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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
レッドカーペットの戦士達
103/114

デビルフィッシング

問題児の辞書に"反省"という言葉など無い。


シルバレットだからって某ドルの様にインフレが光速を突破したりはしませんよ。

(某ドルを米1ドルに換算したとき、某1ドル札を積み重ねるとその上昇力は光速を越してしまった計算となった……あの有名なジンバブ○ドルですね…………)



第81回、今回のあらすじ。


問題児再び問題起こす。

もっとまともな戦い方を考えて欲しいと言うのもありますが、そんなことができる立場じゃないんですよね。



今回は5500文字程度です。

アルケ「何?アンフィーがスィーバンに拐われたぁ!?」

「え、ええ、間違いありません……」

アルケ「拐うって、いったいどこへ?」

「それが……ロストしました。」

アルケ「ロスト?クリップアイは何をしている?」

「データを受けとりましたが、海の上で突然消えています……」

アルケ「はああ!?」

「ですが、大量の食料が持ち出された様です。」

アルケ「はああーーあ?……」



まあサブタイトルで御察しなさられた読者様もいらっしゃるかと思われますが、そうです、アンフィーは釣りの餌にされました。




レ「まさか本当に成功するとはな……」

神崎「だから言ったっしょ?」

レ「まさか海の上で部隊全てを丸ごとこの世界に引きずり込むとは……」

フーレスト「た、隊長……?ここはいったい……?」

神崎「1種の裏世界だね。」


スィーバン隊員達もこの事は事前に知らされていたが、ここが何なのかは説明されていない。そう、ここはレイズ君の影の世界。

本来ならば可視光を透過するような海の上では出入りできないし、この規模では扱えないし、出入りする際クリップアイにバレてしまう。しかし今回はシルバレットも色々やった、結果成功したのだ。

因にアンフィーは12番攻撃ヘリのウエポンベイにて縛られて眠らされている。


フーレスト「上を除くと、どこまでも黒い世界なんですね。」

神崎「そーだね。」


この世界はレイズ君の世界であるため、レイズ君から離れすぎることはできないし、そもそもジェットエンジンも何もかも使用できない。移動はほぼ全てレイズ君の意思によって行われるため、何の乗り物に乗っていようが変わらないというわけだ。

シルバレットの秘密の訓練により、出入りする際のレイズ君の姿勢の制限は消え、どの姿勢からでも出入りができるようになった。

それに範囲も広くなった。出入りする影の大きさにも依存するが、今までは自分のすぐ近くのものまでしか巻き込めなかったが、今では半径50mまでに広がった。今回はゲートとなる影や有効範囲の方は、シルバレットが何とかした。

そして移動速度も1m/s程度だったが、今では4倍程にまで速くなった。


神崎「目的地への所要時間は18日間もあるけど、どうする?」


因にここでは少なくともレイズ君は腹は空かないらしい。


レ「隊長、それはいったい誰に聞いてるんだ?」

神崎「誰でもいいよ、何か予定あるなら今言ってね。」

スィーバン2『我々にはお前に付き合う以外の予定は存在しない。』

神崎「18日は暇すぎるよね……」

レ「だな……」


目的地は南半球。スィーバン達はエリア33から、前々回もらった機体を全て導入して出撃している。




スィーバンの捜索にはかなりの力が注がれ、僕達スピリッツ飛行隊やスペラーズ、クリップアイ等々様々な調査チームが派遣されたが、クリップアイの記録以上の成果は何も得られなかった……

何の成果も、得られまs




17日後……


神崎「予定通りだ、明日には到着できそうだ……」


この影の世界では、恐ろしいことに、実質的なこの世界の主であるレイズ君は、自身を含め、あらゆる生命に様々な制約を設けられる。そのためレイズ君は、自分と神崎さんとアンフィーのは状態を保つため、冬眠状態に似た意味不明な状態にしていた。無駄な代謝は避けるべきである。




次の日……


神崎「あれがエリア14だな?」

スィーバン2『あらゆる観測事実はデータベースの通りだ。』

神崎「で、確かにここで反応が確認されたんだな?」

スィーバン2『いや、この方位で間違いないが、距離は不明な為、このコース上の前後という可能性も存在する。』

神崎「後ろには確認できなかったし、ここであってほしいね……」

スィーバン11『ターゲット確認、マーク。』

神崎「居たわ……」

スィーバン2『データベース照合、確認。だが本当にいいんだな?27が裏切らない保証はないぞ?』

神崎「そんなこと今更気にしてられないね。それに、俺からしてみればお前だって十分裏切る危険性があると思ってるぞ。」

スィーバン2『了解した。』

神崎「ターゲットの確認もとれたことだし、プランに変更はないね。じゃあレイズ君、指定ポイントへ向かって。」

レ「了解。だけど隊長……俺達、死にませんよね?」

神崎「いや、たぶん最悪全滅だよ。だけど説明通り、ターゲットが確保できた上で逃げられなさそうなら、俺が降りて時間稼ぐから。」

レ「正気じゃない、そもそもなんでこんな危険なことをする必要があるんだ!?」

神崎「やっぱり俺には俺の計画があるんだ。しかしそれは例の秘密の上に立てられた計画である以上、その真相は教えられない。」

フーレスト「じゃあ、その計画に隊長は必要無いんですか?隊長は今回の作戦で死んでしまうかもしれないんですよ?」

神崎「とても嫌な予感がするんだ、そしてその上俺は確信してる、だからグズグズしてられない、打てる手は打っておくべきだ。恐らく敵には何か強力な隠し玉がある、この計画はそれに対する有効打を見つけるためにあるんだ。」

フーレスト「あなたは、あなたはあるかどうかもわからない何かを知るために死を選べるんですか?」

神崎「いや、俺は確信している、だから行動できるんだ。」

フーレスト「例えそうだとしても、我々の行動が報われる保証もありません。」

神崎「なにもしないよりはましさ。」

レ「あんた本当に普通じゃない、理解できない。」

神崎「シルバレットの闇は深いんだ、だから知ると死ぬんだよ。」

レ「っ!……」

神崎「まあ何れにしても、生き残るためには誰かが戦わなきゃいけないんだ。」





というわけで作戦を説明しよう。

ターゲット予測ポイントの真下に到達し、無事ターゲットを確認できた彼等は、ターゲットから8km位離れたポイントから出現、ターゲットのポイントを目指す。

ターゲットの陽動には12番攻撃ヘリ、回収には7番攻撃ヘリを用いる。尚3番~6番の攻撃ヘリのガンナーが操縦する戦闘機4機はVTOL機であるため、指示があるまでその場で待機だ。

因にもうブラックボックスを含めたあらゆるレコーダーの偽装工作は済ませてある。シルバレットをなめるなよ?ということだ。




スィーバン2『全機異空間からの正常な離脱を確認、全システム確認完了、潜在驚異の検出完了、各システムをメンテナンスモードにて最終調整。』

神崎「ヘリ部隊は全機離陸後、3番4番7番機はポイントブラボーにて待機。」

スィーバン12『アンフィー、バイタル正常、覚醒準備完了。』

スィーバン2『システム、オールグリーン、スタンバイ。』

神崎「よーしじゃあ作戦開始、テイクオーフ。」



その頃上空では


クリップアイ5「なっ!これは!?」

クリップアイ5後部座席「ああ間違いない、スィーバンだ。」

クリップアイ5「ログはどうだ?」

クリップアイ5後部座席「現在確認中。」

クリップアイ5「ダメか。」

クリップアイ5後部座席「ああ、消えたときと同じだ、何の痕跡もない……」

クリップアイ5「エマージェンシー、エマージェンシー、エマージェンシー。クリップアイ5より緊急通達、指名手配中のスィーバン小隊を発見した。」


緊急回線で即報告されるほどの人気っぷりなんて、さすがスィーバン、指名手配までされちゃってるーwww


神崎『ちょっ、聞こえちゃってますよー……』

クリップアイ5「応答したぁ!?貴様、自分の立場をわかっているのか!?」

神崎『えっと、指名手配犯でしょ?いや違うか、指名手配されている集団のリーダーか。』

クリップアイ5『今までどこで何をしていた!?』

神崎『それは死んでも言えないな。まあ敵を欺くにはまず味方からって言うでしょ?』


まあ確かにレイズ君のことに関して言えば味方も欺かなきゃいけないかもしれないけど、この作戦のこと事態はめんどくさかったから報告しなかっただけでしょ?


クリップアイ5「ならこれから何をするつもりだ!?アンフィーはどうした!?」

神崎『君にとっては残念でもなんでもないかもしれないけど、アンフィーは釣りの餌に使わせてもらうよ。』

クリップアイ5「バカなことを言うな!」

神崎『まだ続けなきゃいけないんですか?ご存じの通り今はこっちも命がけなんですよ。それにこれ緊急回線、つまりバカはあんただ。』


スィーバン12『アンフィーの覚醒完了、バイタルグリーン。ハッチオープン、吊り下げ開始。』

神崎「指示があるまで火器はロック、コース通りに変態飛行。」

スィーバン2『言われなくてもわかっている。』

神崎「それもわかってる。」


何だかんだでスィーバン3番隊員と神崎さんは仲が良いのかもしれない。


そして吊り下げられたアンフィーは自分のおかれている状況を理解し絶句する。

しかし神崎さんはそんなアンフィーなどお構い無しに大音量スピーカーを起動する。


神崎「おーい迎えに機たぞー!キジュ、キュジュデゥ……キュジュディアー、居るのはわかってんだよー、さっさと出てこいよー。」


めんどくさい名前だよね、事故だよね。

とまあ神崎さんは呼び掛けながら悪魔達にすっかり占領されたエリア14へ向かうのだった。



フーレスト「MSL警報、11時方向より強力なエネルギー反応、攻撃来ます!」

神崎「まー慌てなさんなって、スィーバン2、カウンタースタンバイ。」

スィーバン2『ターゲットロック、スタンバイ。』


こちらに何か飛んできたと思った頃にはもう、その攻撃を放った悪魔は頭が飛んでいた。


神崎「攻撃の無力化及び驚異の沈黙を確認。」

フーレスト「攻撃の無力化って、何をしたんですか?」

神崎「いつものだよいつもの、遠距離攻撃は繰るってわかってればだいたい無力化できちゃうの。」

レ「ヒュー、さっすがシルバレット。」

フーレスト「MSL警報多数、これはまずいんじゃないですか……?」

神崎「ダイジョブダイジョブ、ダメなら死ぬだけだから。」

スィーバン2『対処間に合わない。』

神崎「なら今回はいい、反撃は無しだ、ごり押すぞ。」


こんな会話中でも神崎さんの合成音声が呼び掛けを続けている。


フーレスト「ポイント到達まで25秒。っ!」


遠距離攻撃があれば勿論近距離攻撃もある、一番大きい1番機は一瞬で囲まれていた。

しかし皆、不思議な力で押し出され、ヘリには指一本届かなかった。


神崎「大丈夫大丈夫、外から中は見えてないから。」

フーレスト「余裕すぎやしません?」

神崎「実はこれも時間の問題だったりしてー、テヘッ。」

フーレスト「はっ?時間の問題……?」

神崎「このペースで攻撃されるとやっぱり帰りまでもたないね、だから戦闘機を待機させてあるんだよ。」

フーレスト「ええー!?そうなんですか!?」

神崎「んないつまでも無双だったら超イージーモードだよ。今はただ強がってるだけ、弱みを見せちゃいけないからね。」

フーレスト「ベリーハードじゃないですか。」

神崎「ふぅ、君も成長したね。」

スィーバン2『ターゲットの出現を確認。』

神崎「デューク君とはお友だちらしいけど、どーだかねー。」

フーレスト「えっ!?信用してないんですか……?」

神崎「うん、してない。」

フーレスト「はぁ?」

神崎「作戦に変更は無い、5番機6番機降下。」


名前呼ぶのはめんどいんで、ターゲットと呼ぶことにしよう。

ターゲットにはこちらに攻撃する様な様子は見られず、隣に立っている奴隷服の人間に何かを指示していた。


神崎「5番6番機、回収対象が増えたぞ、対応しろ。」



1番大きい神崎さんの攻撃ヘリに攻撃が集中しているため、スィーバン5番攻撃ヘリスィーバン6番攻撃ヘリは無事に着陸することができた。


神崎「キャノピーは自分で開けてね、ここオートメーションされてないから。」


奴隷服の人は、出てきた邸を見つめた後、ターゲットとアイコンタクトをとり、お互いに頷くと、ヘリのキャノピーを開けて飛び乗った。


神崎「ターゲット回収完了、作戦をフェーズ3に移行、全機全速離脱。戦闘機は直ちに発進、可能な限りヘリの撤退を支援しろ、尚、ターゲットの回収を行った5番6番機を優先保護目標に指定。これより全機の武装ロックを解除、出し惜しみは無しだ、力を見せつけてやれ。」

スィーバン12『アンフィーの回収完了、バイタルグリーン。』


ごめんアンフィー、君のこと忘れてたよ。(幼馴染みの台詞)



神崎「あー、辛い……そろそろ限界だねー……」

フーレスト「えっ?どうなっちゃうんですか……?」

神崎「シルバレットのプロテクトは消える。」

フーレスト「てかそもそもそれ辛いと感じるものなんですか?」

神崎「攻撃めっちゃヤバイからね、無理してるよ。」


彼らに全然緊迫感が無いから全然イメージできなかっただろうけど、スィーバン1番攻撃ヘリは見つけられた当初から猛攻撃を受けているのだ。


神崎「けど大丈夫、プランはある。シルバレットとしての能力はクールダウンだけど、魔力なら腐るほど余ってるからね。」

フーレスト「けど隊長はハイテク兵器の補充以外では使いきれないんではなかったんですか?」

神崎「いいや、切り札がある。」

フーレスト「切り札?もう使っちゃうんですか?」

神崎「大丈夫、そう簡単に減るもんじゃないから。じゃあ俺ここで降りるわ、また会えたらラッキーねー。」

レ「隊長!?」


神崎さんはベルトを外すとさっさとハッチを開け、猛攻撃を受けながら高速飛行していたヘリから飛び降りてしまった。

しかしどういうわけか神崎さんは無事に着地してしまう。着地ポイントはエリア14からはそれなりに離れてはいるが、ヘリを追ってきた悪魔たちがうようよ空に飛んでいる。

そこへ戦闘機達が飛んできた。

そしてすぐに神崎さんは自分の大動脈をナイフで切り、地面に広く血を撒き散らした。すると神崎さんの撒かれた血は独りでに動きだし、魔方陣へと整形されていき、やがて円柱状に白い光とパーティクルを放った。

そしてその光が消える頃には、その魔方陣の上には大きなドラゴンが現れていた。


神崎「おっひさー。」

「まずはこの状況を説明しろ。」

神崎「まず君インフレ、超パワーアップしてるっしょ?」

「ああ、力がみなぎるすぎておるわ。」

神崎「で、俺と、あの大きな音を出しながら空を飛んでるあれらは味方。」

「しっとる。」

神崎「で、それを攻撃する」

「つまり悪魔を皆殺しにしてやればいいのだな?」

神崎「死なないでね、それと、俺も守ってね。」

「何を無茶な。」

神崎「コマンド、スィーバン所属戦闘機部隊はヘリの護衛に戻れ、隊長なんて見捨てとけ。さーて、暴れましょうか。」

キュジュディアと一緒にいたかたの名前と彼らがこの世界に来てからどれくらい経ったかを書いたメモをなくしてしまいました……もしかしたらそれ見つかったら彼の名前変わるかも……


仲間助けようとして共倒れとかひどい話ですよね。

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