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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
レッドカーペットの戦士達
108/114

寄せ集めの戦士達

や、やったぜ……



第85回、今回のあらすじ。


なんか皆大変です。



今回は6000文字程度です。

書くの難しかくて間開けたくせにまとまりが無くボリュームも無い感じな96話 -戦火の中で-




ハイグレイ達の反物質自爆装置は誘爆し、強烈なEMP(電磁パルス)が発生する。


「ものすごいマナ反応です。ターゲットに侵食したアンカー2本から莫大なマナが放出されています。」


迎撃部隊は全滅した。しかし、敵に慢性的な致命傷を与えることには成功した。

えっ?何で敵にまだアンカーが刺さってるかって?そりゃ計画的に自爆したからでしょう……


クリップアイ2「敵の位置は嫌でもわかるが、精度が低下してしまった。」


クリップアイさん達もターゲットとかなりの距離を保っている。さすがのクリップアイにも遠すぎる上にジャミングされている様な状況だ。



「何だ?この反応は。ステスル……?艦隊正面、高度30000m付近に反応出現。」

クリップアイ「捉えた。この機影は……スィ、スィーバン?……クルーは、わからない。」

アルケ「何?スィーバンが生きていた?」

クリップアイ「通信が無い。どういう事だ?ブレードは回転している。」


こんな高度ヘリなんかが飛べるわけもなく、機体はローターの回転の反トルクを抑えられず回転を加速させていく。が、間も無くローターも回転を下げていく。


フーレスト『っいったぁぁぁ……は?ここは……?』


朝目が覚めたら成層圏でした。なんてあったら怖いよね。


フーレスト『へ?メーデーメーデー、こちらスィーバン1、機体を制御できない。』

クリップアイ『落ち着けフーレスト、後ろの2人はどうなった?』

フーレスト『…………脳震盪かな?ぐったりしています。』

クリップアイ『マスターアラームはどうなっている?』

フーレスト『点灯、大気圧に異常。ローターブレード及び上部装甲板に深刻な損傷を確認。』

クリップアイ『何でそんなとこにいるのかわからないが、貴機は今成層圏で落下している。』

フーレスト『そんな……』

クリップアイ『いったい何があったんだ?仲間はどうした?』

フーレスト『それは…………言えません。けど、部隊は壊滅しました……』

クリップアイ『まあ無理に聞こうとは思わないが、その機体の実用上昇限界はいくつまでだった?』

クリップアイ後部座席『6500mだ。』

クリップアイ『ならしばらく落下して、それから最大出力で水平を保てば助かれるな。』

フーレスト『了解……』


レイズ君はともかく、神崎さんはセカンドインパクト症候群が恐ろしいよね。いや、レイズ君でさえ脳震盪で気絶したとするのならば、神崎さんは首の骨がおれてたりとかで死んでいてもおかしくない。まあ、この人はまだ死なないんだけど……


フーレスト「隊長…………」




アルケ「各艦は火器管制システムをリンク、無駄無く総攻撃を、って……もうセントラルネットワークが牛耳ってるのかよ…………」

レセプター『スゴい数のモンスター達だ……諸君らに武運があらんことを願おう…………』


レセプターさんおひさっす。

ターゲットからは沈静化されたマナだけでなく、無造作に作られた生命体達もまた全方位へ拡散されていた。

艦隊を守るためにはやはり、前線で死ぬまで戦い敵を食い止める他無い。しかしその肝心の艦隊はそこへ向かって走っている。


シナプス『100 23番中隊は……』

シナプス『シナプスより100 14番中隊へ……』

レセプター『300 02中隊から300 005中隊は方位……』

ワイノス『AJ2番タンカー隊はエリア……』


艦のCIC達もAWACS達も、データリンクシステムをフル活用し瞬時に細かな指示を無数の部隊に下して行く。スタンドアローンとは思えないほどの連携をCICとAWACSクルーのアンドロイド達は行っている。

無線は()(まて)ダブルチェック。パイロット達に必要な情報はディスプレイに表示される。

リーモアは指揮系統の混乱が予想される場合はその都度あらゆるものをリナンバリングする。アンドロイド達は自分の呼ばれかたが変わった程度では混乱などしない。

CIC(シーアイシー):戦闘指揮所。たぶん基本は船の中のやつを示すハズ……

AWACS(エーワックス):空飛ぶ指令室。



「外周部隊が応戦を開始。とてもじゃありませんが倒しきれません。まだ増え続けています!」

アルケ「じゃあ何ができる?戦う他無いだろう……」


司令官もお辛いものです……ていうかそもそもやりたくもなかったのに押し付けられたんだよね、その席…………





アル『もう始まったか。』

デ「神崎さん見つかったんですって。」

アル『(そんなん)知ってるわ。』

デ「けど何がどうなってるんでしょうかね?」

アル『そんなことはどうでもいいだろう。とにかく敵を殺すんだ。生き残りたいのならやられる前にやってしまうんだ。』

エ『命令を受信。』

アル『なになに?HVTから漏出する膨大なマナにより急激なマナ濃度上昇が確認された。貴隊はクリップアイと合流し、スペラーズをHVTまでエスコート……』

デ「自殺行為ですね……」

アル『短い人生だった……』

デ「逃げないんですね。」

アル『どうせお前らは行くのだろう?なら隊長はそれを導いてやらなければ格好がつかないだろう。』

デ「プライドに生きプライドにに死ぬんですね。」


異常なまでのマナ濃度の上昇は、敵の概念的行動を助長している。よってスペラーズを中心にM(マジック)S(センス)J(ジャミング)F(フレアー)散布隊が臨時編成された。しかし、MSJFが致命傷となるのは敵だけではないのだ。

※MSJF:魔法の認識を阻害、及び誘導し、無力化及び性質変化を狙う兵器。コストが高く、量産も難しい。その上効果は7秒程。




マスドライバーは全艦がI(アイ)C(シー)B(ビー)M(エム)を連射し続ける。弾頭はほぼ全てMIRV(マーヴ)リベレーターだ。

※マスドライバー:よくSFに出てくるロケット打ち上げ施設的なやつ。

※ICBM:大陸間弾道ミサイル。リーモアのICBMは17000km飛び、ほぼ地球の裏側まで届いてしまう。その上着弾までの時間も今(西暦2017年現在)の物に比べると少し短い。

※MIRV:多弾頭のICBM。核シェルターの会社がおっしゃっている通り、爆発力が50倍になっても効果は大体1.8倍程度。だから多弾頭化した方が効率が良いのです。

※リベレーター:サーモバリックボムに魔術的な破壊力を添加した兵器。魔術的なプロテクトに対しても驚異的な破壊力を振るうのだが、今戦ってるラスボスには全然効いてない。

※サーモバリックボム:燃料気化爆弾の進化系。即席超巨大軽量爆弾。一瞬で空間を爆弾に変えてしまう。原理的には燃料気化爆弾といっしょのハズ。


ターゲット付近に潜伏していた原子力潜水艦も深度を上げ、目標郡に自ら近づきながらS(エス)L(エル)B(ビー)M(エム)を連射する。



「了解!原子炉自爆シーケンス開始!」

「艦長、間も無く我艦は全ての兵装を失います。」

「ああ、何も残らない、残してはいけない。機関全速緊急出力!アップ75度!」

「イェッサー!!」

「荷物も全部こっち投げろ!」

「そーぉれっ!」

「ドゥアァッ!!」

「ィヨーーソローー!!」

「艦長、あなたと戦えて、自分は光栄でした……」


やがて彼らは急速浮上し、空中で自爆した。





『原子力潜水艦マフノッピン自爆。』


ああ、日ハムがぁ……


3DECCを使用しているアンドロイド達は平気かもしれないけど、僕ら生物は破壊された染色体を正確に復元することは困難だ。


マスタールーン『クリップアイ以外は皆さん初めてだな。』


マスタールーンもスペラーズなのだが珍しく単座だ。因にマスタールーンスペラーズ最強だ。機体も大型で消耗品もパネエッス。

けどね、マスタールーンさんね、第100部 "第8章からでもわかる解説。"に名前だけ載せられてたんですよね。なんかかわいそう……


マスタールーンさんは"○inecraft"のパーティクル、"enchantmenttable"みたいルーン的なものを(まと)っていて視覚的ステルス性など無いが、とってもチラチラしててキレイなのだ。

※ルーン文字:ラテン文字より古い文字。


え?ラテンとかゲーズとか他にも色々あっただろう……?そう言われましても……何となくとしか……


マスタールーン『滅多に無い出撃なんだ。暴れさせてくれよ?』

スカイピンイン『お好きにどーぞ。』


運用コストが高過ぎてなかなか飛ばせてもらえない。やっぱりかわいそう……

しかし能力は素晴らしく、何がなんだかよくわからないけど付近の敵が一瞬で掃討された。爆発したり炎上したり、ねじ曲げられミンチに成ったり霧化(むか)してしまった。


デ「はぁああ?」

マスタールーン『どうだボクチャン、スゴいだろう?』

デ「ナルシストなんですか?」

マスタールーン『…………』

デ「まああなたが落ちるまでは我々は安全ですね。期待してますよ。せいぜい頑張ってください。」

スカイピンイン『あなたも言うように成ったわね。だけどお2人とも、調子に乗ると死ぬわよ。』

デ「すいませんでした……」


僕も変わったものだ……





『こちら4番機。くっそ何だコイツ、振り切れない!』

『今向か』


"ドーーン……!!"


何やら防衛の方はヤバめな様で……


「400 02 01小隊全滅。艦隊11時方向より大量の敵が雪崩れ込んできます。」

アルケ「こんな時に大型艦隊先行近接防空艦がいてくれればなぁ……」

「敵は強化型の悪魔達で、とてもじゃありませんが抑えられません!」

アルケ「了解。前衛部隊を撤退させろ。艦に被害が発生してもいい。とにかく無駄死にだけは避けるんだ。」

「了解。各指令室へ伝達……」




フーレスト「うわぁぁぁぁ真下でも戦闘が……」


兵装はミサイルポッドに残った少々の超小型ミサイルと30mmガトリング砲。機体は全身傷だらけで、ローターブレードも損傷し、メインローター付近の装甲板は殆どえぐられている。この機体、オリハルコンとか伝説の金属で作られていたハズなんだけどね……まあリベレーターの直撃にも耐えきった相手と戦っていたから不思議なことではないけれど……


フーレスト「隊長、起きてくださいよぉ……絶体絶命ですよぉ……!」


悲しいフーレスト君。

奥の2人は起きそうにない。

落下は加速し、大気圧も上昇して行く。徐々にエンジンは出力を上げて行くが、しばらくは機体制御も難しい。

普通のヘリには越えてはならない早さがあり、その制限は上下運動にも存在する。まあこのヘリは気にしなくていいか。





「艦隊防空ミサイル、飽和されました。敵郡接近。」

アルケ「できることは尽くしているんだ。慌てても何も良くはならないさ。」

「接触まではもう100秒も無いかと。」

アルケ「もうイヤになっちゃうよねホント。なんで司令官なんてやんなきゃなんねえんだよ。何で司令官なのにやることねえんだよ。もう俺も戦場へ出向いた方がいいんじゃねえの?」

「敵郡対に艦隊目視圏に到達。フリゲート、主砲射撃開始。」

「海中からも多数接近。機雷原を強行突破してきます。ソノブイにも被害多数。」


確かソノブイってディピングソナーとは違って海中で花開くでしたよね?そりゃ引っ掛かるかもしれませんな。


艦隊の対潜攻撃は恐ろしく、ヘリ、攻撃機、爆撃機からドッカドッカ魚雷が落とされ続け、潜水艦やソノブイ、ディピングソナーや艦艇、更には自身のソナーや他の魚雷のデータも元に正確に自身を目標に命中させる。

爆撃機は指定された空域でただなんとなくいろんなものを落としてるだけ。後はだいたい自力で行ってくれる。

魚雷迎撃?勿論できますとも。

因に現代(2017年)の技術では、魚雷の迎撃は困難です。マスカーやら音響デコイやらを使用して対処したり、魚雷が動かなくなるまで旋回旋回旋回旋回と大変らしいです。

ああ、機雷原はICBMとか撃ってたまだクリップアイ5が生きてた段階ではもう作られていました。





クリップアイ『目標まで700km。そろそろ疲れてきたんじゃないかスピリッツ?』

アル『私はまだ問題ない。短い期間ではあったがもう特訓を重ねたんだ。』

デ「神経すり減りますわー。警報が鳴り止まないって怖いです。」


マスタールーンの意味不明な攻撃にも限界はあり、それなりに僕らも応戦を強いられる。しかも敵の遠距離攻撃で警報は鳴りっぱなし。ときどきワープ阻害圏ギリギリにワープしてくる悪魔さんを目にするけど、なぜか眼球が黒くて皆光彩が赤いのだ。怖い。

しかしクリップアイが4機も僕らの少し前で邀撃してくれていて、周りにもスペラーズが7機もいる。無人機郡はもう壊滅しちゃったけど、まだ後ろから増援が突っ込んでくるからたぶん大丈夫。にしてもときどき後ろから対艦ミサイルに追い越されるのはけっこう迫力がある。まさか対艦ミサイルがこんなところで役立つとはね……

後ろの方に爆撃機さんがいて、ちょくちょく余ってた対艦ミサイルで支援攻撃をしてくれるんですよね。


アル『なあデューク。死ぬって怖いか?』

デ「まだやりたいことも沢山ありますしね。死ぬのは嫌ですけど、どうせ死ぬのなら何かしないと勿体ないじゃないですか。少しでも明るい未来を。」

アル『負ければ同じ未来だと思うがな……』




「な、何だあれは!?黒い雲があるぞ!」


皆さんきっと忘れてましたでしょう?いろんなところから使えそうな人材運んでるんですよ。"外人部隊"です。


「落ち着いてください。あの黒い煙も爆発も我々の攻撃です。」


艦隊に接近して防空ミサイルが飛び交っているところを見て外人さん達はネガティブな妄想を始める。


「ああもう嫌だ、お願いだ帰してくれ。」

「しう私に言われましても……ここは最初で最後の砦なのです。ここを守れなければ人類に未来な消えてしまうかもしれないのです。」

「だからって俺達に何ができる。」

「やがて戦況は悪化し、あの船にも敵が乗り込んできます。」

「何だってあれが船なのか!?」

「今海に見えているものは全て我々の船です。あれほどの大きさがあれば皆さんでも戦えるハズです。」

「ああチックしょう!」


(´ ・ω・`)





「こちら3!敵の集中砲火を受けている!制圧攻撃を求む!」


3と名乗った戦闘機は垂直に上昇しながら大きくローリングし敵の弾幕を回避するが、見たこともない気持ち悪いモンスターもそれを追尾する。


『2,5,6,番機はトラック012に同時アプローチ。3番機はその後直ちに降下し2,5,6,番とスイッチ。』


1と名乗らなかった戦闘機もスロットルをペダルに切り替え、左手でディスプレイを操作し、仲間に指示を出しながら戦闘機動を行う。アバウトな指示だがアンドロイド達は頭がいいので問題無い。

ペダルに関しても太股は固定されているからまあ大丈夫大丈夫。


2,5,6,番機から放たれた20mm砲弾で3番機を攻撃していたモンスターは一瞬でミンチになり、攻撃が止んだことを確認した3番機は旋回最適速度で反転し、ダイブする。3機とスイッチすると同時に3機を追いかけていた敵を叩きのめす。


「グッキル!」


GK(ゴールキーパー)




クリップアイ『目標まで500km……うー、このペースだと後17分はかかるぞ、長い……!』


まっすぐ行ければもう2分程短くすむが、邀撃、回避込みだとまーたいへん。


スカイピンイン『ねえスピリッツ。あなた達はワープとか加速とかできたりしないの?』

アル『やったことがない。』

スカイピンイン『イメージってそう難しい事なの?』

デ「やってみます。」


まあ、そういうことです。"びゅーん"を"ホワワワワワーン"とイメージすれば"びゅーん"になるのです。


クリップアイ『うおっ!機体の制御が……!』

デ「あー、これ全部僕が制御するんすかー……」


周囲の飛行機の相対位置と基本的な兵装は僕のイメージに依存してしまったらしく、責任は重大である。


デ「スピードでゴリ押します。」


不思議な加速を遂げた僕らはマッハ7に達していた。気流はおかしな値を示しているが、GPSは信頼するべきだろう。


アル『ウワアアアアアアアア!!』


アルさんの絶叫がスピーカーから発せられる。管制の法則ももうわかんないんですけどこの絶叫は何由来なんでしょうかね?

とまあ、スピリットイメージングシステムはとにかくとってもヤバイシステムなのだ。


デ「奇襲性を上げるためこの高度で突っ切ります。ぶつかったらごめんなさいです。」


操縦者が僕である以上、事故ったらごめんなさいで済むような問題ではないだろうが、この場ではこれくらいしかできないのだ。文句なら後でいくらでも聞く。的な?

いや"GK(ゴールキーパー)"じゃなくて"Good kill"ですよ。

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