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第2話 主人公、恥を量産する

 新登場人物は最後のほうにちょろっとでてきます。

 無駄にダラダラ長くなってしまった・・・

 「おぉ?・・・え?・・・え!??えぇぇぇぇぇぇぇ!?????」


周りを見渡し固まること数分。やっと覚醒した俺はここがよくある異世界召喚展開だと理解する。

いや、だっておかしいだろ。さっきまでの田園風景が突如として森に変わるなんて。


 「おいおいおいおい、これ・・・来ちゃたんじゃない?真下亘勇者伝説始まっちゃうんじゃない?」

今後の王道展開を妄想してニヤニヤする事、これまた数分。美少女との結婚まで妄想した所で現状把握に乗り出した。

 周りは巨大な木々に囲まれ、盛り上がっている根本をよじ登ることすら不可能なくらいでかい。

 そして無音。そして薄暗い。遠くに見える空は青いのでまだ昼だと分かるのに、木同様巨大な葉が日光を遮り、森全体が陰鬱な雰囲気を出している。

 そして今亘が立っている場所は、召喚する前から変わらない。

 そう、なぜか召喚されたのは亘だけではなく、亘が相続した『祖母の家』丸ごとこの異様な森の中に召喚されてきたのだ。


 「古民家と巨大な森かぁ・・・意外と合うな」

 

 亘はまだどこか現実逃避をしているのか、そう呑気に呟きながら荷ほどきする為に家に入る。

 本来そんな事をしている場合ではないのだが、突然の出来事に何から手をつけていいのか分からなくなった亘は当初予定してい通りの事を実行する事にしたのだった。


 元々の日用品や家具家電等は祖母が使っていたものをそのまま譲り受けたので、亘が持ってきたものは服や漫画、ゲームと少量ですぐに終了した。

 この荷ほどきで不思議な現象に気づく。異世界にかかわらず、なぜか電気ガス水道が変わらずに使えるのだ。室内に入り、いつもの流れで室内灯を点けると点灯したのだ。そこで試しにテレビをつければ映るし、コーヒーを入れることも出来た。この異質な環境の中でもどうやら不便なく過ごせる仕様になっている。ただ、テレビは映るのにスマホは『圏外』表示になり、試しに実家に電話したが繋がることはなかった。


 「すげぇ、これが異世界召喚クオリティーかよ。まぁ、なんせ俺ってば召喚された勇者だし!なんかすごいスキルとかもってるはずだし!そろそろ恒例のアレいきますか!!」

 

 次第に興奮してきた亘は、部屋の中央に立ち、両手を前に叫ぶ

 

 「ステータスオープン!!!!」


 シーン・・・・


 左手を腰に、右手を上に突き出したポーズに変えて


 「ステェェェータスゥゥゥオーーーーープーーーン!!!!!!!」


 シーーーーーーン・・・・・


 「なぜだぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 畳を激しく叩きながら本日2度目の絶望が亘を襲う。そして理解した。

 これは、よくある『異世界勇者召喚』じゃない。最近増えてきている『異世界巻き込まれ型召喚』だと。そうとなったら話は別だ。こんな訳の分からない異世界にたった一人で生き残れるはずがない。一刻も早く元の世界に戻してもらわねば!!サンダル履いて外に飛び出し、空に向かって


 「俺を召喚した神様!!!!俺は!!しがないフリーターです!!いえ!バイトを辞めた今、ただのニートです!!!無力です!!!お願いします!!元の世界に戻して下さいぃぃぃぃ『ガサガサガサガサ』ぃぃひぃっ!?」


 まだ見ぬ、神に向かって懇願をありったけの声量で叫んでいる最中、今まで無音だった森から突如葉がこすれる音が聞こえ亘は腰を抜かした。

 動けないまま、音のする森の奥を凝視していると


 ズズズ・・・ズズ・・ズズ・・・

 フゥゥーフゥー・・・


 鼻を押さえたくなるような腐敗臭と共に、何かを引きずる音と低い鼻息のような呼吸音が次第に亘の方向に近づいてくる。

 亘は短い息を吐きながら、その一点を見つめたままいると木々の間から太い植物のツルのようなものが現れた。ツルが触れた部分から木が腐っていく。

 その異様な光景に目が離せない亘は、ツルの奥からこちらを覗いている巨大な目が合った瞬間、失神した。


 「!?!?」


 その場にウロウロする巨大な触手を残して

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