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成人式①

『ジャーン!届きましたよ。かすみさん、見て見て。』

『まあ、艶やかだわあ。でも、これ高そう。いくらしたのかしら。』

『そうね。はっきり言って、結構高いわよ。でも、一生に一回だから、いいでしょ。普段の活躍のご褒美と思えば、安いわ。』

『小物も、全部用意したのね。さすが、彩さん。きっと、喜ぶわ。』

『喜ぶ顔と、恥ずかしがる顔が楽しみだわ。思い切り、からかって楽しまなくちゃ。』

『ママ、何してるの?』

『レイ、見てごらん。綺麗でしょう。』

『ホントだ。キラキラしてる。七五三のお着物みたいだけど、違うよね。』

『これは、成人式の晴れ着よ。20歳のお祝いに着る為のお着物よ。』

『20歳ということは、ちひろちゃんの、お着物なの?』

『そうよ。ちひろちゃんに着せるの。でも、まだ、ちひろちゃんには内緒ね。』

『分かった。でも、レイも着てみたいなあ。』

『レイも20歳になったら着れるわよ。』

『彩姉ちゃんが、選んだの?』

『そうなの。センスあるでしょー。』

『うん。とっても素敵。そして、ちひろちゃんに似合うと思うわ。』

『彩さん、今度の日曜日が大安ね。』

『日曜日にお祝いしましょう。楽しみだわ。』

『ちひろちゃん、有名になってるから、パパラッチには気をつけないとね。』

『写真週刊誌に盗撮されるかも。それも、ある意味、面白いわ。』

『ちひろちゃんは、私が守るから大丈夫。だって、可愛い妹だから。』

女性3人が、俺のことで、キャピキャピ会話している。成人式を本当にやるようだ。晴れ着を着せられる準備が整っている。当日まで内緒にして、俺を驚かせようと企てている。サプライズを計画しているのだ。俺は部屋の中に入れなかった。


 日曜日。いつものように、おねしょをして、オムツを交換してもらい、そして、哺乳瓶でミルクを飲ませてもらった。いつもと違うのは、4歳児ではなく、20歳のちひろになるよう命令されたことである。成人式を執り行うのだ。

『ちひろ、裸になって。』

『えっ、ここで。』

『そうよ。さっさとして。』

彩先生の命令は絶対。俺は仕方なく、3人の前で、衣服を脱ぎ、下着を脱ぎ、そして裸になった。

『しかし、悔しいけど、綺麗だわ。ちひろ、あなた、本当に美しい。でも、今日は、さらに美しくしてあげるわ。かすみさん、よろしくね。』

『ちひろちゃん、今日は20歳のお祝いをするの。だから、お着物を着てもらいますね。私が着付けします。よろしくね。』

『ちひろちゃん、おっぱい、大きいね。』

レイちゃんが、胸を揉んできた。

『いやん。レイ姉ちゃん、何するのよ。』

『柔らかい。お姉ちゃんだから、いいでしょ。むにゅむにゅ。』

『もう、レイ姉ちゃん、やめて。』

『こら、レイ、やめなさい。』

『はーい。つまんないの。』

『そしたら、まずは、足袋を履いて、それから裾除けをつけてね。そのあと、肌襦袢をつけるから。』

俺は、言われるままに、出されたものを身につけた。

『今度は長襦袢よ。そうだ!私、一回、やりたいことがあったの。ちょっと、やらせてね。』

かすみは、長襦袢を羽織った俺の腰に、長い帯を巻きつけた。

『ちひろちゃん、クルクル回って。』

そういうと、巻きつけた帯を思い切り引き始めた。俺の体が回転する。

『ちゃんと、あれ〜って言ってよ。お代官様、お許しを〜とか言って。』

再び帯を巻きつけて、そして、引き始めた。

『あれ〜、やめて〜、お許しを〜。』

『ああ、面白い。一度、やりたかったんだあ。』

『かすみさん、お主も悪やの。私にもやらせて。』

今度は彩先生まで、俺の帯を解きながら回転させて、遊び始めた。

『確かにこれは、面白い。お祝いが終わったら、たっぷり楽し見ましょう。ちひろをいじめるのは、いつでも楽しいわ。』

『ちひろちゃん、ごめんね。さて、着付けの続きをしましょうね。』

俺は、完全におもちゃにされている。それでも、まあ、楽しい。

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