03.5:閑話・闇に浮かぶ嘲笑
今回は、新章…に入る前の閑話になります。
「フフ…共にがんばりましょう…我が主デスフォート様のために……」
――召喚師はそう囁くと、《調査蝶》の音声通信を切る。
音声は切られたが…彼の目の前には、多少荒いがデラデューン達の姿を映す画像が浮かんでいる。
「…よろしいのですか?」
不快そうに顔をゆがめ、こちら…蝶の方を見ているデラデューンの姿を眺めつつ、召喚師はつぶやく。
「フ…かまわん」
召喚師のつぶやきに、不思議な響きの声が応える。
「お前が言ったとおりだ…これはゲームだよ」
声の主は暗闇の中、口元に薄く笑みを浮かべながら蝶の表示する画像を見ている。
「鳥笛はいつでも手に入る。…あんな小物…制するのも容易だ」
蝶を通して見ていた先程のピラミッドでの戦いを思い出したのか、クスクスと楽し気に笑う。
「それよりも…アレの方が厄介だ」
「…確かに…」
ふ…と笑いを止め、つぶやく主の言葉に、召喚師も同意する。
アレの周囲には…我々の様なモノにはどうしても越えられない結界がある。
しかし、何があっても手に入れなければならない物なのだ。
「そのためにも…奴らを手駒に加えたい」
「…よほどお気に召したのですね」
主は召喚師の言葉に、にやり…と口元に笑みを浮かべる
「フフ…ヤツはいい…なかなか美味しいヤツだしな」
…ぺろりと怪しく舌なめずり。
「いろいろな意味で…なるべく近くに置いておきたい」
「…成程」
主の怪しいまでに美しい微笑みに、納得の召喚師。
そして、ふと、思い出したかのように、もう一度蝶の表示する画像の方を見る。
「あまり早くにこちらとぶつかると面倒ですし…あちらにも兵を向かわせましょう」
蝶の画像は…怒れる魔法使いの親爺ではなく、鳥笛を持っている3人組に切り替わっていた。
何匹の蝶を放っているのか…。この召喚師もどれだけの実力を持つのか…底が知れない。
「そうだな…足止め程度で構わん。…ついでに、手に入るようならば…それで良い」
何を…とは言わない。だが、主の言いたいコトは充分わかっている。
召喚師は主の言葉の前に跪き恭順を示す。
「では…行け。召喚師よ」
「…御意」
――暗闇の中、怪しげな微笑みを浮かべる主を残し、召喚師は気配を消す。
そこに残るのは…周囲に蠢く魔物達の気配と、それらを圧倒する禍々しい空気のみ…
閑話、更新です。
スミマセン。
「次回、新章に入ります」と言っておきながら…入りませんでしたorz
しかも、短めです。
…楽しんでいただけたらいいのですが(^_^;)
次こそ4章に入ります。…多分。そちらもぜひご覧くださいm(_ _)m
夏コミ、終わりましたね!!
たくさんの方々に来ていただけて…本当にありがとうございましたm(_ _)m
せっかくだし…と、頑張って大冒険大陸のコピー本も作りましたが、お陰様で大好評でして…♡
また、漫画の方の「大冒険大陸」も描いていきますので、良かったらそちらもぜひ!機会があればご覧くださいませ。
…そんな感じで…夏コミでドタバタしていたら、冬コミの申し込みや、それまでにあるコミ1やSHTとかの申し込みも重なって…ワタワタしてるうちに、時間が無くなっちゃって、今回、新章ではなく閑話の更新になってしまいまして…orz
…しかも、次週もちょっと別口の作業がいろいろありまして…(ToT;)
来週こそは新章に!!…と思ってはいるのですが…ちょっと、どうなるか微妙にわかりません×
できるだけ頑張りますが…更新しなかったら、「あー、ダメだったか…」と生暖かく見守っていただけたら…と思います。…ホント、スミマセンですm(_ _;)m
そんなワケで…次回、新章でお会いしましょう!……出来れば……




