第1話
それは、お家のお庭でメイドさんのリリーと遊んでいた時のこと
少し休憩、とベンチに腰掛けた所…
「いったぁ!?」
なんと、ベンチがひっくり返って頭を打った……………その時
「…思い出した!」
凄い情報が流れ込んできた
日本 東京 女子高校生 乙女ゲーム 悪役令嬢
しらない景色や人が沢山いる。そして、ボク。
ボクはテレビの中に写っていた。
ボクは、乙女ゲーム「黒薔薇」の悪役令嬢、モニカ・スピリース
ヒロインにとってのHappy Endでは必ず何らかの方法で死ぬモニカ・スピリース!
___と、そこまで考えた所でボクの意識はシャットダウンした。
遠くでリリーの声が聞こえた。気がしなくもない。
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「…ここは…ボクの部屋…?」
目が覚めると、知らない天井が目の前にあった。…なんてことはなくて、唯、視界の端にベットのカーテンがチラついている。
ボクの部屋はthe★お姫様…な訳ではなく、普通にお洒落なアンティーク調だ。
ふぅ、と息を吐きながらも、ベットから出ようとするが…
「んんっ!?」
…皆さん、わかるだろうか、何故か突然に起こる膝カックンのあの感じが。まさにそんな感じだ。しかも立てない。これはもうここから一生動けなくて餓死とかしちゃうんだろうか…など思うが、当然、音もなく部屋の扉が開き、リリーが入ってきた
「お嬢様!?!? 起きていらしたんですか!?!?すぐに旦那様と奥様にお知らせしますか!!」
リリーは荒らしのよう去っていった