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天ちゃん、ポチっとな!!

朕は天皇だ!!

今まで皇居に引き籠り、国民との壁も厚くて現人神あらひとかみとか呼ばれたが、先祖が偉いだけの人間だ。

だが、ヤマダタロウ殿が降臨され、朕に神力を貸与してくれた事で運命が変わった。

段階的にだが帝國は徐々に米帝を押しているのだ。

先日の航空戦では難敵、B29の編隊を殲滅したと言う。

殲滅・・。


そう完全に敵を撃退したのだ。

一機だけサイパンに不時着したと言うが、総員戦死したと言う。

だが米帝はさすがにタフだ。

欧州ではドイツとの闘いで多くの飛行兵を喪失しながらもB17の編隊で爆撃し、

ドイツを亡ぼした。

我が帝國も既に大半が廃墟・・だったのだが、ヤマダ殿の配慮で少しづつ変わって行った。


「天ちゃん、キツい事頼むけど・・。」


「ヤマダ殿、朕も責任があるのだ。

兵ばかりで無くのぉ・・。」


朕は大島に設置した「みさいる」とか言う未来兵器の発射装置のボタンに指を懸けてた。

朕の覚悟で多くの敵兵を殺害するのだ。

今まで虫すら殺害した事の無い朕だが・・。


国民が火に焼かれ兵が爆弾を抱え突っ込んで居るのだ。

朕も覚悟を決めよう。。


「その赤いボタンだよん」


「ウム、ポチっとな!!」


その瞬間、大島の山腹から多くのみさいるが轟音を轟かせ蒼空に飛び立って行くのを見た。


>大型テレビとか言う映像装置です。


みさいるは蒼空に浮かぶB29に次々に襲い掛かり、大島沖に水しぶきを上げ深海へと消えて逝く。


消えゆく米兵よ、朕を恨むなら恨め。

朕も闘うのだ!!

殴られるだけの朕では無いのだ。



***************



天ちゃん、ちょっと可哀想だけどミサイル発射ボタン押させたのは良い経験かもね。


死刑囚を落とす装置の刑務官みたいな事させたけど、死の重みを知る事で彼も闘いの覚悟を知るだろう。


大島に設置したミサイルは250基。

B29の大半とP51を撃破したみたいだわ。


後は戦闘部隊にお任せ。


彼等もミサイル攻撃が終わるまでは12000mで待機してたのだ。


「嬢ちゃん、攻撃終わったよん、戦闘開始のコールしてチョ!!」


「ヤマダ様、了解しました。B空域の戦闘隊、ミサイル攻撃終了、

残敵を殲滅セヨ!!」


クールな嬢ちゃんのクールな声は(・∀・)イイ!!


待機してた戦闘隊1000機は一斉に残敵掃射にかかるのだ!!




次回、ルメイ捕縛!!

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