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イベント②

「おっ、すげ〜、鬼の住まう森も

凄かったけどここはそれよりもめちゃくちゃ

広いなー、じゃっ、さっそくお宝を

探そうかな。」


俺はワープホールへと飛び乗り広大な

森マップのど真ん中にいた。チラホラと

他のプレイヤーも見受けられるが、俺は

別にガチでイベントをするつもりはない

ので、マイペースに動いて行こうと思う。


数分森を歩いて見て、ちょくちょく

モンスターが現れるが基本的にオークや

上位のゴブリン(魔法を使うゴブリンメイジ、

回復をするゴブリンプリースト、普通の

ゴブリンより人周り大きいゴブリンナイト

などのこと)ばかりで、今の俺には少し

物足りないモンスターばかりだ。それでも

初心者からしたら厳しいモンスターなので

このイベントは始めたばかりのプレイヤー

には厳しいだろう。


(俺はこの時知らなかったが、

今回のイベントは最初に飛ばされた

場所から、東、西、南、北、の四つの方角の

向きでモンスターの強さが変わるそうで、

俺が選んだ、南の方角は、レベル20~レベル50

ぐらいまでの中級者と呼ばれる人達向けの

場所だそうだ)


そんな新人プレイヤー達の心配をしながら

どんどん森を駆け回って行く俺、なんだか

だんだん森を走り回るのが楽しくなってきて

気づいたら駆け回っていたのだった。


俺がイベントマップに移動してから数時間

が経過した。数時間森を駆け回り続けた

俺は時には、木の間に、時には普通に宝箱に、

またまた時にはモンスターからのドロップ品で、

イベントアイテムの琥珀を手に入れて行って

いたのだった。そして、ずっと森を駆け回って

いた俺はこんなスキルと称号を手に入れた。


スキル、

かけ足…走る時に俊敏に補正



称号

追跡者…プレイヤーやモンスター尾行時に、

俊敏への補正と足音を消す。

入手方法…一時間ただひたすらに駆け回る

(一時間以内に決められている距離の移動を

モンスターに見つからず徒歩で行う。)


追跡者はモンスターに見つかる前に倒したりしていたから見つかる判定じゃなくて手に入れられたのだろう。


そんなこんなありながらもずっと走って

いた俺はずっと駆け回っていたせいで

森の奥深くへとどうやら来てしまっていた

らしい。気づいた時には俺は強力なモンスター

であるレッドウルフに囲まれていた。ざっと

見て数は30体程で、後ろの方に明らかに

体がデカイ個体がいるので、あいつが

この群れのボスだろう。俺はファントムを

取り出して、レッドウルフたちの襲撃に

備えた。警戒していたレッドウルフ達も、

俺がわざとよそ見をした振りをしたら

バカ正直に全員で襲いかかって来た。俺は

待ってましたと言わんばかりにファントムで

レッドウルフを切りまくる。多少のダメージ

など、諸共せず、だんだん群れのボスの元へと

近づきながら、レッドウルフを殺し続ける。

意外と呆気なくレッドウルフ達は全滅し、

俺は自分が強くなったことと、やっぱり

強いアーティファクトの有能差に改めて

気づいたのだった。


「クソっ、それにしても少しダメージを

喰らいすぎた。無駄な動きが多かった

証拠だな。気をつけないと。」


俺のHPは残り4割程へとなっていて、俺は

ポーションを使おうとウィンドウを

開けるのだった、


「ヒール!」


すると突然後ろから女の子の声が!

振り帰るとそこには金髪のエルフ美人が

いたのだった。




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