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夕方の出来事

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/07/20

現実の問題が強くのしかかる

それがあまりにも無情であるが故に自暴自棄になっているのがわかる。

「俺は仕事辞めようかなんて考えている。仕事のミスが多いだけでなく仕事が覚えられないんだ。」

「まだ入社して1ヶ月じゃないの。新人のくせに随分と深刻になっているのね。」

「社歴の浅さは問題じゃないよ。恐らくだけど俺は仕事に向かない人であると思うんだ。」

「それなら転職をしても結局は同じ道をまた辿るんじゃなくて?」

「……神主になろうかと思ってる。会社の複雑な関係からおさらばしたい。」

「神主って神社の人?やめたほうがいいよ。佐藤が神に仕えるなんて無理だよ。人にも仕えられないのに。」

日が薄らと消えていく。夕方から夜に差し掛かるのかもしれない。

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