キャラクターにおける「魅力」の要素と重要性
こんにちは、花咲き荘です!!
今年ももう残すところ10日ほどとなり、身の回りの物の整理を考え始める時期になってきています。年始はすっきりとした気分で迎えたいですから、この時期は物の処分を真剣に考えてしまいますね。……と言いつつも、処分したいものに限って処分の方法が複雑だったりして押し入れなどにしまってしまうのですけどね。
さて、世間話もこのあたりにして。今回、考えていきたいのは「キャラクターの魅力」という点についてです!
よく聞きますよね。「主人公に魅力がない」って言葉。
もちろん主人公に限った話ではないのですが、キャラクターに魅力がないと色々と問題が生じやすいのも事実です。
今回はキャラクターの「魅力」とは具体的に何なのか、そしてどうして「魅力」が必要なのかについて述べていきたいと思います。
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まず、キャラクターの「魅力」とは何なのかについて。
第一に言えるのが、その登場人物の外的要因である人物としての「ステータス」があげられます。
その人物の社会的地位や容姿、能力などのその人物のステータスに加え、交友関係などの人物の外的要因はキャラクターの魅力に直結しています。
最近で言うと悪役令嬢として活用されやすい「公爵令嬢」や無能キャラとして活用されやすい「(王位継承順位の低い)王族」などは社会的地位を魅力としていますし、容姿や特異な能力などは、それだけでその人物の魅力となり得ます。
しかし、人物の魅力とはそれだけでは語ることができないと私は思います。
そこで考えられるのが「性格」やその人物の「バックグラウンド(背景)」でしょう。
まず、魅力がないと言われるキャラクターの特徴は、「流されやすい」「精神的な芯がない」などの八方美人なキャラクターが該当されやすいと思います。
しかし、そんな性格や性質を持つキャラクターでも時折「魅力的」だと捉えられることもあります。
それは、その人物の「バックグラウンド」にあるでしょう。
例えば、先ほど挙げた性質に至った理由などがそれに該当します。よく使用されるのは親や兄弟などを理由とする「血縁関係」やその人物の「出自」、いじめなどの「後天的要素」でしょう。
このような、自分ではどうしようもない要因によって得た性質であれば「魅力がない」というレッテルを貼られるどころか、逆にその人物の「魅力」として捉えられる傾向にあります。
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では次に、何故キャラクターの魅力が必要なのかについて考えていきましょう。
勿論、魅力がないと言われたキャラがいつの間にか愛されているという事は多々ありますし、魅力がないと言われた主人公であっても作品自体が爆発的にヒットした前例も多くあります。
しかし、それはどちらかと言えば少数に当たるのも事実です。
では、何故キャラクターの魅力が必要なのか。
まず考えられるのが、物語における読者の期待している展開をいかに満たせているかだと思います。
これは小説に限った話ではないのですが、読者は物語を読む時にどこか「非日常」を期待する側面があります。それは、自分が今いる世界から大きく隔離されている、隔たりがある世界を好むという性質です。
自分が体験し得ない世界を小説や漫画などの「フィクション」によって疑似的に体験したいのです。
その時に、主人公がいかに「理想」に近いかが問われます。
勿論、読者によって望む主人公の「理想」はまちまちでありますが、中身がすっからかんな主人公では「非日常」を楽しみたい読者からすると非常に受け入れがたい人物となり得るのは確かでしょう。
また、キャラクターの魅力が求められるのは主人公に限った話ではありません。
中でも魅力的なキャラクターが求められるのは「ヒロイン」や「ライバル」といった主人公に近しい人物でありますが、それ以外にも主人公と対峙する「悪役」にもそれは該当します。
特に「悪役」のキャラクターとしての魅力というのは物語の深みを出すのに最も重要な意味を持つと花咲き荘は考えます。
「悪役」とは、物語における展開を阻害する意味を持つ存在です。
すんなりと話を進めさせないように、時に主人公を貶め、時に主人公と対峙する存在であります。そのため、悪役にも相応の「志」が求められます。
主人公サイドから物語を語る時、主人公の「信念」や「意思」というのは読者の中に強く残ります。それに対して、悪役が主人公と対峙する理由が弱すぎると張り合いがなく読者は一気に冷めてしまいかねません。
そのため、悪役にも強い「信念」や「意思」、それに伴う「バックグラウンド」が求められるのです。
ここまで、作品におけるキャラクターの魅力を読者目線で描いてきましたが、実は作品執筆における作者側にも「魅力のあるキャラ」を必要とする理由があると花咲き荘は考えます。
まず、物語を描く上で正道たり得る主人公サイドの筋道を考えます。
おそらく、いわゆる王道と呼ばれるような作品の傾向を見ていくと、この筋道は似たような軌道を描いていくと思います。
そんな物語に「アクセント」を与えるのがキャラクターの魅力です。
他の作品にはない、独自の特徴を与えられるのは登場人物の「魅力」であり、他作品との差別化を図る時に最も大きな意味を持ちます。
ジャンルや舞台などの物語の基盤では中々他作品との差別化は難しいというのが今の小説や漫画界の現状です。その中で、作品の差別化を図るのに「キャラクターの魅力」が最も重要なのではないでしょうか。
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今回は「キャラクターの魅力」という点について私なりに思う所を書かせてもらいました。
私はアニメを見るのが好きなのですが、最近見た作品でどうしても感情移入できないものがあったので考察してみると、やはり「キャラクターの魅力」が問題なのだと思いましたね。
そのため、今回は読者としての「魅力」の重要性と、一執筆家としての「魅力」の重要性という両側面からの書き方をさせてもらいました。
これが誰かの役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は私の完全な偏見によって書かせてもらいました(笑)
以前から「キャラの『魅力』ってなんだろう」と思っていたので、今回は自分なりにまとめていました。おそらく、人によって多少の個人差があるのではないかとは思いますが、間違った方向には捉えていないと思います。
この文章が誰かの役に立てばよいと心から願っております。




