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ジユリアナ新党登場

嵐の国会、おお躍り。


議長 次の質問者 ジュリアナ新党 党首 荒本師匠君。

ジュリアナ新党とは、前回の衆議院選挙で突然現れたね「バブル以上の景気回復を実現」を公約にし大音量の音楽で選挙戦を勝ち抜き、野党第二党に踊り出た新興勢力である。支持者は男性が八割で、同時代を過ごした五十代の女性とレズ系の支持者が二割を占める政党である。新人女性議員ばかりで、12名の当選勢力があり。今後が期待される政党のぶっちぎり第一位の人気政党である。


荒本師匠議員が登場した。そのワンレン、ボディコン、ハイヒールで、イケイケで歩くたびにパンツが見え隠れし、スカートを手で伸ばす仕草を繰り返す姿に、与野党問わず男性議員から、感嘆と拍手が沸き起こった。

MeToo運動で名を上げた、社会性党の、男性議員から「パンツ丸見えだぞ!」のヤジが飛んだ。今度は同党の女性議員から「もっと見せろ!」のやけくそヤジが飛んだ。

荒本議員は、めげずにワンレンの黒髪を後ろにかき上げながら、ハスキーな声で「ジュリアナ新党の荒本です、よろしくお願いします」と言って、演台に大型のラジカセをドンと置いた。

「平成2年1990年以後我が国の景気は低迷を続けております。既に30年です。この低迷を打開する手立ては、ただ一つです。」


そう話すと、荒本議員は演台に立った、いや、演台の上に乗り立ち上がった、演台はお立ち台になった。

議員のバンツが下から丸見えになった。そしてラジカセのスイッチを押した。近くにいた男性議員は、体を低めにし見上げるように白いパンツを見てから、荒本議員を見上げた。

テクノサウンドが大音量で鳴り始めた。リズムが刻まれ、大臣、政府関係者、各党議員達が、テクノサウンドに誘われ乗り、自然と足でリズムを刻み始めた。荒本議員は、ジュリ扇(羽つき扇子)を振り、ステップを踏んで踊りだした。その時ジュリアナ新党の三十代そこそこの新人議員が12名、ワンレン、ボディコン、ハイヒールでジュリ扇を持ちイケイケで、各自黒服の秘書達にラジカセを持たせて乱入して来た。ワンレン、ボディコンのジュリアナ新党の議員たちは、議場のあちこちの、テーブルに立ち上がりお立ち台にして、リズムに合わせて、髪を振り乱し、ジュリ扇を振り、パラパラを踊りだした。テクノサウンドの合間に入る、フォーの掛け声に、自然に議員も踊り手も反応し、何時しかフォーの掛け声で手を上げている。総理大臣前のテーブルをお立ち台にした、三十代の踊り手議員は、ボデイコンスカートが捲れて、過激にもTバック一丁で腰を振り、パラパラを踊ている。総理、財務大臣、外務大臣は目がくぎ付けになっている。、揺れるお尻Tバックに見入っている。

驚いたことに、禿げ頭の議長は、立ち上がりマイクを握りリズムをこなして、DJ張りに、ラップをこなしている。時々曲に合わせて、フォーとかGOGOGOとか奇声を上げ大きく手を振り盛り上げている。さすが議長だ。

ストリップまがいの踊りに、MeToo運動の議員たちの抗議のヤジは掻き消され、三、四名の議員だけが白けて長椅子に座っている。いつの間にか照明は落とされ、何処で調達したのか、ミラーボールが周り、カラフルなスポットライトが、禿げの多い議員達の頭部を照らした。ある野党議員はネクタイを頭に巻いて、お立ち台テーブルに立ち、女子から取り上げたジュリ扇を振り、踊りだしている。どこで調達したのか、パンツを頭から被ってイケイケで踊っている元アナウンサーの議員もいる。

二番好きな野党の女性議員も若い頃を思い出したのか、踊りだし、ジュリ扇を振っていたが、どうやら肘を痛めたらしく、右肘を抱えて退室してしまった。議場は大盛り上がりのデイスコと化して、しまった。

                                          続く。

次回メチャクチャ❗

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