表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/54

Hungry island 飢える島

私は硫黄島の兵士、名前は・・・まあどうでも良いだろう。

我々はP51の整備兵として硫黄島に駐留してたのだが・・。


ある日出撃したP51が一機も帰還しない日があったのだ。

そして次の機の配備を本国に打診してるのだが、一機も届かない。


そして深刻なのが食料不足。

輸送船が一隻も来なくなったのだ。

ジャップに撃破された??


いやいや、強力な我が艦隊が太平洋を制覇してるのだ。

ジャップの艦隊は四月の沖縄沖でヤマトとか言う戦艦を撃沈してから出没したと言う話も聞かない。


後は潜水艦の雷撃だけだが、それも散発的な攻撃のみ。


そんな事を考えれてたのも食料が枯渇するまでだった。


数万の兵を養うには毎日大量の食糧が必須なのに、輸送船が入港せず、

司令命令で入港するまで食事制限にすると発表。


二週間後・・。


未だに輸送船入港せず・・。


三週間後、遂に枯渇で将官のみ一日一食、兵は自活しろと非情の命令。


軍として機能してたのはそこまでだったのだ。


イオー島はHungry island 飢える島と呼ばれ、兵士は自殺を遂げたり頭が狂う兵も続出。


我がアメリカ軍の規律は既に崩壊。

将官がメシ食ってると聞けば将官の寝込みを襲い、殺害する部隊も出る始末。

MPも既に狂ってて取り締まりも出来ず。


太平洋の孤島、硫黄島では米兵の絶叫が響き渡る阿鼻叫喚の地獄の島となったのだ。


恵まれた環境でなら精強な米兵も飢餓に襲われれば一たまりも無い脆弱な餓鬼となるのだ。


毎夜、島の滑走路では怨霊みたいな餓鬼兵が食料を求め彷徨い歩いてたのだ。


そんな島に響き渡る帝國海軍の砲撃は彼等には恵みだったかも知れぬ。

こんな生き地獄から救ってくれるのだから。


天よ、神よ。


罪深き我等を救いたまえ!!


蒼空から轟音を立てて救いの弾丸が火の玉となり私を現世から解き放ってくれたのだ。


ある一兵士の走り書きが占領後、硫黄島の土砂から発掘され戦後、アメリカに返還しれたと聞く。


硫黄島が飢餓の島になりました。

次回、艦砲射撃で彼等を現世から解き放ってあげます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ