第4話 学校での出来事
「まってよ~。私もいくの~」
「だめだ。お前は生徒じゃないし今は何故か人になってるがいつ猫に戻るかわからんからできるだけ家に置いときたいんだ。」
「むう~。」
「…はあ。帰ってきたら遊んでやるから我慢してくれ。」
「ん~。わかった。」
「ありがとう。んじゃ、行ってくるわ。」
「はーい。」
パタン
…朝から雪が一緒に学校に行くとか言ってるからできるだけなだめながら拒否した。
「あ~ら、朝から嬉しそうね?」
「あ、おはようございます。」
近所のおばさんが話しかけてきた
「別に嬉しい事があったわけでは…」
「隠したって無駄よ?私にはわかるんだから、」
「そういう事にしといてください」
「はいはい。」
おばさんと別れ学校に行く
―学校 二時間目
「…で、あるからして云々…」
たりぃ。朝から社会とかやめてほしいね、一応ノートはテスト後とかに提出するから書いてあるが頭には入ってこない。
キーンコーンカーンコーン…
「む、チャイムが鳴ったか。では今日はここまで、」
終わった…寝よう
ザワザワ…ザワザワ…
「おい誰だよあれ?」
「しらねえけどめっちゃ可愛くないか?」
気にしないで寝よう…うん、それがいい
「白髪なんて珍しいな。」
白髪…きっとどっかの外国人がきたんだろう…
「だから~、私は優生を探しに来たんだってば~」
ザワザワ…ザワザワ…
「おい、今の聞いたか?」
「ああ。しっかりとな、優生っていったら2-Bにいる独眼の優生じゃないか?」
ないない…寝よう寝よう。気にしない気にしない
「多分なこの学校に優生って言ったらあいつぐらいしかいないし」
気にしない…気にしな
「優生さん。雪さんが呼んでますよ?」
「ちょ!弓!?」
「あ、いたー!」
「うげぇ!?とりあえずこっちにこい!弓も一緒に!」
「え、ちょっと優生!?」
「待ってくださいよー!」
―学校 校舎裏の駐車場
「はあ…はあ、ここなら大丈夫だろう。」
「つ…つかれた。」
「2人ともそれぐらいで疲れないでくださいよ。」
「お前はなんでそんなに平然と立ってられるんだ?」
「そりゃあ私陸上部ですし、」
「マジか。…んで本題に入るがその前に、」
「?」
「そこで隠れてる奴等は帰りな。」
「「「!?」」」
「「え?」」
「2人とも気づいてなかったか。」
「「「………」」」
「帰らないなら力ずくで帰らせるがいいか?」
「「「………チッ」」」
ガササッ!
明らかに聞こえた舌打ちが気になるがきにしないでおこう。
「うわぁ…ほんとにいたんだ。」
「無駄な第六感ってやつだよ。」
「すごぉい。」
「褒めるのはそんくらいにして…説教タイムに入るがいいか?」
「ふぇ?」
「家で大人しくしてろってあれほど言ったろ!なのになんで学校に来た?」
「う…それは」
「お前を心配してるからあまり俺の居ないところで長時間放置したくなかったんだよ。でも学校を休むわけにはいかないから家に置いといたのに…帰ったら構ってやるとも言ったろ?」
「う、うん…」
「だったら今すぐ家に帰れ。終わったら遊んでやるからな?」
「…わかった、ごめんなさい。」
「よし、じゃあまたな。」
「…うん。」
タッタッタ…
「…ふう。久しぶりに感情的になったな」
「ちょっと怖かった…」
「ん、そうか?」
「うん。なんか別人みたいだったし…」
「俺だって人間だ。怒るときは怒るし褒めるときは褒めるし嬉しい時は嬉しいような感情を表にだすからな」
「うーん…普段が無愛想なせいもあるからかな?」
「マジ?」
「マジです、なんか話したくても何か近寄りがたい感じがします。」
「うへぇ…別にそういう気はさらさらないんだがな」
「無意識の内にそうなってるんですよきっと。」
「ふーん…まあいいか。時間がヤバイしはやく戻ろうぜ。」
「はい!」
その後教室の野郎共(滝利除く)はもちろん、知らない上級生や下級生から「あの娘だれ!?」みたいな質問を滝のように受けたのは言うまでもない
佐伯弓 佐伯真矢
弓のプロフィール
性別 女
身長 150センチ
体重 45キログラム
髪型 黒髪のポニーテール
性格 嘘がまったくと言っていいほどつかない。誠実とでもいうのかな
誕生日:12月7日
年齢:12
好きな&得意な事 医学関連の本を読む。走る
嫌いな&苦手な事 医学的に悪い人。料理
その他:新しく桜咲中学校に入学してきた一年生。親の影響で将来は医者になりたいらしい。料理はまったくできず夏生とほぼ同レベル。部活では入学する前から桜咲中学校の陸上部の練習に参加している。
真矢のプロフィール
性別 女
身長 145センチ
体重 43キログラム
髪型 蒼みがかった黒髪
性格 ボーイッシュだが少しピュアな一面ももってたりw
誕生日:12月8日
年齢:12
好きな&得意な事 運動。走る事。料理
嫌いな&苦手な事 辛い食べ物。じっとする事。
その他:弓の妹でぼくっ娘。小6だが足の早さは中3顔負けの早さ。辛い食べ物は全面的に苦手でカレーはいつも甘口。料理は上手く弓よりは上手い。将来は陸上選手になりたいらしい。