9話 あ、ありがとう(照)
9日目、どうも清流丸です。
たくさんの評価頂いております......恐縮です。
僕の書く文章は小説というよりか日記のような感覚で読んでいただくと嬉しいです。
だって、バカだから小説のいろはとかわかんないし(ハナホジ)
その日は時間も遅くなったため、一日間を空けて今に至る。
「この種どう使うんだ......?」
カリンにもらった丸いケースには、金色の種がいくつか入っていた。いくつか仕切りがあり、その中に種は4つずつ入っている。蓋は半透明で、一つの仕切り分の大きさの穴が空いていた。昨日あった穴の場所と一つ分横にずれているため、1日たつと蓋が回転するのだろう。つまり、使える種は1日4つ。
一つ手にとってみると、脳内に声が響く。
『金色の種を使用しますか?』
「あぁ、使う」
『なにを栽培しますか?』
「え、んー......」
同時に出てきたリストに沢山の種類の野菜や果物の名前がある。しかし何が何やら俺には分からない。というか何より、毎回選ぶのが面倒臭い。
「とりあえずたんま、種は使用しないことにする」
『分かりました』
脳内の声は消える。
リッカに何を育てたらいいか聞こうと思ったが、リッカにとっても面倒臭いのでは?と思う。
「スキルに何かないかな」
生産スキル内をのぞいていると、”菜園士”というスキルを見つけた。
どうやら農園を自動に管理してくれる妖精を呼べるようだ。さらにその妖精による踊りは畑の土の栄養を整え、成長の活性化と味の向上を促すらしい。
「何これ、超便利。有能」
誰を褒めているのか自分でも分からないまま、とりあえずの感謝を伝える。
「スキル、《菜園士》」
唱えると、空中に大きな光の玉が現れ、やがて中から小さな妖精が降りてきた。地面に足をつけると目を開き、ここはどこ?と言わんばかりに首を回していた。
宣言します、次の話から《荒れます》。