喋んないでくれ
「耳元で喋らないで!!!」
その言葉は俺の耳元で叫ばれた。そのせいで耳の中ではキンキンと音が響く。起きた彼女に俺は言った。
「やっと起きられましたか、早く準備をしてください。私と、明日の計画をたてませんか!」
彼女は俺をベッドの上から見ている。しかし言葉は発さずに眉をしかめている。俺が首を傾げれば、ソルリは頭の前で手を水平に動かしたり下へ動かしたりしている。俺はさらに首を傾けた。それでも彼女はまだ言葉を発さない。今度は水平に動かすことは無く、手を開いたまま下に動かす。
「下げろ、下げろ。」ジェスチャーがそういう風に感じさせた。俺はその通りにしゃがみ、頭の位置をベッドの上の彼女よりも下にした。
その姿勢のままに見上げれば、にんまりと笑っているソルリがいる。彼女と目が合う。途端、ソルリは話し始めた。
「急にしゃがみこんでどうしたの?私の美しさに立っていられなくなったの?私ってば罪な女♪歩く目くらましでごめんなさいね♪それと、計画立て…よね?たしかに私が無計画で行ってしまうと第二王子のパーティで私が一番目立っちゃうよね。でもそれもそれで楽しそうなのですが、あなたがどうしてもと言うなら頑張って参加しちゃいますよ?」
言い終わるとそのまま俺の方をチラリと見てきた。このチラ見が愛らしく、正直ずっと見ていたいのだが、それでは進まない。そしてもちろん恥やプライドなど、今の俺には何の効力も持ち合わせてはいない。
つまり俺がとる行動は土下座である。正直なところ相手が年下だろうが関係はない。
笑い声が聞こえた。俺は一度頭を上げて彼女の様子を確認するが、[また頭を下げろ]のジェスチャーをされたためもう一度頭を下げなおした。
すると唐突に彼女はベッドから降り、かがんで俺に言う。
「頭を上げてちょうだい。私はそこまでやれとはいっていないのですが…。口頭でもう一度言っていただければそれだけでしたのに、それでも頭を下げられたのはやはり私の神々しさに頭が上がらなかったのですね!あぁ!なんて悲しいことでしょう!でも、ここまでして頼み込まれたら私は叶えるしかないですね」
…。頭を上げろ…?
ふふっ、と笑いながら彼女はベルを鳴らしてから言った。
「名前を聞いていませんでしたね。お名前は?」
名前を言おうとしたが、「リキッ」まで言った段階でメイド達が入ってきてしまって言い切ることはできなかった。メイドによって俺は部屋を追い出される。しかしドアが閉まる直前で彼女は俺に言った。
「よろしく!リキッ!」
読んでいただきありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!
今、折り返しってマジ???となっています。
文章内の1日を4フェイズとすると5/12しか終わってないの
まずすぎる




