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200文字小説

不協和音の曲は弾きたくない

作者: 楠木 翡翠

 私は家のピアノの椅子に腰をかけている。


 本来ならばきれいな和音を奏でられるのに、今日はなぜかおかしい。


 たとえどんなに明るい曲の楽譜でも、不協和音の入った楽譜に見えてしまう。


 ごめんなさい。

 今日はピアノを弾きたくない。


 不協和音は嫌い。

 不協和音は弾きたくない。

 不協和音は聴きたくない。

 不協和音は――。


 私は様々な感情を抱いていた。


 今日は思い切ってピアノから離れよう。


 また楽しく弾けるようになることを願って……。

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― 新着の感想 ―
[一言] 『不協和音は嫌い。〜』という部分、最後の“ーー”で少女が様々な感情を抱いている様子が描写されているのかなと思いました。 私自身も彼女の抱く他の感情を想像させられました。 そういうときは思い…
[一言] 小説の中のはなしなのは解っているのだけれど、やっぱり、こういう内容には敏感になってしまいますね…。 頑張ろうね。 あ、企画への参加者、また増えて良かったですね。
[一言]  私も、今はピアノを弾く気にはなれません。  正直、見るのも嫌ですね。  いろは
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