……」


彼らのヘリは信頼とコストの理由で修理されていなかった。


神崎「3人乗りなんて無いよなー……という事でフーレスト君、君はお留守番だ。レイズ君と2人で行ってくるよ。」

フーレスト「隊長……」

神崎「残念、心配するだけ無駄。」

フーレスト「けど隊長、機体貸してもらえないんじゃないですか?」

神崎「いいのいいの、VTOL(ブイトール)もらっていっちゃうよ。ワイノス、カタパルトスタンバイ。」

※VTOL機:垂直離着陸機。


と、神崎さんは勝手に近くにあったVTOL機に飛び乗ってエンジンをスタートさせた。


「なっ!止めろシルバレット!何をする気だ!?」


まさかスィーバンがまだ動くとは思っていなかった周りの人々は慌ててスィーバンを止めようとする。


「止まれ!さもないと撃つぞ!」

神崎「無駄弾乙です。レイズ君!早く乗って!」


レイズ君は激しい風が吹く中コックピットにワープして着席した。

って、艦内にもワープジャミングが……まあいいか、シルバレット一緒だし細かいことは気にしても無駄か。


機体が艦内電磁カタパルトに乗ると、艦のシステムが勝手に彼らを打ち出した。


フーレスト「隊長、独房行き嫌です。」


まあ独房には入れられないと思いますよ……?






レ「まあよくわかんないけど、目的地が見えてきたぞ。」


悲しい話である。無機質な感じがする。彼らの影響だろうか?それともたまたまなのだろうか?それともまた別の原因なのだろうか?それはわからないが、空は厚い黒い雲で覆われていて、冷たくはないかもしれない雨が降り始めた。(解説に矛盾が生じたため記憶の欠片の最後の部分だけを無理矢理移植しました。)


雨の降るなか1機の戦闘機が空を飛ぶ。

今までならこの空域で飛んでると悪魔達に奇襲されてそれなりに被害が出ていたのだが、今回はそれが無い。


神崎「あのクレーターヤバイね。」


2日前、復活した神を殺すべく、核兵器を含む大量の大量破壊兵器が使用され、人類生存圏が2つ消えた。クレーターでなくともかなりの範囲が死地となり、いまだに山火事が続いている。


神崎「あそこがエリア08ね。着陸するよ。」

レ「事故るなよ。」

神崎「大丈夫、オートパイロット。」

レ「なら安心なんだな?」

神崎「俺達はいつだってハイテクに支えられて生きてんのさ。」

レ「な、何だ!?何かに被われた……!」


彼らの戦闘機が着陸姿勢に入ると透明な球状の何かがそれを被った。透明なのでそれは見えないが、屈折率が大気と違うのだろうか、それとも発光しているのだろうか。とにかく球だと認識できるのは表面が光って見えたのだ。しかし雨粒が跳ねられているようには見えない。不思議だ。


神崎「それね、俺が展開したシールドなんだ。」

レ「シールド?デカいなぁ……!」

神崎「はあ……平均寿命の1/4か。ひどいもんだな。27、お前は死ぬんじゃないぞ?」

レ「あんたこそ、って言いたいんだけどな……」


"Completed the landing."


神崎「はい着きましたー。」

レ「囲まれてますー。」

神崎「多い方が好都合。うい、指輪外しときな。」


と、キャノピーのを上げヘルメットを外す。

加圧呼吸装置は慣れないものだ……

外には強そーな悪魔さん達が10人くらい戦闘機を囲んでいた。しかしそんなことは気にせずコックピットから飛び降りる。が、2日間寝ててしばらく全然体を動かしていなかった為、雨でぬかるんだ地面で体制を崩す。(雨が降り始めたのはさっきだとか言ってましたが、それはただ単に彼らが元々雨の降っていた地域にやって来たって事です。)


神崎「痛い。」

レ「大丈夫か隊長?」


派手に尻餅をついた神崎さんをレイズ君が立ち上がらせる。しっかり梯子下ろせばよかったのにね……

※梯子:"昇降の為の道具。"Wikipediaより。戦闘機のコックピットに出入りする際には内蔵型の梯子かタラップを利用する。じゃないと登るのすごい大変。私なら尾翼からよじ登るかな?けどそれじゃキャノピー開けると降りなきゃならなそう……


神崎「うんどもね。」


神崎さん達を取り囲んでいた悪魔達は、悪魔が人間に同行している様子を見てまあ色々なリアクションをしていた。


神崎「さて、今回は私、お話ししに来ました。戦う気はありません。まず私、リーモア艦隊って所に所属してまして、海の上の船からこれに乗ってやって来ました。そちらは我々のことどこまで知ってます?」

レ「無視はないぜ無視は。」

神崎「侵略者には聞く耳持たず?かな?なら良いことを教えてあげましょう。このままだとあなた達も私達も共倒れしてしまいます。」


……………………


神崎「ふむ、戦闘機邪魔か……かといって破壊しちゃうと…………いや構わないわ今更。」

レ「え?」

神崎「よし、破壊しよう。撤退、離れろー。」

レ「隊長……」


隊長は駆け出した。

隊長がシールドから出るとシールドは消滅してしまった。

今です!

数人の悪魔が隊長に襲いかかったが、思いもよらぬ結果に。

数ヵ月間リーモアの対悪魔CQCの訓練と、スィーバンの気紛れでメチャクチャな特訓をしたレイズは、それらをまとめて叩きのめしてしまった。秒殺です。

※CQC:Close Quarters Combat. 四肢格闘。CQCとはCQBの1種で、だいたい銃弾を使わない近接戦闘を示すんだとか。


神崎「あわわわわ、殺しちゃった……って皆も離れて、それ爆発するから。巻き込まれると死んじゃうよー。」


たった10数cmの(HE)砲弾でさえ破片効果で(対象が重装備でない人間の場合は)殺傷半径が余裕で10mに及ぶ。戦闘機の爆発はもっと危ないだろう。


レ「けど隊長、どうやって壊すんだあんなもの?」

神崎「対戦車級のAPHE弾で余裕っしょ。」


と、タンデム弾頭の無反動砲を作り出す。

※APHE:徹甲榴弾。貫通しようとした後爆発する弾。

※無反動砲:ロケット弾等を使用することで反動を歩兵が耐えられるまで抑えた兵器。(勿論大きさによっては歩兵数人では持ち上げることすらできない。)解説すると少々長くなるため省くが、今時のはいわゆる"バズーカ砲"だと思って間違いない。


神崎「シュドーン!」





アルケ「やられた。」

「完全にロストしました。」


シルバレットもロストしてしまった様です。


「な、何だこれは?司令、艦隊の一部が転身していきます。」

アルケ「何だどういうことだ?」

「プラント艦全艦と駆逐 軽巡が艦隊から離脱しようとしています。」

アルケ「もう放っておけ。」

「しかし!……」

アルケ「もうシルバレットが何かもこれから何をするつもりなのかもわかっちゃったかもしれねえ。」

「ええ!?じゃあ我々はいったいどうなるんですか!?」

アルケ「戦闘力が低いやつらが離脱したんだろ?なら自爆でも何でもして敵を倒せってことだろ?」

「ええええええええ!!」

「そんな司令!して司令はそれでいいんですか!?」

アルケ「総力戦とはいえ短期決戦でなけれれ勝ち目がないのはわかってるだろ?」

「自爆って、我々が搭載しているのは大出力の原子炉ですよ!?」

アルケ「責任者って辛いな。幸せって何だろな……これがあいつの望んでいたシナリオなのかもしれねえな。」

あと3回位で一段落ですね。そこからはだらだらとやっていく予定です。

(投稿自体はまだ20回以上続くと思います。)



4月2日の夢でFAFシ○フィードとユー○ファイタータイポーン(タイフーン)が超低空で模擬戦してるのを見上げてました……筆者やっぱり頭いっちゃってるのかな……?

4月3日の夢ではアパ○チに乗ってた様な……

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