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夢と現実と

俺の頭が真っ白になっている中フリルくんが話を

続ける。


「はい!っと言うわけでランキングの順位が

変わって、1位がカイに変わるよ。おめでとう!」



1位 カイーアイテム数 4000

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10位 ジ・ガインーアイテム数 3067個


「ということで元10位のゴ・ガインくんは残念

だったね。まぁー、この結果には僕らもびっくり

だよ。本来はユニークボス討伐に参加出来ない

プレーヤーに向けての救済策だったんだけどね。

まさか、上級職にも着いていない2人だけで、

ユニークボスを倒すプレーヤーがいるなんてね。

しかもそのプレーヤーの1人がこの救済策の

深淵のルビーを手に入れるなんて想定外も想定外

だよ。まっ、でも想定外があるから世界は

面白いよね。みんなもそう思うでしょ?だから

カイくんを恨んだりしちゃ行けないからね。

それじゃー、今回はこれぐらいで終わるよー!

みんなたくさんの参加ありがとうね。次回の

イベントもぜひ参加してね!じゃ、バイバイ!!

あっ、イベントアイテムの交換はこの後自分の

画面でプレーヤーみんな行えるからね。よろしく」


そう言って帰って行ったフリルくん。


「カイさん。カイさん。カイさん!大丈夫ですか?」


「はっ!ごめんアイシャ。ありがとう。おかげで

夢から覚めたよ。俺が1位になるって言う夢に」


アイシャのおかげで俺は夢から覚めた。


「カイさん。申し訳ないんですけど、それ多分、

いや、絶対夢じゃないです。カイさん周りを

見てください!」


おいおい何を言ってるんだよアイシャ。俺が1位に

なるわけなんてないじゃないかい。んっ?周り?

周りがどうかしたのか?そう思って周りを見たら、

今までフリルくんに向いていたプレーヤーの目線が

全て俺へと向けられていたのであった。

あれ?俺まだ夢見てるのかな?


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