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いえぇえぇええっぇえいいいい

俺は神もどきを呼ぶ。

「神よ?俺の元へ来て話を聞いてください。」

その言葉に反応したかのように、声が聞こえた。そのことからリカコ(仮称)の招集は成功したことがわかった。

「初回だから見逃してあげるけど、次からはもっと豪華に盛り上げて呼びなさいよね。」

来るや否や文句を言ってくるような神もどきを寛大な心で受け止め、俺は色々質問をした。

ソルリの幸せの条件は何なのか、俺に特別な能力はないのか、そもそもここはどこなのか。

その結果ソルリの幸せこそ教えてもらえなかったものの、他二つは答えてもらった。

「能力…あんたが期待しているようなチートのようなものはないが、あるにはあるぞ。」

それを聞いて俺はいつも以上に傾聴する。

「交渉力が高い、それも若干程度だ。主人公じゃないお前にぴったりじゃないか!」

…。こいつを殺す方法はないのだろうか、はやく堕天しないかな。それでもまだこいつには期待することがある。ここの存在についてだ。教えてくれるというのだからありがたく聞かせてもらおう。

彼女は言った。

「ここは(sin)デレらの世界を再現したアナザーワールドだよ。お前も知っているでしょう?」

もちろん知っている。この話は童話で知らない方がおかしいレベルのメジャー童話だからだ。しかしそれならば一つ疑問がある。主人公は弱気でも優しい性格で、ソルリよりも圧倒的にレラの方が近いはずだ。

「おっと?主人公がレラではなくソルリであることを疑問に思っているねぇ?そんなこともわからないおバカさんに説明してあげましょうか。」

その言葉達からはにやついて俺をあざ笑う感じがひしひしと伝わってくる。彼女はその腹の立つしゃべりのままで続けて言った。

「もしこの主人公がレラだとすればこの罰は簡単すぎるでしょう。そうです、これは罰則ですからね?昨日だけで忘れているのでしょうけど。それに、この罰則は罰則内で最難関ですよ。残念でしたね!!!言っちゃ悪いけど!あんな顔が良くてきらびやかな癖に自己中で自信過剰で強気でしゃべる度鬱陶しいような女!!!幸せになれるわけないのよ!!!!あははっははあああっは!!!…はぁ。というわけで頑張ってね、彼女と王族とが婚約するのを!!!」

リカコの声は消えた。最後の方は嫉妬だけでしゃべってるのではないかというほどに語気は強く、声は大きかった。

あいつは多くのことを話した。しかし俺はあまり理解できていなかったため、会話を振り返る。

罰則だから一番きついソルリが主人公、つまり幸せになってもらう必要がある人物だった。そしてここは『罪デレら』の中の話であるということ。結末はレラが魔女によって着替えた衣装を使い、王子をパーティで誘惑して結婚…だったな。対策は追々やればいい。

そして俺はほんの少しだけ交渉力が高いらしい。使い道は無さそうだ。本題はソルリ嬢の幸せとは何か、だ。一応、王族との婚姻と予想はつけていたのだが、「本人に聞け」と返されてしまった。

で?捨て台詞が、「頑張ってね、彼女と王族とが婚約するのを!」だったな。どうやら応援はしてくれるそうだ。ということは、もし俺が達成できなければ不都合があるのだろう。

…。王族との婚約…?

「あのバカ神もどき、一度はぐらかした答えを自分で吐きやがった!!いえーい!!!はははっ!!」

俺は抑えめに笑った。

読んでいただきありがとうございます!!!

昨日の代償でちょっと長くなりました。

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