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4・F地区にて

今回は短め。ってレベルじゃねー\(゜ロ\)(/ロ゜)/


「ふわあ・・・。」


成瀬は、大きく欠伸を一つ吐く。街路樹を街灯と、自転車のライトだけが照らし出し、心地よい風が成瀬の体を扇ぐ。

夏とはいえど、日が暮れてからは十分に涼しく、夜空も綺麗である。夏は夜、とはよく言ったものだ、と成瀬は頭の片隅で思った。

しかし、今日は新月で一番の見物が現れないのが残念でならなかった。


(今度、同僚と一緒に月見にでも行こうかな・・・。)


桜の旬の時には、警備で嫌というほど桜を見た。しかし、月というのは何処にいても、夜になれば顔を表すので、特に意識して見ることは少ない。

だが、よくよく見れば、とても美しく、それは桜の美しさとは似て非なるものだと、成瀬は考えている。

それに月が無いと、夜が何時もより暗くなり、闇への恐怖が増大する。成瀬はそんな気がしていた。そう、月が無い日というのは、現実味が欠けている気がする・・・。現実味と言うと・・・、少し語弊が出る気がする。

成瀬は、長年、交番の駐在として、夜のパトロールをしているため、その考えに自信を持っている。


「祭りの方は、どうなっているのかねえ・・・。」


祭りとは、隣町でやっている祭りの事である。死者を祀るという辛気臭い祭りである・・・。何だろうか・・・?胸騒ぎがする・・・。駐在としての長年の経験が、心に警鐘を鳴らしているのが分かる・・・。


「ん?」


街灯の中に、何かが落ちているのを見つけた。近づいて、それを手に取るとシルクの白いハンカチである事が判った。

さらに良く見ると、白のハンカチに赤色で文字が縫ってあった。

“EMA”と・・・。


はい、ご都合主義を謹んでお詫び(ry

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