天ちゃん、海軍再編成&陸軍解体!!
皇居前で臣民に施しを与えた朕とヤマダ殿はヤマダ殿の運転するサイドカーで
横須賀へと向かった。
海軍再起のために・・。
「天ちゃん、横須賀で係留されてる軍艦や呉の軍艦、そして戦闘機を使える様にしようね。」
「ヤマダ殿、可能なのですか??」
「ウン、今ならね。来月だと原爆が落ちて手遅れだけど。」
本当に帝國の危機だったのだ。
もしヤマダ殿が現れなければ原爆と言う狂暴な爆弾で廣島長崎が地獄となり、
ソ連が満州を蹂躙。
日本は滅びる寸前だったのだ。
また本土決戦となったら・・。
日本と言う国すら喪失してただろう。
それもコレも朕に勇気が無く、陸軍首脳部の言いなりだったからだ!!
思考を纏めながら朕とヤマダ殿を乗せたGL1800サイドカーは静かに横須賀航空隊へと滑り込む。
サイドカーには朕の御旗を掲げ朕を見た衛兵は直立不動で敬礼をする。
航空隊指揮所に着くと・・。
「へ・・・陛下!!良くぞ横空へ・・。」
緊張した司令や隊員が勢ぞろいで朕に敬礼をする。
そしてヤマダ殿が・・。
「あ、初めまして。天ちゃんの護衛兼アドバイサーのヤマダタロウです。
一応神様の代理って仕事してます。
まずは・・。」
オイラが指を鳴らすと横空の滑走路脇に大型のガソリンタンクを数基出現!!
「あのタンクに高性能ガソリンを大量に入れてあるので訓練や実践に使って下さい。」
とたんに居並ぶパイロットが大喜び。
天下の横空と言えど、ガソリンが枯渇し、敵が飛来しても迎撃不可能。
飛行機もパイロットも一流なのに、掩体壕で眠ってる始末。
それが解消されたのだ。
喜ばない訳が無い。
「天下の横空と言えども枯渇にゃ勝てません。ガソリン積んで敵をガンガン迎撃して下さい。」
まずは戦闘機部隊の再編。そして・・。
霞ヶ浦にもタンクを出現させヒヨコの再訓練よ。
とにかくヒヨコでも鍛えれば使い物に出来るのに特攻偏重で多くの秀才を特攻で殺してしまったのだ。
戦闘機も枯渇してるが、工場を回りインゴッドや資材を大量に廻し再稼働して貰うのだ。
もちろんオイラが出現しても信用して貰えないので、天ちゃんと一緒に回るのだ。
大変な労力だが、天ちゃんも故国の荒廃がかかってるのだ。
皇居にも寄らず全国の海軍施設を回りオイラが補給。
数日で西日本全土を回りガスの補給、工場の再稼働。
そして迎撃態勢の見直しが出来た。
浜松、名古屋、帝都近辺には震電を配備し迎撃訓練を行ってる。
震電自体は九州飛行機が開発してたので、オイラがコピーし大量生産。
B公の迎撃に頑張って貰ってる。
烈風は対戦闘機用ですね。
やはりB29には大型機銃が機首に搭載出来るエンテ型が良いです。
機首に太い30粍機銃を装備してるのでB29でも主翼をブチ折るのも可能。
松山、岩国、大村、築城、にも・・。
そして次に・・・。
次回予告!!
遂に陸軍に天ちゃんの怒りの鉄拳が飛びます。