表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のSS  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/4

4


「はっ!」

私は目を覚した。

どうしてまだ生きているんだろう。なんて疑問に思っていたら鏡の中に見覚えのない綺麗な女の子の姿が映っている。


「....え」

そう呟いたと同時だった。


「姫様!!」

メイドらしい女性が駆け寄ってきた。


「...えっと...」

困惑しているとメイドが叫んだ。


「ステラニ姫様が目を覚まされました!!姫様は1年も眠られてたんですよ!!」

そう言われ私は困惑する。


ステラニ姫様とは第四王女の??

会ったことがまだなく、結婚式で初めてお会いするはずだった方だ。

でもどうして私が姫様として目を覚しているのだろう?

というか私はやっぱりあの時死んだのだろうか。

今はいつなのだろう。


「....今日は何年の何月何日?」

そう聞くと、今日は星年の6月15日だという。

私の結婚式の日から一年半経っていた。


「....そう。」

私は私の体がどうなったのか、どうして姫様の体にいるのかの理由、沢山知らなくてはいけないことがある。


私はとりあえず起き上がる。が、ふらつき立てなかった。

頭も痛ければ、視界がぐにゃくにゃする。


「起き上がってはいけません!まだ病み上がりで、とても歩けるような状態ではないはずです!」

そう言って私を横にしてくれた。


「...あの、モギモギ草と、ヤドノカリ、それからシアワソウをすり潰して、お茶にして持ってきてもらえる?」

そうメイドに伝え、作ってもらう。

そしてそれを飲んで一眠りする。

そして次に起き上がった時には万全とは程遠いがなんとか立ち上がれるくらいにはなった。


「姫様キツかっただろうな...」

私が送った薬で良くなったと手紙をくれていたが、この状態を見る限り、本当にぎりぎり立てるようになったくらいで、辛すぎる。

これで喜んでくれていた姫様は、いつもどれだけ苦しんでいたんだろう。

まだ11歳の女の子だったのに。


そして、私は姫様の手帳を見つけた。

鍵のかかった引き出しに手帳は入っていた。

そこに全てが記されていた。


12月⚪︎日

リファ様の結婚式、リファ様に会えるのがとっても楽しみ。お祝いは何を持っていこうかな。


12月⚪︎日

リファ様の結婚式が中止になった。

リファ様が乗っていた馬車が転落したらしい。

騎士たちは全員無事なのにリファ様の乗った馬車だけが転落したらしい。騎士たちは何も覚えていないらしい。心配。


12月⚪︎日

転落した馬車を捜索したけれど見つからない。

タイヤの跡で転落した跡はあるのに見つけられない。

でもあの高さから落ちたらまず助からないってみんな言っている。どうか無事にリファ様が助かりますように。


12月⚪︎日

馬車が見つかった。粉々になっていた。

半分が川に流されたみたいだ。リファ様は見つからなかった。....川に流された可能性が高いみたい。そしたら見つけるのは困難だって....。


その日記は半年飛び、最後の日記にはこう書かれていた。


6月⚪︎日

リファ様に私の体をあげる。


そして日記は終わっていた。


私はあのあと死んだのだろうか。

そしてどうして姫様は私に自分の体を渡したのだろうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ