無茶 ばかり・・・だ
一晩 経っても 熱 は 全く 引かなかっ た。
かわりに 引いたのは 顔 全体 の 紅み で
顔色の 悪さに へんかは ない。
両手で 氷みず に 入れた タオルを 絞って 再び 頭に 乗せる。
『 ? ・・・・・ 』
?! 気が ついたみたい だ 。
「 熱が あ・・・る から 休んだ方が 良い 」
苦しそうに こちらの 気配を 伺っている。
「 あなたは 線路 で 倒れて い・・・た よ 」
初めて の 自分 との 対面で ど。。 。う?
接していいか 判らない・・・が
高熱を 出している状態と お世話 を していく事
線路の上で 倒れたという事を 伝える。
たぶん 曖昧にしか 言葉が 聴こえていないだろう な 。
「 まだ 休んでない・・・と 」
・・・しばらく
考えている様だ。
そんな 状態で 考え事なんて した・・・ら
『 っ” 』。
急に 両腕 で 顔を 覆うように あたま を 押さえ
じっと して 動かな・・・い。
それから 何? を しだしたのかと 想えば 想い つめた様に
突然 立ち上がっ・・・て 気を 失う 。。 。
朦朧としてい・・・て 不安を かんじて いるん だ 。
抱えて 敷布 団に 寝かせ かけ布団を 着させた。
袋に 入れた 氷を 頭の上 に 乗せる。
氷の 入った袋 だけが 溶 け 体温計 の 表示に 変化 は なかった。
まだ 。。 。 眠った まま だ
私は 部屋 の 中を 探し始めた 。
解熱 剤を 探しても 見当たらないので
買いに行くことにした 。
( このまま 一人に しておくことに 気が 引 ける )
解熱 剤を 買って 戻る・・・と
濡れタオルが 頭の上 から 落ちている。
眠っていた 状態とは 一変 して 激しい 呼吸を 繰り返していた。
また 頬も 紅い。
咄嗟に 額を 片手で 触った。
!!! っ”
・・・上がっている。
右の頬も 左の頬・・・も 出かける前 よりも !! ! 熱い っ 。。 。
急いで 氷を 袋に 詰めて 頭の上に 乗せる。
激しい 呼吸は 落ち着いてきたが
熱が 少しも 引かな い 。
・・・また 気がついた みたいだけど
何か 食べさせないと
「 気が ついたんだ な 」
朦朧としている 感じ で 私を 見てい た 。。 。
「 熱が 高いのに 立ち 上がるなんて 無茶・・・だ 」 っ
無 意識・・・に
立ち上がったの か !? ;
「 何か 食べた方が 良いから りんご すりおろす よ 」
すりおろした 林檎を スㇷ゚ーン で くちに 運ばせ 食べさせるけど
起き上がっているだけでも 苦しそう だ 。。 。
これ以上 起き上がらせておく事は 限界だから 休ませないと。
変えたばかりの 氷の 袋 を 額に 乗せた。
『 ・・・描 い りんごの 絵 』
うわごとを 言っているけど 今 そんなこと を させたり
なんてした・・・ら ;
『 きた・・・い ご の・・・え 』
いくら 死なない とは 言え・・・
もっと 苦しくなったら どうするんだ っ
ピタリ と うわ言が 止まると また 眠っ た。
時間 が 経つと 頭の上の 氷は 溶け 水となり
額の タオルは 乾いていくのに 額の 熱が 冷めることは ない 。
頻繁に 変えているのに いつも 変化が あるのは
乗せた タオルと 袋だけ だ。
ぬらした タオル が すぐ 熱くなる うちは
熱を 吸収してくれている 感じだ が
高熱の場合 は タオル 自体は 熱くなく 氷も 一見 溶けていな い。
触ると 額だけが 異常に 熱く
体温 計 が 故障しているかの様 に 数字だけが 上が る。
洗面 器 の 中の 氷は すっかり 溶けて 水と 化し
水の 冷たさが ・・・あまり ない。
さっきに 比べ 顔の 紅みは ひいた・・・が
蒼白さは 回復 しない。
・・・眠った まま だ 。
幾日 過ぎても 病状 は 全く 変わらず 食事を ちゃんと 摂っているのに
めを 覚ます事は もう 来ないかもしれな い。