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聖なる騎士たち(ホーリーナイツ)

「えっ!、アイズ!どうしたんだ?

それに後ろの人達は」


アイシャの後ろにいるアイズの後ろには、

同じエンブレムのマントを着た大勢のプレイヤー

がいる。もしかしてこの人達は!俺が答えを

言う前にアイズが言う


「待たせたね。カイくん。私たちが来たからもう

大丈夫だよ。ほら、君も。体はボロボロだろう

けどその顔はまだ死んでないからね。こいつを

ぶちのめすまでこき使ってやるからね。

うちのメンバーもやる気出し、そうだろ?お前ら!」


そう言って後ろのプレイヤー達に喝を入れる。


「うおぉーー!!」


とプレイヤー達が盛り上がる。やっぱりこの

人達はアイズのギルドの、「聖なる騎士たち」の

メンバーのようだ。


「アイシャちょっとどうゆうことか説明してくれる?」


俺は命からがら抜け出し、アイシャへと近づき小声

で話す。


「あっ、はい。でも、その前にカイさん。

本当にありがとうございます。私を逃がして

くれて、そして死なないでいてくれて。そして

ごめんなさい。カイさんに逃げろって言われた

のにまた戻ってきてしまってせっかくのカイさん

の行動を無駄にしてしまいました。」


そう言って頭を下げるアイシャ。俺は黙って

アイシャの頭を撫でる。


「アイシャ。なんでアイシャが謝るの?

俺はアイシャのおかげでここまで頑張れたし

これからも頑張れるんだから。本当にアイシャが

無事で良かった。そして、アイズ達を呼んで来て

くれて良かった。ありがとう。本当に。そして、

まだ終わってない。まだ俺らはあの巨人を

倒してない。俺らはあのキマイラも倒したんだ。

だから、あいつをぶん殴ってやろうぜ。それで

やっぱり俺たちすげーって調子に乗ろうぜ。

そうやってずっと笑ってようよ。」


「えっ、それってこ、告白?」


頬を赤らめて上目遣いでこちらを見るアイシャ。


「えっ、えっ、違う違う一緒にいようってことで

えっ、それって告白になるのか?えっ、えっ、」


あたふたする俺を見てアイシャが笑う。


「ふふふっ、冗談ですよ。ちゃんと分かってます

はい。あいつを倒してずっと一緒に冒険しま

しょう!」


「うん。頑張るぞ。」


「はい。」


ハイタッチを交わす俺とアイシャ。


「すまんな。なんか邪魔をするようで、

だけどあいつについてわかったことを教えて

くれるかい?時間もちょっとないんでね。」


俺らの間にすっと入って顔を出して言うアイズ


「あっ、すみません。全然大丈夫ですよ。」


「うん、そうかそれならいいんだよ。」


「あっ、まず、ありがとうアイズ。

わざわざこんなに大人数を用意してくれて。」


「いやいや、私たちも、元々あの巨人を倒す

つもりだったんだ?そしたらアイシャくんが

突然現れて君があいつと交戦していると言う

ではないか。流石の私も驚いたね。」


「そうだったんですか。」


「あぁー。そして非常に都合が良かった。」


「都合?」


「あぁー。あと1つ決め手となる戦力が欲し

かったところなんだ。君の力は戦力になる。

そしてここまで死なずにあいつと戦った

情報も私たちの力になる。それで

何かわかったことはあるか?」


「アイズに戦力って言われるのは恐縮ですが、

素直に嬉しいです。そしてありますよ情報。

とっておきのがね?」


ニヤッと笑う俺。俺はアイズ達にさっきの魔眼で

わかった情報を伝えるのだった。


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