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ハルフェン  作者: 殆ど小説を読まないやつ
レッドカーペットの戦士達
102/114

空を描く戦士達

ああああ、ダメだ、さすがに毎回"戦士達"って入れるのは無理でしたわ……




第81回、今回のあらすじ。


ワイノス艦隊が敵に襲われて迎撃する話。



今回4000は文字程度です。

最後うやむやな92話 -イメージペインターズ-




敵襲による出撃要請を受けた僕ら5人はベッドから飛び降り、パイロットスーツに着替え、暗視スコープを装着したヘルメットを抱えて格納庫へと駆け付けた。

格納庫に辿り着くと、もう既に整備は終わっており、船内カタパルトへと運ばれていた。


「あんた達がスピリッツ飛行隊(スコードロン)だな?」

※スコードロン:飛行隊


と、整備の人が寄ってきた。


「もう全機装備は整えている。緊急事態につき船内カタパルトを使用してもらう、詳しい話は上で聞いてくれ。」

アル「スピリッツリーダー了解した。全員続け!」

デ「張り切ってますねー……」


と、アルさんは機体の元へと走り出し、僕らもそれに続いた。

まだこの機体では実戦は初めてなのに……



船内の電磁カタパルトにて空へと投げ出された僕らは遊撃部隊を命じられた。

状況はよろしくない。現在は外周を哨戒していた小型無人機達と、各艦から発射された艦隊防空ミサイルが時間を稼いでいるが、どうやら敵は悪魔さん達だそうだ、それも40以上。しかも現在無人機達と戦っている地域は既にこちらのワープジャミング圏内なのに、どういうわけか皆マッハ2の速さで飛んでいるせいで大変だ。恐らくどれか1つが全体を強化しているのだろう。

それにドラゴンも30は引き連れてきたよ、いったいどんだけドラゴンいるんだよ……



アル『全機スターボード。』


編隊を組んでいたのだが、訓練不足でまーひどい……


アル『ヴぁん……編隊は諦めろ、とにかく我らは最前線に出向く、全機離れるな!続け!マスターアームオン!』

※マスターアーム:オンにすると武器が使えるようになる安全装置。


隊長は張り切ってはいるが、僕は不安だ。


デ「スピリットイメージングシステムねぇ……」


試しに僕はレーザー攻撃を想像してみた。すると……


"チュン"


ふぁ?


"ドーン!!"


一瞬機体の先端が白く光ったな、と思った直後、図太いレーザーが僕の目を眩ませた。空気の加熱で衝撃波が発生するほどの威力だった……


アル『ブレイクブレイク!』


敵の攻撃と勘違いしたアルさんは散開を命令する。


デ「いや待ってください、僕がやりました。」

アル『何!?』

フ『試し撃ちですか。ですが、予め伝えておくべきでしたね。』

デ「すいません、けどちょっとしたイメージでそれが勝手に具現化されて……」

エ『ひぃぃぃっこわっ!』

『ワイノスよりスピリッツ、現状を報告せよ。』

アル『スピリッツリーダーよりワイノスへ報告、今のはテストだ、気にするな。』


ついさっきスゴい驚いてたけどね……


デ「じゃあこれって、ミサイルの誘導とかも思いのままなんですかね?」

アル「やってみればよかろう。」

デ「ラージャ、デュークフォックス2。」


部隊内でのコールサインは皆自分の名前と決められた。が、そう決めたのはアルさんなのに、アルさんは自分の名前が長いと、自分だけコールサインを"スワロー"にしている、ひどいものだ。まあすぐに慣れるだろうけど……

因に最初はコールサインを"リーダー"にすると言っていたのだが、それではさすがに指揮系統に混乱が生じてしまうのでやめさせた。

帰ったら(スワロー)について調べておこう、いじってやるんだから。


とまあ僕はIRミサイルを1発撃ってみた。するとそれは僕のイメージした通りのコースで飛んでいる、アクロバットもできそうだ。試しにアルさんの周りを回るようにイメージしてみた。するとやはりそうなった。


アル『デューク、危ないだろう!!』

デ「燃焼時間がおかしい……」

エ『ターゲットインサイド、トゥエルブオクロック。』

デ「まだ飛ばせるのかな?……」


前線には既に友軍機が多数到着していたが、敵の数が多すぎる。ワープをされないから簡単にはやられないが、アフターバーナーを焚きっぱなしだ。

ミサイルも多数命中しているが、堅すぎる、撤退する様子は見受けられない。だが、恐らくリーダーやバフ員を叩けば崩れるはずだ。


アル『クソッ、どこから入り込めばいい?』


今の我々ではあの中に入っても足手まといになるだけだろう。


デ「あの奥の余裕そうなやつを叩きましょう。」

アル『え?どいつだ?』


僕は飛び続けるミサイルを追いかけスロットルを押し倒す。


アル『バカ待て!デューーク!あーもう、全機デュークを援護しろ!』


僕は高度を上げ、ローリングを行い周囲を確認し、回避行動を行いつつ交戦地域の上を通過する。

敵の動きをイメージしてみたけど、さすがに操れたりはしなかった。だからとりあえずさっきのミサイルをぶつけてみたが、あんまり効いてない……というか爆風で少し押されただけで、ガードされてほぼノーダメージだ……

それにしても本当に速い、フルスロットルでようやく降りきれる程度だ。旋回性能は低速域と比べれば低くなっているが、加速度がおかしい。無理に失速起動を行えばやられるのはこちら側だろう、だからとにかく高速で飛び続けるしかないが、オーバーヒートや燃料切れが心配だ、長くは戦っていられない。


"ドドーン!!"


今度は雷が落ちたが、僕でない。


アル『今のは誰の仕業だ?』


シーン……


デ「たぶん6時方向性上空のスカイピンインです。」

アル『なんだ、あいつらか。』

デ「敵編隊後部に到達って……!」


"ピンピンピンピン!"

"MSL警告!"


レーダー画面には警告と共に、敵から僕に線が伸びていた。

僕は慌ててシールドをイメージしてみる。するとその直後真っ黒な何かが飛んできてシールドで爆発を起こした。

僕はそのターゲットに残りのミサイルを5発全部発射した。

それらはすべて命中したが、防御と回復は飽和できなかった。だが、防御行動のお陰でその敵を敵部隊から孤立させることに成功した。そこへ更にミサイルが着弾する。

僕が機首を敵に向ける為旋回していると、少し離れたところで3つ、ものすごいヴェイパーが降りてきて、それはあっという間に通りすぎ、再び上空へと行ってしまった。IFFではやはり、グランドカッター隊だった。

※IFF:敵味方識別装置

※グランドカッター隊:体当たり部隊。第88部 "大地の刃"、第100部 "第8章からでもわかる解説。"参照。


ミサイルで孤立させた敵に機首を向けた僕は、ガンの蓋の前に魔方陣を重ねて展開する。どうやらこの機体に乗っているとグリモワール無しでもエフェクターが使用できるらしい。

エフェクターはフリーズフリーズフリーズフリーズブーストでやってみる。

引き金を引くと、弾道には雲が残され敵も凍結して、海に落ちる前には死体は砕け散っていた。

この機体強!!


デ「た、ターゲットダウン?……ニュートライズドゥ。」


ってことは、AMP、いや、MPエフェクター使えるんでね?

※MPエフェクター:対象にマナを鎮静化させる効果を一時的に寄附する。よって魔法の1種である"武器生成"によって作られた武器では寄附するする前に消えてしまうため、反応型のAMPエフェクターを使用する。マナを鎮静化させてしまうため、あらゆる魔法を無力化する。(例外あり。)


エ『沢山の敵に後ろに付かれました、振り切れないです……』


エルフェスさんは慌てる様子はなく、なんかしょんぼりしている……

というわけで後ろの敵にさっきのレーザーを撃ってみた。するとそれなりにダメージが入り、戦闘の敵は眼の中が焼け焦げ、そのままウォーターハザード……

※ウォーターハザード:ゴルフ用語で池ポチャ。今回の場合は海ボチャン。


僕は真後ろに敵が出現したのを感じた。


デ「フッ素!」


レーダー画面を見ても確かにいる。ポインター型ワープか!?このジャミング強度ならまだできるのか!?

理由はよくわからなかったが確かに敵が僕の後ろをとっていたので、咄嗟に僕もワープしてみた。

するとでけた……しかししくった……

ワープしたポイントは敵の真後ろ……


僕の機体はレドームを犠牲に敵を粉砕した。キャノピーに体液が付着する……

※レドーム:レーダードーム(?)。レーダーのカバー。飛行機のレーダーは普通先端に着いている。つまり飛行機の尖った部分の中にレーダーが入っている。

※キャノピー:戦闘機とかのコックピットの透明なカバー。


デ「あああ、レーダーが……」

アル『……バカ者!』

デ「訓練不足です、すいません……」


レーダーが一部壊れてしまった。ダメコンシステムがあるから部分故障としてまだ使えるが、死角が発生してしまった。

※ダメコン:こまけぇこたぁいいんだよ!(ダメージコントロール。)


エ『あああああ、振り払えない。メイデイ、メイデーイ。』


エルフェスさんの機体の垂直尾翼が飛ばされていた……


デ「MSJFです!」

エ『ラジャー。』

※MSJF:魔法の形成を阻害するフレアー。貴重品。


MSJFの効果をもろに受けた悪魔達に、ロクスィーさんがミサイルを叩き込むと、その悪魔達は木端微塵に弾け跳んだ……


フ『9時方向より新手。』


と、そう言われた直後だった。多くの味方機が一斉に爆散した。


デ「磁気攻撃!?」


前に神崎さんにも管理人さんにも教えられたことがある。とにかく磁気というのは磁力線で捉えるものなのだと。

というわけでヘルメットのバイザーに磁力線を想像してみる、すると虹色の矢印が無数に表示された、ビンゴだ。次に僕はその線を点に変えてみる。すると磁気異常は解消された。


デ「磁気攻撃の無力化に成功。」


すると敵も磁気攻撃のパターンを変えてくる。


デ「現在本機が敵の磁気攻撃を相殺しています、予測される目標をマーク、これを叩いてください。」


どうやら僕はこの作業をやり続けなければいけないみたいなので、操縦をオートマニューバーに切り替え、作業に専念する。

マジックデバイスの特殊性故、この機体のAIはスタンダードモデルと比べても性能はかなり制限されているが、回避運動だけを行う程度ならば問題ないらしい。


アル『我隊はこれより敵の磁気攻撃を完全に無力化する。デュークの指示目標を最優先攻撃目標とせよ。』

エ『本機は損傷を受けています。』

デ「リペアできません?」

エ『え?試してみます、あできた……』


しかしこのリペアはどこまで通用するのだろうか?MSJFとかで消えてしまうのだろうか?……


エ『フローズンビーム。』


情けない言葉と共に、ターゲットに向かい真っ白な線が放たれ、その攻撃は敵の防御を飽和した。


エ『フォックス3。』


凍結された敵の体は25mmガトリング砲で粉砕された。


デ「報告、敵磁力攻撃の沈黙を確認。けどいったいどういう仕組みなんd」

アル『デューク!!何度も口を酸っぱくして言われただろ!気にするな!知ろうとするなと!』

デ「アーイアイサー!7時方向より大型飛来物多数接近、ドラゴンです!」




こんな感じで20機弱の有人機が落とされたものの、敵の殲滅には成功したのだった。

デ「いや最後酷すぎ!○リウッドじゃないんだから!」

アル「こまけぇこたぁいいんだよ!それにまだ最終回じゃないだろう!」

デ「ダァアアアア!……」

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