いつまでホメれば良い?
そういえばソルリ等々、朝食を食べてない?(入れ忘れ)
彼女が己を褒め始めて、20分が経過したのだが未だに続いている。そのうえ3分経過あたりから他の侍従も参戦してきており、その空間はソルリを讃える声であふれている。
そんなに褒めることがあるのだろうか、と俺も彼女を称賛しながら話をじっくりと聞いていた。そして分かったことは、皆でソルリを褒めていることは間違いないということだ。何せ本当の本当にネガティブな言葉が一つもないのだから。その中で内容の方を聞けば、いつの間にかソルリの作ったお菓子の話へと変貌していた。時間は刻一刻と過ぎていくが、部屋の中に変化は少ない。強いて挙げれば人数がだんだんと増えていることくらいだ。3時間経過現在で部屋の38%が人になっている。
(あと30分で彼女がお昼を食べに移動する。もう少しの辛抱だ。耐えよう。)
この3時間のうち、俺は40分あたりで話を聞くことは完全にあきらめ、ソルリ全肯定マシーンへと変貌していた。残りの2時間20分の間に話していた内容は正直覚えていない。
残りの30分だけでもと気張るが、俺の脳は既にソルリの言葉アレルギーを発症していた、故にその30分もまた、内容が頭に入っていなかった。なんとかその状態に抗った結果。
(あぁ~ソルリ様かわいいなぁ。その話す姿が愛おしい…。何言ってっかわかんねぇけど。その鼻高々とした表情もとてつもなく癒される。今なら、その自信過剰な態度でさえ愛せそうだ。)
こんな異常な思考へとたどり着いた。ここに至ってしまえば時間は気付かぬ間にとてつもない速度で進んでいた。体感5分経ったときの時刻は、実際では30分経過後であり、彼女は昼食のため食事場へと向かい始めていた。
思考の中心を失って我に返った。彼女が既に遠くへいる段階で俺は他の侍従達に質問を投げかけた。
「さっきまでのソルリ様のお話を覚えていらっしゃる方はいませんか?」
皆口々に答えた。しかしそれらは一貫して"NO"であり、中には「かわいかったから良いでしょ?」と言うものまで現れていた。そして次第に皆の返答はその言葉の意へ寄っていく。最終的には俺に「ソルリ様はかわいいですね」と投げかける者が出た。
そいつに対し、俺はただ一言だけを返す。
「そ、それなー。」
読んでいただきありがとうございます!!!!!
前でも書いた通り、完全にこいつ朝食を食べていません!!1時間未満を使って食べたことを脳内補完しておいてください。申し訳
ない




