狂った戦士達
うんうん、このペースで行けれあと20部も要らないかもですね。
にしても筆者の頭おかしくなってますわ。この間も会話の中であのメーカーやあのメーカーの名前を出して、"ワイノス"とか"キノサナプ"とか言いそうになって焦りましたわ……
トイレの温水便座もあのメーカーですし、これ書いてるスマホもあのメーカーですから、至るところに……
第82回、今回のあらすじ。
シルバレットが一暴れしてもう一暴れして終わりです。
今回も4500文字程度です。
頭がおかしいのは元からな93話 -スーパーバレット-
戦闘機達も戦域を離脱し、残ったのは神崎さんと、彼に召喚させられてしまったドラゴンさんだけだ。
地面以外はどこを見ても敵敵敵、まるでハエが集っている様だ。
神崎「さて、もう一頑張りするとしよう。これが運命なのならば、俺は生き残れる。」
おっ?(^ω^ )
神崎「名前知らないけどドラゴンさん、とりあえず頑張ってね。俺はちょっくら飛んでくる。」
「はぁ?」
神崎さんはヘルメットのバイザーを下げながらそう言い残し、その姿を一瞬で消してしまった。まるで、悪魔達のワープを使ったかの様に。
神崎「活動限界は多目に見て2分かなぁ……」
上空7000m、雲が大地のように広がるのが見えるこの高度では気温は氷点下30℃まで下がり、気圧も地上の40%程、ヘリ用のバイロットスーツでは普通耐えられる環境ではない。しかしバイザーの奥の神崎さんの顔は、"やれやれ、まいったぜ。"といわんばかりの顔だった。
その高度から落下しながら神崎さんは片手を地面に向け手を開く、すると周囲に無数のIRミサイルが出現した。弾頭は形状からしてタンデムHEAT弾あたりだろう……
※HEAT弾:まあわかりやすく表しますと、戦車の装甲を局所的に溶かし、貫通させる弾です。
ロストコンタクトから8秒、ようやく神崎さんを見つけた悪魔達の背後にはすぐそこにまで無数のミサイルが迫っていた。ドラゴンに気を取られミサイルの接近に気づけなかった者達が10人程体を貫かれ、その半数は即死する。
※ロストコンタクト:目標を見失うこと。
その空にはエリア14にいた悪魔達の一部しかいないため、せいぜい40といったところだろう。
死ななかった敵は即全回復できるとしても、この時点で戦力の12%以上を失った事になる。しかし、彼らはその大半が突如現れたうるさいやつを追ってきただけ、団結して戦うなどという意思は存在せず、落とされた同族を見ても助けようとは思わないのだ。
それに対しミサイルは1秒に4発程度のペースで発射されて行く。対戦車ミサイルなので回避は困難ではないが、当たれば部位によっては即死級の攻撃だ。しかも自分は動き続けないとミサイルには直進を許してしまうことになる。そうなれば煙もあまり見えず、最悪着弾するまで接近に気づけないかもしれない。
と、ミサイルに気を取られた悪魔達は神崎さんを黙らせようとするが、実はもっとヤバイやつに背を向けてしまったのだ……
最早インフレ級の魔力をもつ神崎さんに召喚されたドラゴンはめっさ強化され、戦闘能力は召喚前のオリジナルの数十倍は裕に存在する。
そしてその巨体からは考えられないような速さで空を舞った。
「おおー速い速い。」
これにはご本人も驚き、速力なんとマッハ3。"ミグ25"でもギリギリ逃げ切れないレベルの運動能力だ。
元々音速を越えたことがない者にとっては到底耐えられる環境ではない。
戦闘機ならば音速を越えた場合、動翼の効果が下がり、旋回性能は落ちて行き、燃費も落ち、機体への負荷も増え、気体の粘性も考慮しなくていい領域となり特性も変わるのだ。
つまり別世界なのだ。しかし彼は音の速度を越えたことにも気づいていないのかもしれない……
そんなデカブツに突進なんてされたら、もう電車で轢かれるのでさえ軽いもんだ……
それに元々高速飛行を考慮していなかったボディー、そんなものから発せられるソニックブームは普通じゃない。
※ソニックブーム:音速を越えると発生する衝撃波。
神崎「あれじゃグランドカッターも顔負けだね。」
※グランドカッター隊:突進部隊。
まあ顔負けとまでいくかどうかわからないけど……
まあやばーいものがやって来たので神崎さんは再び瞬間移動でその場から消えてしまう。プァントム!(ファントム!)
そして地上に現れた神崎さんはまた物騒なものを作り出す、今度はミサイルではなく固定式30mmガトリング砲だ。
それも1つではない、4つ位設置してしまった。それに分厚い装甲に加え、5重のケージ装甲が見受けられる……
※ガトリング:銃身が複数付いてて回転するあれ。
※ケージ装甲:金網。
神崎さんがガトリングの銃口にエフェクターを展開させると索敵レーダーとIR照準器でターゲットをロックしたガトリング達は一斉に発砲を開始する。
エフェクターで再加速された30mm弾は初速マッハ5で空へと打ち出され、裕に10,000mに到達する。目標の到達までは3秒程かかるが、圧倒的な弾幕は回避が困難だ。その上4門の砲が同じ目標を攻撃する、ワープしても回避は困難。学習して行く射撃管制システムを相手に死ぬのは時間の問題だ。
魔術的に冷却されている上に弾薬は無制限に補給され、ノンストップで弾幕を展開し続ける。
機関砲の破壊を試み爆撃しても、今の神崎さんがいる限り攻撃は届かず、接近すれば被弾率、弾速共に急上昇し、いくら悪魔とて一瞬で霧と化す。
神崎さんは相当無茶をしている為しばらく逃げ回っていれば攻撃は止むのだが、プライドに縛られ、その上想定外の反撃でパニックに陥った悪魔達はそんな考えには至らない。
そうして2分が経った頃、最早見渡す限りの空には何も飛んでいなかった。
クリップアイ5『シルバレットへ警告、7時方向より新たな目標郡接近、接触まで70秒。』
神崎「こちらシルバレット、弾切れだ、撤退する。ドラゴンじーさん、俺乗せてあんまり速度出さないでとにかくあっち、北へ飛んで。途中でお迎え来るから、味方を見つけたらその後に付いてって。」
「何だ?急がなくていいのか?」
神崎「無理、しがみついてらんないし、そんなに急がなくても追い付かれない。」
こうしてスィーバン達の18日間にわたる作戦は幕を閉じた。
次の日……
「まだダメです、ベッドに戻ってください。」
廊下では左手に点滴スタンドを握ったまま歩こうとする神崎さんがナースさんに止められていた。
神崎「いつやるの?今でしょ。」
「何バカなこと言ってるんですか!?このままじゃ本当にあなた死んでしまうんですよ。」
神崎「ならそれでいいだろ、皆だってそれを望んでるんだろ?」
「そんなことありませんからベッドに戻ってください!」
神崎「だから本当に今しかないんだって!そこを退いてくれ!」
「ダメですできません。」
神崎「では、敵だ。」
( ; ゜Д゜)ヒイッ!
と、神崎さんはどこかで聞いたことのあるような台詞を言いつつ、ソードオフショットガンを生成する。
「そんなもので私は退きません!」
神崎「最終警告だ!そこを退け!」
「退きません!!」
"バーン!"
Σ(゜ロ゜ ;‼
"ジリリリリリリリリリリ……"
非常灯が点灯し、艦内に警報が鳴り響く。
それでも進もうとする神崎さんの足を吹き飛ばされたナースさんは掴もうとするが、神崎さんはそれを躱して行ってしまった……
数分後、取調室。
神崎「さて、始めようか。」
なんと取り調べを受けているのは神崎さんではなく、キジャっ!……
因にこの部屋にはもう2人、スィーバンAH1番機のクルーがいる。
※AH:攻撃ヘリ。
神崎「あなたのお名前は?」
キ「キュジュディアです。」
神崎「うん、呼びにくいから"キーさん"ね。」
キ「わかりました。」
おお、これからは僕もそう呼ぼう。
と、そんなことをしている中、外から声が聞こえてくる。
「扉を開けろ!シルバレット!!」
神崎「ああ、外の事は気にしないで。」
キ「じゃあその服装と点滴は気にしていいですか?」
神崎「いや、気にしないで。」
配管や配線も全てシャットアウトし、この部屋は完全に孤立させてある。電気は自前だ。
神崎「では、あなたがあそこに居た理由を教えてください。」
キ「それは一緒に連れて帰ってもらったあの方が主な理由です。」
神崎「ええ、神々(みわ) 義仁さんですね?すごい検査結果ですね、人間じゃあない。」
単純な苗字だなwwwていうか日本人の名前なんかい……
キ「あそこでは私の奴隷ということにしていたのですが、本来はならば立場は逆だったんです。」
神崎「我々が来たとき大して躊躇わずすぐに回収されましたが、その理由を伺いたい。」
キ「ご存じかとは思いますが、私はアンフィーさんの存在をある程度感じることができます。」
神崎「ですが我々はアンフィーを縛り吊るしていました。」
キ「理由を考えるのは難しくはありませんでした。」
神崎「では、何かあそこでやり残したことは?」
"ドオン!!"
取調室の扉がブレイクハンマーで叩かれ始めるが、ただでさえ浸水時の激流にも耐えられるようになっているのにこういう部屋は更に頑丈だ。本当に開けたくばHEAT弾でも使うべきだろう……
キ「やり残したことと言えば、あのとき一緒に連れ帰れなかった人達の事ですね。」
神崎「もしあそこを核で焼き払うと言ったらあなたはどうする?」
キ「そうする他ないというのなら無理に止めたりはしません。」
神崎「臆病者め。で、悪魔達には何か秘密兵器があると思うのですが、例えば神話の神を召喚するとか。」
キ「ええ、まさにその通りです。知っていますか?近頃はいろんな町を攻めてはそこにいる多くの人間を生け捕りにしていると。」
神崎「ええ、知っています。」
あの、"臆病者め"って言葉はスルーですか……
キ「彼らはその準備を整えつつあります。」
神崎「必要なのが人間だけとは思えない。」
キ「ええ、山の中に祭壇があるんです。」
神崎「なるほど、嘘ついてるな?」
キ「えっ?」
神崎「お前俺のことなめてるだろ?」
フーレスト「隊長!?」
隊長は点滴のカテーテルをドレッシングごと引っこ抜き、スタンドでキーさんの頭をぶっ叩いた……
※カテーテル:たぶんあの針の部分であってるはずです……
※ドレッシング材:たぶんテープの部分であってるはずです……
神崎「あまり俺を起こらせない方がいいと思うぞ?」
キ「いや、嘘はついていない。」
もういっちょバシーン!
神崎「話にならんな。」
今度はスタンドに高電圧を流してスパークをバチバチさせならが思いっきり降り下ろした。
これにはさすがにスタンしたが、スタンドは折れ曲がってしまった……
フーレスト「隊長、僕にはとても嘘をついているようには見えなかったのですが……」
神崎「うん、たぶんついてない。」
フーレスト「は?」
神崎「いや、俺は1度も彼が嘘をついているとは言っていないぞ?そもそも疑問形だし。」
フーレスト「ええ?じゃあ……」
神崎「ただちょっと念のために鎌をかけただけ。」
フーレスト「じゃあここまでやる必要は……」
神崎「まず俺がこの格好で来たのには理由がある、俺が全力だという意思を見せつけたかったんだ。現にここに来るまでにナース1人ショットガンで吹き飛ばしてるから。」
フーレスト「だから警報が……」
神崎「それから、全力で殴ったのも、容赦しないってことをしっかりとね。」
レ「スゴいなぁまったく。」
神崎「おっと、レコーダー止めてないや。」
神崎さんはボイスレコーダーを停止される。
神崎「それに、気絶してもらわないと、この部屋から逃げられないじゃん。」
と、倒れているキーさんにさらにスタンガンを当てる。
レ「なら最初からおとなしく捕まっとけばいいんじゃないのか?」
神崎「えーぇぇぇいいじゃん、せっかくもう1部屋確保しておいてあるんだし。」
フーレスト「何の話です?」
神崎「ほら、逃げるよ。」
フーレスト「え!?あ!体が!沈んでる!?!?」
この後目覚めたキーさんは神崎さんの事を、どこか管理人さん(デイブ総司令官)と似ていたと言っていた。僕も神崎さんがどんどん管理人さんの様になりつつあると感じている……
ああ、ミサイルの連続攻撃ですが、最初は同時に16発位撃ってます。
因に"聞いたことのあるような台詞"というのは某予備校の教員の言葉ではありません。某OVAの主人公の台詞です。ほら、某大河ドラマの主人公、真田幸村役の人の台詞ですよ。
NH少尉「やめろ少尉!自分のしていることが分かっているのか!?」
FR少尉「○風が……敵だといっている……」
FR少尉「撃てと、言うから、撃った……雪○がそう言うなら、それは、ジャムだ……」




