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簡単だ、簡単だな。

その計画を話された後、なぜかそのまま2時間ほど書庫で拘束されていた。俺は司書さんによって椅子へくくりつけられ、レラの爆発的な物量のトークをぶっ通しで対応する。

実際、中身自体は完全なる雑談であり、書庫内のおすすめの本や好きなお菓子、アジラルとソルリへの愚痴。他には、さっき俺がしてきたばかりのテレビゲームのことを30分は話していた。

そんなこんなで拘束は解け、すぐさま自分の部屋に戻った。急いだ理由などただ一つ。

「Hey! 我が愛しの神!()()()、ユエラヌバ!おいでなすってよ。」

そう、神もどきに愚痴を言うためだ。神見習いはのうのうとした語気で「やっと敬う気になったのね。感心感心。」と言う。

では、愚痴を言いますか。俺は心に決め、話し始める。

「こんばんはリカコさん、一つ、聞いてはくれませんか。主人公があんなにもハキハキと喋るだなんて聞いてないんですけど。あの人、物静かで、儚げでお淑やかなLadyじゃなかったんですか!?ものすごく元気有り余ってる感じでしたけど?それでいて話だけで二時間も拘束されましたし、本当にこの世界は完全再現されているんですか、製作者さん?」

自称神は、あ、あっははと誤魔化すような笑いを残して反応が消えた。その後、2,3回呼んでみたのだが返事はなかった。

「まぁいいや」

一言つぶやき、内容を思い出しながら明日を考える。

まず、魔女との出会いだ。魔女との遭遇は庭だった、彼女はその庭で一人、魔女に誘われて庭の角まで移動する。そうして服を受け取り、馬車に乗り遅れるのだ。つまり、この時点を断ち切れば良い。

なんだ、簡単なことじゃないか。ここで誘いに乗らないようにまっすぐ馬車に乗せる、これだけでいい。

(よし、寝よう。)

この日は昨日とは比べ物にならないほど、ぐっすり眠ることができた。何も考えずに眠ってはじめて気が付いたこのベッドの良さ。元の世界のベッドよりも圧倒的に寝心地が良い、この点は評価ができる、ありがとう神よ。


目を覚まし、カーテンを開く。良い目覚めだ。そして時刻は15:00。

15:00…、15:00!?

幸い、舞踏会へは16:00出発で開始が16:20だ。今日は隣の奴が呼びに来ることはなかった、もし来ていれば起きているはずなのに…。

この寝坊を堂々と他者の所為にして、すぐ着替え、隣の部屋を覗いたのだが、まだ熟睡を続けていた。

読んでいただきありがとうございます!!!!

完、全に、なんか、読み、に、くい。

15:00まで飛ばすことによって、話数をセーブする初等テクニック()

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