いつも
いつも
手をかざして
たしかめる
いつも
息 しているか
たしかめる
いつも
胸が動いてるか
たしかめる
あどけない
寝顔みると
ほっとする
いのちは儚くて
吹けば
消えてしまうから
いつも
ないしょで
たしかめる
はりさけそうな心は
あなたには
見せない
足が震えても
あなたには
見せない
声が震えそうな時は
黙って
笑う
夜がきて 朝がきて
わたしはまた
たしかめる
あどけない寝顔に
ほっとしながら
母とは こんなものです。
大丈夫だと思いつつも
心配してしまうのです。