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逆 効果


今度は 薬が 効いてくれると良い・・・が 。。 。


医者に 言われたように 錠剤よりも 粉薬 を 水に 溶いて 飲ませ る。



「 漢方薬 で にがい が 我慢して 欲しい  」





ゆっくり 薬を  飲ませ終わると 氷枕を 当て 額に 絞った タオルと

氷の 袋を 置いた。




【 じかん が 経てば 快復を 間に 見せ・・・る  】



・・・いったい どれくらい 経てば

時間の立ち具合が 以上に  長い 。





顔の 紅み は まだ ・・・引かず

全体の 艶も 相変わらずな い。


薬の 影響からなのか 呼吸は 落ち着いてきた。



洗面器に 氷を 入れる。


水道の 蛇口 から 水を流す。




頭の タオルを 取って 洗面器に 入れた。

氷枕を 変え タオルを 絞り 額に 乗せる。



絞り 終わったタオルの 上に こおりの 袋を 置く。





・・・眠ってい る 。。 。

紅み は 引いたが 顔の艶 が でない 。



ほんの少し だけ 頭が 左右に うごいた。








めを 開けた様・・・だ 。



朝 に なって  私は 乾いてきた タオルを 取り 額に 触れる。



いつもと 変わりのない 熱さだと 思っていたら

運が 良く 処方された 解熱 剤 が 効いたよう だ 。                        



( ・・・ よかっ た    )






「 この 世界で 死ぬことは ない が


高熱が あるの・・・に あんな 無茶をしたら



よけい 苦しいに 決まっているじゃない か  」






まだ 少し 額が 温かい・・・が


ほとんど 通常の 体温に 近い。



体温 計 も

36 度 代 に 落ち着い た 。






『 !! ! 今さっき  ・・・飲ま 』 。。 。




「 解熱 剤 ・・・だ  」 



それだけ 伝えると 気が 済んだよう だ。






『  紙と 描くものが 欲し・・・い  』



また 林檎 の 絵 の 事  か 。。 。





「 少し 眠ってから の 方が 良い  」



そう 言っても いう事を 聴かな い 。






昨日 どれだけ !! ! 酷かったと 想っているん だ。



あまりに 利かん坊 だから 状態も 落ち着いているし 絵ぐらい

描かせようか なんて 想っていたのが そもそも 間違い だった。




これが あとあと 熱を 一気に ぶり返す事に なったの だ。



目蓋を 閉ざして 布団 に 入ったまま

その場に 前  倒 しに 伏せっている。




・・・こんなに 鮮明に 描こうとしていて その 追い詰められたかのよう な

表情と 無理が 祟って 身体に 障ってしまった。


ゆっくりと 寝かせ 布団を 身体に かけて 額に タオルを 乗せた。




「  解熱 剤 は 一時的に しか 効かない


もう 絵を 描くのは  無理だ   」






少し 気がついた 感じも あったが また

すぐに 眠りに 就いてしまったよう だ 。







氷が まだ 出来ていなかったので みず で 濡らした タオルで

額 と 頬 全体を 軽く 押さえたり 離したりを 何度か してい た。




タオルを 頭の 上に 乗せたり 水に濡らし換えたりを 繰り返す。




・・・やっぱり

水だけで 濡らした タオルだけでは 呼吸 も ・・・あまり


落ち着いて来ない か




タオルを 絞る 音 。



額に タオルを 乗せた。





運んできた 時から 何日も 何度も 同じことを やっているのに

すぐに 病状が 悪化する。




体温 計 が 壊れている様に さえ 感じた。

さっきから 時間が 止まったように 数字だけが 全く うごいていな い 。



40 度 しか 表示されな い。

でも 今日は 40 度 も 超えずに 昨日よりは 良さそう だ。 





氷 が 出来た ・・・ころ



氷 枕 を 作り 後ろ 頭に 手を ・・・そっと 置いて


うしろ 頭を 冷やす 。




額を 片手で 触る 。



頭の上に 濡れタオルと 氷の袋を 乗せた。





・・・少しよりは 呼吸が 落ち着くと良い・・・が



だが

完全に 快復 するには 元の世界へ 返ってもらうしかな い。



精神 的な 苦しさが 高熱として この世界では 表れているので

逃 げないで 戦っては 欲しいところ・・・だ。





夢を 通じて 記憶を 少しだけ 蘇らせると 約束は した・・・が

身体には 障りやす い 。




解熱 剤を 溶いた 水を 飲ませ やすませ る 。






なんとか 眠れた 後 、嫌々 約束を 果たす事に ・・・した。

解熱 剤 も 今さっきの様には 効かず 微熱 には ならなかった 。。 。




体温 計では 38 度 代・・・ 。





夢を 通じて 現実の 世界を 教えると 効いていた 解熱剤の効果は

完全に 消えてしまっ・・・た 。





急に 寒がり 始め 毛布を 布団の上に 優しくかけた 。



寒がっているので  一旦  氷を 外して

水 だけ ぬらした タオルを 頬と 頭の上 交互に 当てて 冷やした。



寒がっているときに 急激に 冷まそうとすると 逆に 熱が 上がりやす い 。





突然 今度は 暑がり 始める 。

しばらく 落ち着いていた はずの 体温が 一瞬に して 高熱に 戻る。





身体に かけた 毛布を 取り 額の上に 氷みず で

濡らした タオルを 置いた。



反対に 暑がっている 時に 温めると 熱が 上がってしまう 。





突然  呼吸が 激しくなって 頭の タオルを 右から 落とした。



タオルを 落とした後 の 額に 触れる。






・・・今まで よりも  異常に  !! ! 熱 い っ”。


解熱 剤 も だんだん 効かなくなってきている。





このまま 高熱が 下がらない 状態で ・・・ずっと


この 世界に いたら  ?! ; どうなってしまうん だ



死ななくても 人形の様に 放心に なってしまうのでは ない か





・・・あまり

放っておいて 家を  空 けたくは ない 。






・・・もし 元の 世界に 返りたがらないなら

最悪なことも 考えておかなければ ならな い。






!! ! しっかり するん だ っ



一応 自分では あるが  顔を 紅くして 過 呼吸のような

おちつかない 症状を 繰り返している


もうひとりの 片手を 強く 握りしめた。


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