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アーティファクト取得

俺はそんなアイリさんの笑顔と思いにおされて

アイリさんの旦那さんの形見である剣を

受け取ってしまったのだった。だって、

いつでも頼っていいと言ってしまったし、

ことわれないぐらいアンリさんの言葉に

圧があったんだもん。俺は誰に言っているのか

分からないが言い訳をこぼす。だが、そんなことは

すぐに吹っ飛んでしまったアンリさんから

剣を受け取ったその瞬間。


とても陽気なBGMと共にこんなメッセージが

目の前に現れたのだから。


おめでとうございます!


クエスト「迷子の少女を救え」の隠しルートを

発見されユニーククエスト「意志を受け継ぐ者」

をクリアされたのは現時点であなたが

初めてです。そのため、これ以降他の方が

あなたと同じ方法で「迷子の少女を救え」の

クエストをクリアしてもユニーククエストが

出現することはございません。


カイさんには

ユニーククエスト初クリアを記念しまして、

「意志を受け継ぐ者」の本来の報酬である、


超級武器「幻覚剣ファントム」とは別に、


レア防具の「レッドウルフ防具セット」を

プレゼント致します。ぜひこれからもこの世界

を存分にお楽しみください。それでは良いゲームを。


なんてメッセージが。


あの後、アイリさんに何度もお礼を言って、

外に出た俺はアイテムボックスを見て本当に

超級武器を手に入れたことを認識して興奮したり、

プレゼントを見て本当にレッドウルフ防具セットが

届いていて、またも興奮したりして大忙しだった。

簡単にいうとすごく調子に乗っていた。


だって、あのアーティファクトを手に入れたん

だぜ、しかも初めて2日も立たずだ。これは

興奮するだろ!


「いやー、どうしようかな?まさかこんなに

簡単に上級者の人でも持っていない人の方が

多いアーティファクトを手に入れて、しかも、

初期装備しか持っていなかった俺が、頭、体上、体下、腕、靴、の5つのレアの防具のセットを装備

しているなんて、これ、格好だけ

見たらだいぶゲームをやりこんでいる中級プレイヤー

ぐらいには見えるんじゃないか?

いやいや、それはないかー、あはははっー」


なんて、1人でぶつぶつ言うぐらいには、調子に

乗っていた。周りを見てみるとCPUやプレイヤー

からやばい奴だ!と言う目線を受けているのを

感じて調子に乗っていた自分を殴りたくなるまでは。


あの場から何故かは分からないがとにかく

逃げたい気分になり、全力ダッシュで逃走。

近くにあった宿屋に泊まり俺は今宿屋の部屋に

いた。


「うーん、とりあえずはアーティファクトの効果の

確認やレッドウルフ防具セットの効果の確認だな。

よし、とりあえず防具から見てみるか。」


レッドウルフ防具セット、

レア度レアの防具セットで、


レッドウルフのバンダナ、レッドウルフのコート、

レッドウルフのレギンス、レッドウルフの手袋、

レッドウルフのブーツの5つからなる。


全ての防具が俊敏、防御を上昇させる効果を持っており

セットにすることでさらに効果を上昇させる。

セット効果も含めて、俊敏・防御を共に30上昇。


「おっ、さすがレアの防具のセットだ。俊敏と防御

両方に30も、補正が入るなんて、これだったら

当分先までも使うことが出来そうだ。そして、

最後はお楽しみのアーティファクトだ。」


「幻覚剣ファントム」 ――― ユニーククエスト

「意志を受け継ぐ者」


のクリア報酬。アイリの旦那が、冒険者の時に使って

いた剣。この剣は斬れば斬っただけ相手の調子や感覚を狂わせる。


効果、、斬りつけた相手に麻痺、猛毒、酩酊、

火傷、凍傷、


の5つのうちのどれかをランダムでパーセントで付与。

また、斬りつければ斬りつけるほど相手の状態異常耐性の耐性値を下げ、パーセントを上昇。また、この効果は

状態異常無効には効かない。


ユニークスキル(装備時)

彷徨い狂い続ける者(リビングデッドカース)


相手の状態異常無効を無視して、5つの効果のうち、

3~5つ効果を付与した一撃を相手に叩き込む。

使用後、24時間使用禁止。


装備時、攻撃40上昇


「うわっ、やべー、さすがアーティファクト。

レベルが違う。装備時攻撃40上昇だけでも凄い。

俺が買ったショートソードが8上昇だからな。

それにさすがに効果が半端ないな。確率は最初は

低いけれど、同じ相手に対して、

使えば使うほど相手の状態異常耐性を下げ、

状態異常付与の確率も上がると、しかも、5つの

状態異常を全て付けることも可能。状態異常無効には

効かないが、ユニークスキルで対処可能とは、

これで超級なんだから、もっと上の武器は

どれだけやばい効果なんだろうか?」


俺は時間を見て、いい時間だと判断して今日の

冒険を終えるのだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 尖った設定があるわけでも、突飛な性格の主人公でもない無垢な作品というイメージを受けましたので、 どういうストーリーが紡がれていくのか、逆に想像の幅が広がる気がしています。 [気になる点] …
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