前編
「ぐわーははは!
この宇宙マフィア・デビルファーザーの傘下シビンが、地球を制圧してやるぜ!」
街を、凶悪な怪人が暴れていた。
「ここまでだ!」
そこに現れたのは、コートを着た男・・・!
正義の味方連合・本部・・・
「宇宙刑事と名乗る男が来ていないか?」
トリノが、お昼ご飯中のガキレンジャーに尋ねる。
「ふぃらない(約・知らない)。」
ガキ・ピンクこと優花が答える。
彼女のほっぺたは、リス化している。
「こら!
行儀悪いぞ!」
レッドこと由太郎が叱る。
「見てませんよ。」
ブラックの善次郎が言う。
しかしすごい。
彼らのテーブルにはすでに、食器が山と積まれている。
「うーむ・・・
宇宙警察本部から、宇宙マフィア検挙と地球署の設立のため、幹部を送ったと通達があったのだが、当人が出頭しておらんのだ。」
このようすを、見ていたブケンジャーとシノビンジャーは、あきれ返っている。
主に、ガキレンジャーの食欲に。
「ゆけ!
排気ガス怪人!」
「フガーッ!」
怪人が、コートの男に襲いかかった。
しかし・・・
「決着!」
男が叫ぶと、光の粒子が彼を覆った。
そして・・・
メカのような戦士がいた。
「宇宙刑事ガバン!」
なんと!
彼は、金属製の「画板」を取り出した!